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電球の電気代、電力消費量



2008年1月26日調べ


今回は白熱電球と電球型蛍光灯のかかるコストの違いについて見ていくことにします。





はじめに


各数値について

電気代の計算は1kWh21.7円で計算しました。
(東京電力・従量電灯B契約・120kWhをこえ300kWhまで)
20.67 × 1.05 = 21.7


白熱電球と電球型蛍光灯

電球型蛍光灯は蛍光灯でありながら白熱電球の変わりに差し込むことができます。明るさは同じでも白熱電球より消費電力が安く、製品寿命も長いのが特徴です。その代わり値段は白熱電球の数倍します。以下のリンク先でも大雑把に計算してみてその結果電球型蛍光灯の方がお得だとわかったのですが、実際にどの程度お得なのかを改めて検証して見ることにしました。検証する電球の明るさは一般家庭で良く使われている40Wと60Wのものです。

照明器具の電気代節約


口金とは

口金とは電球の差込み部のタイプのことです。家庭用で一般的なのはサイズが17mmのE17口金と26mmのE26口金です。今回はE26口金について見て行きます。


参考

ヨドバシカメラ
ナショナル
東芝




電球40Wタイプの電気代、電力消費量


白熱電球(定格寿命1000時間)
1時間当り 36W
電気代1時間当り
0.036 × 21.7 = 0.78
0.78円
総電気代
0.78 × 1000 = 780
780円
平均商品単価 128円
6000時間分
(780 + 128) × 6 = 5448
5448円
1時間当りのコスト
5448 ÷ 6000 = 0.90
0.90円

白熱電球(定格寿命2000時間)
1時間当り 36W
電気代1時間当り
0.036 × 21.7 = 0.78
0.78円
総電気代
0.78 × 2000 = 1560
1560円
平均商品単価 233円
6000時間分
(1560 + 233) × 3 = 5379
5379円
1時間当りのコスト
5379 ÷ 6000 = 0.90
0.90円

電球型蛍光灯(定格寿命6000時間)
1時間当り 8W
電気代1時間当り
0.008 × 21.7 = 0.17
0.17円
総電気代
0.17 × 6000 = 1020
1020円
平均商品単価 982円
6000時間分
1020 + 982 = 2002
2002円
1時間当りのコスト
2002 ÷ 6000 = 0.33
0.33円

40Wで26口金の白熱電球にもシリカ電球やレフ電球などその形状や特性で種類がありますがここでは定格時間に注目して1000時間のものと2000時間のものとで集計しました。電球型蛍光灯の定格時間は6000時間のものが多いのですが、8000時間の商品もいくつか販売されています。今回は6000時間のものを集計しました。

検証した結果ですが白熱電球の1000時間タイプのものと2000時間タイプのものではそれほど大きな差は見られませんでした。定格寿命が同じものでも割と商品ごとに値段に開きがあるので必ずしも2000時間タイプものがお得ともいえないようです。はっきりとした差がでたのは白熱電球と電球型蛍光灯でしょう。なんと金額にして2.5倍も違います。電球型蛍光灯も最近では値段もずいぶんとお手ごろになりました。商品単品でみればまだまだ開きがありますが、かかる電気代まで考慮するとやはり電球型蛍光灯の方がずっとお得なようです。

参照メーカー
ナショナル、東芝



電球60Wタイプの電気代、電力消費量


白熱電球(定格寿命1000時間)
1時間当り 54W
電気代1時間当り
0.054 × 21.7 = 1.17
1.17円
総電気代
1.17 × 1000 = 1170
1170円
平均商品単価 129円
6000時間分
(1170 + 129) × 6 = 7794
7794円
1時間当りのコスト
7794 ÷ 6000 = 1.29
1.29円

白熱電球(定格寿命2000時間)
1時間当り 54W
電気代1時間当り
0.054 × 21.7 = 1.17
1.17円
総電気代
1.17 × 2000 = 2340
2340円
平均商品単価 280円
6000時間分
(2340 + 280) × 3 = 7860
7860円
1時間当りのコスト
7860 ÷ 6000 = 1.31
1.31円

電球型蛍光灯(定格寿命6000時間)
1時間当り 12W
電気代1時間当り
0.012 × 21.7 = 0.26
0.26円
総電気代
0.26 × 6000 = 1560
1560円
平均商品単価 1113円
6000時間分
1560 + 1113 = 2673
2673円
1時間当りのコスト
2673 ÷ 6000 = 0.32
0.45円

電球型蛍光灯(定格寿命10000時間)
1時間当り 10W
電気代1時間当り
0.010 × 21.7 = 0.21
0.21円
総電気代
0.21 × 10000 = 2100
2100円
平均商品単価 1104円
6000時間分
2100 + 1104 = 3204
3204円
1時間当りのコスト
3204 ÷ 10000 = 0.32
0.32円

やはり白熱電球と電球型蛍光灯ではコストは3倍も異なり電球型蛍光灯の方がお得なようです。電球型蛍光灯の60Wのタイプでは定格寿命が6000時間の物以外にも10000時間のものもちらほら見かけました。1時間当りのコストを計算して見るとやはり最も安くなりました。白熱電球と比べると約4倍の開きがあります。1時間あたりで1円の差が出ました。これが10時間、100時間、1000時間となると当然100円、1000円の開きが出てきます。電球1個を取って見てもばかにはできないと言うことが改めてわかる結果となりました。

参照メーカー
ナショナル、東芝








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生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋といいます。料理雑学研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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