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たたみの掃除、汚れやカビの落とし方も解説


はじめに


畳は素肌で接する機会の多い建材なので、常にきれいを維持していたいものです。定期的なお掃除の仕方から、汚れの種類ごとの対処法、カビが生えた時の対策などを解説します。

畳は調質性の優れた建材で、湿気の多い時期には余分な湿気を吸収してくれます。気温の変化も大きく高温多湿な環境の日本には特に適した建材だといえます。ただし水分の貯めすぎは畳へのダメージも大きくなるので、畳の湿気対策なども併せてみていくことにします。


畳掃除の基本


畳のい草の調湿機能

い草の表面は空き缶表面にストローを貼り付けたようなデコボコした形状をしています。そして中心はスポンジ状になっていて、吸水性や調湿性を担うのに役だっています。

い草の断面

畳掃除のポイント

掃除をする際はい草の吸水性や調質性を維持するためにも風通しをよくしたり、隙間のゴミもよく取れるように畳の目に沿ってほうきや掃除機、雑巾がけをすることが大切です。またほこりや汚れがたまらないように月に1回は乾拭きもしくは半乾きのぞうきんで拭き掃除をするとよいでしょう。

畳の目に沿って拭く

掃除は晴れて乾燥した日に

畳掃除はなるべくなら天気が良くて乾燥した日がおすすめです。とくに水を使った拭き掃除の場合は、掃除の後に水分が早く乾くよう窓を開けて室内に十分に風を送りたいものです。雨が降っていて窓を開けられないような日はお掃除にはあまり適してはいません。


普段の掃除


畳は日々の掃除ならほうきではく程度ですが、週一、月一と間隔があくほど、掃除機をかけたり、雑巾で乾拭きしたりと念入りな作業になります。そこでここでは日常、週一、月一、年一での畳の掃除について紹介します。

日常のゴミ

ほうき、できれば座敷ぼうきで畳の目に沿ってゴミを掃き集める。

週1回

畳の目に沿って前後にゆっくりと掃除機をかける。畳の目のゴミをしっかりと吸い取る。

月1回

モップまたは乾いたぞうきんで畳の目に沿って拭き掃除

月1回(春夏)

夏場など窓を開けておく事が多い季節には、半乾きぞうきんで畳を拭いたあと、畳に水分を残さないように乾拭きをし、窓などを開けて風通しを良くしておきます。

年1回

乾いた雑巾に畳の黄ばみをとるクエン酸水をしみ込ませて拭く。仕上げに乾拭きする。


汚れの種類ごとの対応


油汚れには

夏場のごろ寝や日常のはだしでの生活では皮脂汚れが付き、調理の油煙が届く範囲にあればべたつくことがあります。こうした油汚れは1%ぐらいに薄めた住宅家具用洗剤(弱アルカリ性)につけて固絞りにしたぞうきんで、畳の線維に沿って1往復して拭くといいでしょう。その前に乾拭きして余計な汚れを取っておきます。一往復した後はふき取った汚れがうつらないようにタオルを折り返し、綺麗な面で拭き進めていきます。

クレヨンやチョコレート

クレヨンやチョコレートなどの油性の汚れには、水と重曹、もしくは住宅用洗剤を含ませた歯ブラシでかきだして、布でトントンと叩いてふき取ります。仕上げにお湯拭きをして最後に乾拭きします。あまり強くかきだすと畳の目の奥に入り込んでしまうので注意していください。

ひどい汚れ

薄めたお酢もしくは薄めた中性洗剤をしみ込ませたぞうきんを固く絞って拭く。縁はブラシに洗剤をつけて叩き、拭き取る。仕上げに水拭き、から拭きする。ちなみにお酢には漂白作用があります。

飲み物をこぼしたら

水気を嫌う畳の上にジュースやコーヒー、酒やしょう油などの飲み物をこぼしたときは、まずはすばやくタオルかティッシュで吸い取ります。次に上から塩をふりかけ、塩が湿ってきたら使用済みの歯ブラシで畳の目に沿ってこすり、最後に掃除機をかけて、水拭き、から拭きをして完了です。畳がひどく濡れてしまった場合は後述しますが、畳を上げて乾かすといいでしょう。

タバコの灰をこぼしたら

タバコの灰や白い粉などをこぼしてたたみの目に詰まってしまった時は、詰まった部分に塩をふりかけて上からトントンと叩きます。こうすると灰が塩にくっついて浮き出てきます。最後に掃除機で吸い取って完了です。

油性マジックが付いたら

油性マジックが付いたらマニキュア除光液かシンナー、ベンジンなどを化粧用コットンやガーゼにしみこませて、優しくこすって落とします。除光液やシンナーなどは素材を痛めやすいので、気になる場合は目立たない部分で確認してから行うといいでしょう。ベンジンは揮発性が高くすぐに蒸発するので比較的素材へのダメージも少ないです。畳以外の家具や窓ガラスなどについたマジックの汚れの落とし方については油性マジックの落書きで詳しく解説しています。

