HOME > しなびた野菜の復活方法 > しなびた菜の花(なばな)が元通りになるの?復活術、再生術を検証します
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菜の花(なばな)も保存の仕方が悪かったり、保存が長期に及ぶと徐々にしなびれてしまいます。そこで今回は一度しなびてしまった菜の花を再びハリやみずみずしさのある菜の花に復活させる方法を紹介します。
さらにその方法が本当に効果があるのかどうかも検証していきます。
まずはこちらがしなびれる前の菜の花です。みずみずしくてハリもしっかりとあります。
重さは16.0gです。こちらを冷蔵庫の野菜室でそのまま保存します。
こちらは冷蔵庫の野菜室でそのまま3日間ほど保存したものです。だいぶしなっとしています。
並べてみるとこんな感じです。左が初日の菜の花で、右がしなびた菜の花です。葉にはハリがなくしなびてしまっているのがわかるかと思います。
手で持ってみるとハリがないので、このようにだらんと垂れ下がってしまいます。
重さも3日目で9.7gで、初日の16.0gからは39.4%も減少しています。
まずは500mlのペットボトルを用意します。これをこのくらいの長さでカッターなどで半分にカットします。
次に底側の方にこのように水を入れます。
飲み口側の方をひっくり返して底側にこのようにはめ、外れないようにビニールテープを貼って固定します。
あとはしなびた菜の花の茎を飲み口の方にこのように差し込みます。
さらに乾燥しないように上からポリ袋をかぶせ、冷蔵庫の野菜室に1日置いておきます。
1日経過すると、しなびていた菜の花はしなびる前とほぼ同じくらいにハリやみずみずしさが戻ってきていました。正直1日でここまで戻るとは思っていなかったので驚きです。
並べるとこんな感じです。左はしなびる前の菜の花で、真ん中はしなびた菜の花、右は1日水に浸けて再生させた菜の花です。しなびる前と比べてもほぼ同じに戻っているのがわかるかと思います。
手で持ってみてもだらんと垂れ下がることもなく、しっかりとまっすぐ立っています。
こちらも並べるとこんな感じです。左はしなびるて垂れ下がった菜の花で、右はハリが戻りまっすぐに立った菜の花です。ハリ具合が全然違うのがわかるかと思います。
重さは15.2gで、しなびる前の菜の花の重さは16.0gに対して5.0%減にまで戻しています。しなびた状態が9.7gで、減少率は39.4%だったので、34.4%戻していることになります。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
しなびれる前の菜の花 | 16.0g |
しなびた菜の花 | 9.7g(-39.4%) |
水につけて2日目の菜の花 | 14.2g(-5.0%) |
ちなみにしなびた菜の花、しおれた菜の花の再生法については以下の動画でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
菜の花は上手に保存しないと鮮度が落ちてしなびてしまいます。そこで保存法についても紹介します。菜の花は湿らせた新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、口を軽くしめてから冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。こうすれば5日間は保存ができます。
他にもさっと茹でてからカットして冷凍用保存袋に入れ、冷凍保存すれば1か月は持ちます。保存方法について詳しくは菜の花の保存方法が本当に効果があるのかを検証してみたら驚きの結果に!で解説しています。
菜の花を少しでも長く日持ちさせたいならまずは購入段階でしっかりといいものを選ぶことも大切です。菜の花はつぼみが開いていないもの、葉にはハリがありみずみずしいもの、葉の鮮やかなものがいいです。
茎の切り口はみずみずしくて、持った時にまっすぐにぴんと立つものも良品です。菜の花の詳しい見分け方については菜の花の見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!で解説しています。
今回はしなびた菜の花を再生させる方法についてみていきました。菜の花もそのまま保存すると3日間でかなりしなびれてしまいます。そのためしっかりと保存法を実践して保存しておくことが鮮度を保つポイントです。
しなびてしまった菜の花は茎の先を水に浸けて1日置いておくだけで、しっかりと元の状態にまで回復します。菜の花をしなびらせてしまった場合は、ぜひ試してみてください。