![]() | 価格の安いラップと高いラップで何が違うの?切れない、くっつかないのはどれ?実際に検証してみた! | |
ラップといえば安いものから高いものまでいろいろと種類がありますが、安いのと高いので何か違いがあるのでしょうか。気になったのでその違いについてくわしく見ていきます。
さらに実際に使ってみて切れが悪くないのか、くっつきが悪くないのかをそれぞれ検証してみることにします。
まずは価格の安いラップから見ていきます。こちらは価格の安いラップのポリラップです。こちらは22cmかける50mで税込みで170円でした。
原材料はポリエチレン製です。安いラップの場合はポリエチレン製のものが多いです。値段順にポリエチレン製→塩化ビニル樹脂製→ポリ塩化ビニリデン製が使われるようです。
こちらは粘着力を高める添加物類が使われていないので、くっつきはほかのものに比べると弱いです。それからラップは薄めなので通気性があって、野菜や果物の保存には適しています。実際に触ってみましたがラップは薄い感じがします。
耐熱温度はマイナス70度から110度なので、それほど高温での使用には向いていません。
こちらは中価格帯のリケンラップです。こちらは22cmかける100mで税込みで311円です。価格的には高くなりますが長さが100mで外のものの倍あります。50mにすると価格は半額の155円になるので、一番安くなります。
業務用などで使われるもので、量が多くてその分価格がお得になるのもあるのかと思います。
原材料は塩化ビニル樹脂製です。また粘着力を高めるための添加物類も使われています。
こちらも触ってみたところラップは薄めでした。耐熱温度はマイナス60度から130度で、ポリラップよりも高温での使用でも使えます。
最期は値段の高いラップのサランラップです。こちらは22cmかける50mで税込みで332円でした。
原材料はポリ塩化ビニリデン製です。こちらも粘着力を高めるための添加物類が使われています。こちらはラップに厚みがあるので水蒸気を通しにくく乾燥につよいです。
さらに匂いも通しにくいのでキムチやチーズといった食品の保存にも向いています。実際に触ってみましたが、触ってわかるぐらい外の二つと比べてラップに厚みがあります。
耐熱温度はマイナス60度から140度で、3つの中では一番高温での使用にむいています。
ココまではそれぞれの価格差や特徴の違いを見ていきましたが、実際に使ってみてどう違うのかも見ていきます。まずはガラスボウルです。最初はポリラップで包んでみます。
まずこちらはラップがすこし切れにくいです。ほかの2つはスパッと切れやすいのに、こっちはなかなか切れなくてラップが刃に引っかかって引っ張って伸びてしまうこともあります。
こちらで包んでみましたが少しくっつきが弱いかなという気もしますが、ガラスボウルなら比較的しっかりとくっつきます。
次はリケンラップです。こちらはポリラップよりも刃でさっと切れます。ただ刃の位置がふたの方についていないので、刃のところまで少し回転させて切る必要があるので、やや使いづらいです。
こちらで包んでみましたがしっかりくっついて綺麗にラップができました。
最期はサランラップです。こちらはふたの位置に刃がついていて使いやすく、ラップ自体もかなり切れやすいです。
こちらも包んでみましたがリケンラップと同様しっかりくっついてラップができました。
次はステンレス製のボウルを包んでみます。まずはポリラップです。くっつきはしますが、すぐにはがれやすくて密着力は弱いです。
次はリケンラップです。こちらはステンレス製でもしっかりとくっついて密着しています。
最期はサランラップです。こちらもしっかりとくっついて密着しています。
次はプラスチック製の容器を包みます。まずはポリラップです。一応くっつきはしますが剥がれたりもして少しくっつきが弱い感じです。
次はリケンラップです。こちらはしっかりとくっつきます。
最期はサランラップです。こちらもしっかりとくっつきます。
別のプラスチック製の容器でも試してみます。まずはポリラップです。こちらはプラスチック製ですが全然くっつきません。ふわっと乗っているだけです。
次はリケンラップです。こちらは少しはくっつきますが、すぐに離れてほとんどくっつきはしませんでした。
最期はサランラップです。こちらも少しはくっつきますが、すぐに離れてほとんどくっつきませんでした。
使ってみた感想はガラスボウルならポリラップは少しくっつきは弱いですがどれもしっかりくっつきます。
ステンレス製だとほかの2つは比較的しっかりくっつきますが、ポリラップはくっつきが弱いです。
プラスチック製でも2つは比較的しっかりくっつきますが、ポリラップは少しくっつきが弱いです。
ただプラスチック製の場合は物によっては3つともどれも全然くっつかないものもありました。
まとめるとこんな感じです。
今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は価格の安いラップと高いラップで何が違うのかをくわしく解説しました。さらに実際に使ってみて何が違うのかも検証しました。ラップの切れやすさやくっつきやすさで言うと高いラップの方がいいです。
またしっかり密封して乾燥を防ぎたい場合や匂いの漏れなども気になる場合も高いラップがおすすめです。さらに耐熱温度も高いのでレンジでの使用にも適しています。
ただ安いラップも薄くて通気性があって空気なども通しやすいので、野菜や果物などの保存には適しています。なので用途に応じて使い分けるのもいいかと思います。
公開日 2025/06/10
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