HOME > 食材の加熱調理の疑問 > 白菜を茹でるなら1分、1分半、2分のどれが正解?検証してみたら意外な事実が!
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白菜は茹でてから料理に使うことも少なくありません。ただその際どのくらいの時間茹でたらいいのかは気になるところです。
そこで今回は実際に1分、1分半、2分とゆで時間を変えて白菜を茹でて見て、味や食感にどのように違いが出るのかを検証していきます。
まずは白菜の葉を1枚ずつ剥がします。剥がしたらしっかり洗います。
次に鍋に水を入れ、水1リットルに対して小さじ2の塩を加えて火にかけます。沸騰したら白菜の葉を茹でます。今回は1分、1分半、2分とゆで時間を変えてそれぞれ茹でてみました。
茹でたら余熱で火が入りすぎないようにざるにあげて冷まします。
こちらは1分茹でてカットした白菜です。厚めの芯の方を食べてみましたが、1分でも結構火は通っていました。ただまだ少し生っぽさも感じます。
薄い葉の方はこちらはしっかり火が通っていて適度にシャキシャキ感もあってよかったです。
こちらは1分半茹でてカットした白菜です。厚めの芯の方を食べてみましたが、こちらは生っぽさもなくちょうどよく火が通っている感じです。
薄い葉の方はこちらも適度に火が通っていますが、少し火が入りすぎてシャキシャキ感が弱い気もします。
こちらは2分茹でてカットした白菜です。厚めの芯の方はこちらもしっかり火が入っていますが、若干柔らかめかなという気もします。柔らかい方が好きな方はこちらでもいいと思います。
薄い葉の方は大分火が通っていて柔らかすぎな感じです。
3つを食べ比べてみましたが、厚い芯の方は1分半が一番ちょうどいい火の通りでした。星で表すなら1分半が星5なら、2分は星4、1分は星3といった感じです。
一方薄い葉の方はこちらは1分がちょうどいい火の通りでした。1分半もよかったのですが若干柔らかめかなといった感じです。2分は柔らかすぎな感じです。星で表すなら1分が星5なら1分半は星4.4、2分は星3.5といった感じです。
それぞれの味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
葉と芯で火の通り加減が違ったので、できればこのように葉と芯をまずカットします。
先にカットした芯を茹でて30秒たったら葉も加えて茹でるとそれぞれちょうどいい茹で加減になります。
葉をカットしたくない場合はこのように先に芯の方だけつけて30秒ほど茹で、全体をつけて残り1分茹でるといいです。
せっかくなので茹でた白菜を使ったレシピを1つ紹介します。今回紹介するのは白菜の塩昆布和えです。使う材料は以下の通りです。
まずは茹でた白菜を1.5cm幅ほどに切り分けます。
次にボウルに切った白菜と塩昆布10g、ごま油大さじ1/2、白いりごま大さじ1/2、レモン汁小さじ2、しょうゆ小さじ1/2を加えてよく和えたら出来上がりです。
たべてみましたが塩昆布の塩加減やうま味、ごま油の風味がよく効いていて、ここにレモン汁のさわやかな酸味も加わっておいしくいただけました。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、合わせて参考にしてみてください。
今回は白菜を茹でるなら1分、1分半、2分のどれが一番いいのかを検証しました。結果は芯に関しては1分半ゆでたものがちょうどよくて、葉に関しては1分茹でたものがちょうどいい火の通りでした。
葉と芯で火の通りに最適な時間が異なるため、できればそれぞれ切り分けてからゆで時間を少しずらして茹でるといいです。白菜の葉をカットしたくない場合は先に芯をつけてから30秒ほど待って全体をつけて茹でるといいです。