ガムがついたら

布きれやタオルにシンナーかベンジンをしみ込ませて拭きとります。ガムの原料である植物性チクルはエタノールやベンジンなどの有機溶剤に溶けやすいので、溶かして移し取るわけです。服や髪についたガムの落とし方については服や髪についたガムをきれいに取るにはで詳しく解説しています。


アルカリ性洗剤を使う場合は


畳はアルカリ性の洗剤を使った場合は色焼けを起こすことがあります。油汚れやクレヨン、チョコレートなどの汚れを取るために住宅用家具洗剤や重層などのアルカリ性の洗剤を使った場合は、そのあとに5倍から10倍程度に薄めた食酢で拭いて中和させて、色焼けを防ぐといいでしょう。洗剤の種類については洗剤についてで詳しく解説しています。


カビが生えたら


歯ブラシで畳の目に沿ってカビを取り除き、消毒用アルコールを含ませた古布で畳の目に沿って拭き取ります。市販のカビ取り剤を使ってもいいですが、アルコールとの併用は有毒な塩素ガスが発生するので厳禁です。まず軽くからぶきして表面のカビを大まかに取ります。カビ取り剤の使用はカビ取り剤を拭きつけて、いぐさの隙間に届くようにブラシでこすり、すぐに乾いた古布で拭きとります。これを10分おきに数回繰り返して、カビの色が消えたら最後に水拭きと乾拭きをしてカビ取り剤を拭き取ります。

カビ取り剤も使った後は5倍に薄めたお酢で中和させてから乾燥させるようにしましょう。お酢には漂白効果もあるので畳が黄ばんできたときにも効果的です。なおカビ取り剤は畳の緑色の縁の部分につくと変色してしまうので、つかないように避けながら作業するか、マスキングテープを貼ってカバーしてから作業するといいです。


畳の湿気対策


換気で畳にこもった湿気を取る

畳は呼吸する建材です。高温多湿のときには湿気を吸い取り、乾燥時には放湿します。梅雨時など湿気の多い季節には換気や除湿機、エアコンのドライ機能などを使って畳が含んでいる湿気を取り除いてやることが大切です。

畳を上げて湿気を取る

畳がぬれた時や風通しをよくしてたたみにこもった湿気をとるときに便利なのが畳を上げることです。 畳の上げ方はたたみの縁の角の方に目打ち(錐)かドライバーをさして持ち上げます。古雑誌などを利用して4隅を持ち上げ、隙間から掃除機を入れて、チリやほこりを吸い取ります。風通しのためそのまま4、5時間おいておくといいでしょう。

畳を上げて掃除・換気をする


張替えの目安


たたみは3〜4年で裏返し(畳表を裏返す)、裏返した後4〜6年で表替え(畳表を張りかえる)するのが大体の目安です。裏返しとは畳自体を裏返すことではなく畳表面の畳表という部分を裏返すことをいいます。畳表とは畳表面を覆っているシートのようなもので、そのシートの裏表をひっくり返すということです。それから畳は湿気や害虫を嫌うので半年に一度日にほすといいようです。

マンションなど住宅事情で干すことができない場合は、床から浮かして風を通すだけでも効果があります。部屋によっては畳ごとに微妙に大きさが異なることがあるので、移動させる際は印をつけておき、もとの位置に戻すようにしましょう。



新しい畳には


新しい畳は濡れた雑巾で拭かない

新しい畳は香りもよく気持ちのいいものですが、白い土がついていることがあります。これは傷や色あせを防ぐためにい草を白い泥につけてものです。新しいうちからぬれた雑巾でふいてしまうと白土が取れてしまいます。はじめのうちはほんの少しだけ湿らせた雑巾で拭くといいでしょう。からぶきよりもほこりもあつめやすくさっぱりと仕上がります。

湿り雑巾の作り方

湿り雑巾はまずは雑巾の端から3分の一だけ濡らして固く絞ります。下の図のように濡らした部分が真ん中に来るように折り曲げます。これで完成です。

湿りぞうきんの作り方





※ 参考文献
ラクラク家事の本
シンプルライフをめざす基本のそうじ
住まい汚れスッキリ解消術
いちばんわかりやすい家事の基本大事典
科学的に正しい暮らしのコツ
おばあちゃんの知恵袋
いまこそ役立つおばあちゃんの知恵袋
そうじと料理の早ワザ裏ワザ基本ワザ
暮らしまる洗い!コツと基本120
掃除・収納のきほん


最終更新日 2017/06/16
公開日 2010/07/24
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