生活知恵袋
HOME サイトMAP 光熱費節約 水道代節約 通信・郵送 お料理 お掃除 健康
住まい 衣服 美容 旅行・交通 マナー

肩こりの仕組み


はじめに


筋肉のコリの症状は体のいたるところで発生しますが、その中でも代表的なのが肩こりと腰痛です。今回はそのうちの肩こりについて見ていくことにします。


コリの仕組み


コリは筋肉内の血行障害が原因だと考えられています。肩がこったときにとる行動、たとえば首や肩を四方に動かして見たり、肩もみやマッサージを受けてみたりなどはどれも血行改善を目的としたものであり、この点からも血行障害が原因だということがわかります。

筋肉の活動に必要な栄養や酸素は血管を通して運搬されます。また筋肉内で発生した疲労物質は血管により代謝経路まで運ばれます。筋肉内で血行障害が起こると筋肉は酸欠状態になります。酸欠状態でエネルギーを発生させる場合、代謝産物として乳酸などの老廃物が産生されます。老廃物は血流が悪い状態では、十分に排泄されずに筋肉内に蓄積されるため、それが神経を刺激して痛みや不快感、反射的な筋緊張を招きます。こうして筋肉はこりに至ります。筋肉がこると血管が圧迫されるためさらなる血行障害へと進みこの結果悪循環が形成されます。



血行障害の要因


筋肉のこりや痛みの原因と考えられる血行障害ですが、そもそも血行障害はどのような理由でおきるのでしょうか。これには主だったものとして大きく3つの要因が関係しています。その3つとは筋肉の緊張の持続交感神経の緊張神経の圧迫です。

筋肉の緊張の持続

筋肉は緊張と弛緩を繰り返すことで、筋肉自身がポンプのように働き血行を促進させます。デスクワークなど長時間同じ姿勢をとる作業では、特定の筋肉を長期に緊張させ続ける事になるため、血管が圧迫され肩こりへとつながります。猫背やなで肩など姿勢や体系的に問題がある場合も、筋肉に余計な負担がかかるため慢性的な筋緊張を招きます。

交感神経の緊張

交感神経とは自律神経の一種です。自律神経は交感神経と副交感神経からなり、循環、代謝、消化、吸収などの機能を促進、抑制して調節する働きがあります。交感神経と副交感神経は互いに拮抗的に働き例えば血管においては交感神経が緊張すれば血管は収縮し、副交感神経が緊張すれば拡張します。

血管が収縮すれば筋肉の緊張と同様、筋肉が酸欠状態となり、老廃物が蓄積して筋肉のこり・痛みへとつながります。交感神経は精神的な緊張や不安、怒りなどにより緊張します。また更年期障害や高血圧症、低血圧症などの内臓疾患が原因で緊張する場合もあります。頚椎の変形により神経が圧迫され交感神経が緊張することもあります。

神経の圧迫

上記で出てきた頚椎症をはじめ、胸郭出口症候群や頚腕症候群などの病気では、交感神経の刺激による血管収縮という間接的な筋肉の緊張の要因となるだけ出なく、直接頚椎から肩や上肢へと伸びる神経を刺激して、その神経が支配する筋肉の緊張や痛みを引き起こすことがあります。


コリを解消するには


筋肉の緊張はご覧の通り一様ではなく様々な要因が考えられます。そこでまずは原因を探る事からはじめ、そして対策をたてていきます。長時間のデスクワークが原因なら定期的に背伸びをしたり体を動かしたりする事からはじめ、ストレスによる交感神経の緊張が原因ならストレスのもとになっている問題解決に努め、病気が原因なら病気そのものを治すことに重点をおきます。しかしながらこりの原因も1つではなく複数がからんでいる場合もあり、また原因がわかってもなかなか簡単には解決できないケースも少なくはありません。

そこで対処療法ではありますが血行改善を目的としてマッサージや温熱療法などを活用していくことも有効かつ現実的な方法といえるでしょう。




※ 参考文献
腰痛・肩こり―症状に合った治療と予防
専門医がやさしく教える肩こり


text by 2006/11/29
 TOPへ   健康TOPへ   HOMEへ




頑固な症状編一覧





PR





since 2002/09/28
Copyright(C)2002 kain All Rights  Reserved