そら豆を下ごしらえしてから保存で、忙しい料理の手間と時間を短縮
はじめに
そらまめは茹でてから、いろいろな料理に使います。あらかじめ茹でる段階だけ済ませておけば、すぐにその分調理や手間を省略することができます。そこで今回はそら豆の下ごしらえから保存までの手順と、保存しておいたそら豆を使ったレシピを紹介します。
そら豆を下ごしらえして保存するメリット
料理の手間や時間を減らす
先にそら豆を下ごしらえだけ済ませておきます。そうするといざ料理を始める際には下ごしらえの工程は省略できるので、料理にかかる時間や手間をその分減らすことができます。
味も染み込む
しっかりと味を染み込ませたい料理などでは、保存と同時に味も染み込ませることができるので、その分しっかりと味が染み込みます。
置きっぱなしの予防に
一から料理を始めるとなるとなかなか重い腰が上がらないという場合でも、すでに下ごしらえを済ませておけば、その分料理かかる手間や時間も減らせて、料理を始めるハードルも下がります。その結果、使わずに置きっぱなしにして、だめにしてしまうといったことも予防できます。
そら豆を茹でてから冷蔵庫で保存
そら豆を茹でる手順
そら豆を茹でてから冷蔵庫で保存しておきます。そら豆は鮮度の落ちも早いので、なるべくなら買ってきてすぐに茹でておくといいです。そこでそら豆のゆで方を解説します。
まずはそら豆をさやから取り出します。次におはぐろと呼ばれる線の入った部分の反対側に、包丁で1cmほど、深さ1.5mmほどの切れ込みを入れておきます。こうすることで塩ゆでしたときの塩のまわりがよくなり、さらに皮から中身も取り出しやすくなります。

つぎに鍋に水と塩を加えて湯を沸かします。塩は水1リットルに対し2%ほどで、大さじ1強ほど加えます。その中にそら豆を加えて2分ほど茹でます。

ゆでたらざるに取り上げ冷まします。この間粗熱でさらに火が通ります。

冷めたら保存袋に入れて、冷蔵庫で保存します。冷蔵庫では3日ほど持ちます。
- 使う道具 - 保存袋、
- 保存方法 - そら豆を茹でてから冷まして、保存袋に入れて冷蔵庫で保存
- 保存期間 - 3日
さやからは調理直前に取り出す
そら豆はさやからだすと鮮度の落ちもより一層早くなるので、さやからは調理の直前に取り出すようにしてください。
そら豆を茹でてから冷凍庫で保存
茹でたそら豆を冷凍庫で長期保存
そらまめを2、3日で使う場合は茹でてから冷蔵庫で保存しておくといいですが、すぐに使う予定がない場合は冷凍庫で保存しておくといいです。冷凍庫で保存しておけば2ヵ月と長期保存が可能です。
- 使う道具 - 冷凍用保存袋、金属トレイ
- 保存方法 - そら豆を茹でてから冷まし、冷凍用保存袋に入れ、金属トレイの上にのせて冷凍保存
- 保存期間 - 2ヵ月
冷凍した茹でたそら豆の解凍の仕方
冷凍した茹でたそら豆の解凍の仕方を紹介します。まずは鍋に水を入れて沸騰させ、その中に冷凍のままそら豆を入れて1分ほど茹でます。あとはざるにとって水けをきります。これでゆでた時と同じような状態に戻ります。ちなみに下の画像は冷凍保存した茹でたそら豆です。
茹でたそら豆を使ったレシピ
えびとそら豆のマヨ炒め

茹でてから冷蔵庫もしくは冷凍庫で保存したそら豆を使ったレシピをいくつか紹介します。まずはえびとそら豆のマヨ炒めです。使う材料は以下の通りです。
レシピ(2人分)
- そら豆 … 30粒(150g)
- むきエビ … 100g
- 下味調味料
- 長ねぎ …1/2本分
- しょうが … 1片分
- サラダ油 … 大さじ1/2
- マヨネーズ … 大さじ1と1/2
- 塩・こしょう … 少々
むきエビは背ワタがあれば竹串などで取り除いてからボールに入れ、酒大さじ1、塩、こしょう少々をふりかけて軽くもみ、下味をつけておきます。

そら豆は皮から身を取り出し、長ねぎは1cm幅に斜め切りに、しょうがはみじん切りにします。
フライパンにサラダ油をひいて中火にかけたら、しょうがのみじん切りとむきエビを入れて炒めます。

むきエビの色が変わってきたらそら豆と長ねぎも加えて炒めます。

長ねぎにも火が通ってきたらマヨネーズと塩、こしょうで味を調えて出来上がりです。
そら豆とベーコンの炒め物

つぎにそら豆とベーコンの炒め物を紹介します。まずは使う材料です。
レシピ(2人分)
- そら豆 … 35粒(130g)
- ブロックベーコン … 100g
- にんにく … 1かけ
- オリーブオイル … 大さじ1
- 塩 … 少々
- あらびき黒コショウ … 少々
作り方はそら豆の皮から身を取り出します。ブロックベーコンは一口サイズに切り分けます。にんにくは薄切りにします。
次にフライパンにオリーブオイルをひき、にんにくを入れて弱火で加熱します。
にんにくの香りが出て来たらベーコンを炒めます。

ベーコンに焼き色がついてきたらそら豆を加えてさっと炒め、塩と胡椒で味を調えたら完成です。
まとめ
今回はそら豆の下ごしらえの仕方と保存までの手順を詳しく見ていきました。そら豆は先に茹でてから保存しておくことができます。保存は冷蔵庫でも冷凍庫でも可能です。冷蔵庫なら3日、冷凍庫なら2ヵ月は保存ができます。
こうして下ごしらえして保存しておいたそら豆を使ったおいしいレシピもいくつか取り上げてみたので、是非参考にしてみてください。
※参考書籍
もっとおいしくながーく安心食品の保存テク
材料の下ごしらえ百科
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この記事を書いた人

kain
生活知恵袋管理人のkainです。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。
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