6月の中旬、よく行く産地直売所でオカワカメという変わった名前の野菜を発見、物珍しいので試しに買ってみました。ツルムラサキ科アカザカズラ属に属していて、正式な和名はアカザカズラというそうです。
今回はオカワカメの名前の由来や、実際に味や食感はワカメに似ているのかどうかなどを、食べて見て検証してみることにします。
こちらが売っていたオカワカメです。このように袋詰めで売られていました。価格は税込みで120円でした。通常珍しい野菜だと価格の方も高くなりがちですが、産直だと珍しい野菜がお手頃価格で売られていることが多いので、いつも重宝しています。
重さの方はこれだけ入って118.1gでした。
手に取ってみた時の大きさはこんな感じです。手のひらに収まるサイズで、そんなに大きくはありません。
重さの方は1枚で6.3gです。
そもそもオカワカメって何なのかを調べてみたところ、つるむらさきの仲間で、中国から「雲南百薬」という長寿の薬草として伝わったそうです。
ただ見たところこのように見た目はただの葉っぱで、ワカメとは全然似ていないように見えます。この時点では正直なぜこれがワカメという名前がついているのか謎でした。
とりあえず実際に食べて見ることにします。生で食べて見たところ、普通の葉物野菜と変わらない感じの味でした。ただちょっと青臭さがあるので、生よりは調理してから食べたほうがよさそうです。
噛んでいると若干ですが、ワカメのようなぬめりがでてきました。
次は茹でて食べて見ることにします。まずは鍋に水を入れ、水1リットルに対して大さじ1ほどの塩を加え火にかけます。沸騰したらそこにオカワカメを入れ、1分ほど茹でます。
茹でたらざるにあげ、さっと流水に通してから水けをきれいます。
こちらは茹でたオカワカメです。色がワカメのような色に変わってきています。さらにだいぶハリのあった葉も、ワカメのように柔らかそうな感じになっています。
茹でる前と並べてみるとこんな感じです。色もハリもだいぶ変わってきているのがわかるかと思います。
手に取ってみて驚いたのですが、このようにかなりワカメに近い柔らかさや見た目になっています。また茹でると表面にワカメの様にぬめりが出てきています。
実際に茹でたものを食べて見たところ、味自体は葉物野菜の味ですが、青臭さが取れあっさりしてとても食べやすいです。また茹でたことでぬめりが出て、食感もワカメに近いものになっていました。
この時点でオカワカメと名前がついたことにようやく納得できました。
オカワカメはお浸しがおいしいと聞いたので、実際にお浸しにしてみました。茹でたオカワカメを一枚ずつつまんで皿に盛り、その上からかつお節をのせ、ポン酢をかけてできあがりです。
正直これは簡単に作れますが、かなりおいしかったです。ぜひおすすめしたい一品です。
ちなみに今回のレポートについては以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はつるむらさき科のオカワカメという変わった野菜を実際に食べて見た体験談を紹介しました。名前の通り茹でて食べると葉もしなっとしてぬめりも出て、ワカメのような食感に変わります。
味もさっぱりとしてお浸しなどにするととてもおいしいです。なかなか目にする機会は少ないかもしれませんが、見かけた際はぜひ一度購入してみてはいかがでしょうか。