![]() | 油揚げの油抜きって本当に必要なの?油抜き有り無しで煮物を作って食べ比べてみたら意外な結果に! | |
油揚げを使った料理でよく油抜きという工程を見かけますが、本当に油抜きって必要なのでしょうか。
気になったので今回は実際に油抜きをしたものとしていないものでそれぞれ調理をしてみて違いはあるのか、どちらがいいのかを検証してみることにします。
そもそも油揚げの油抜きがなぜ必要とされているのかというと、そのまま調理するよりも味のしみ込みがよくなるからです。
また料理に余分に油が染み出てしまうことも抑えることができます。なので主に煮物料理などのレシピによく油抜きの工程が記載されています。
ただ実際の所やるのとやらないのでそんなに違いが出るのでしょうか。そこで実際に比較してみることにします。
まずは油揚げの油抜きをしていきます。油揚げの油抜きにはいくつか方法がありますが、今回は最も効果の高かった茹でて油抜きをする方法でやります。
油揚げの油抜きについては油揚げの油抜き、茹でるのと湯通し、レンジならどれが正解?検証してみたら意外な結果に!でもどの方法がいいのかを検証しているので合わせて参考にしてみてください。
それではゆでて油抜きをしていきます。まずは鍋に水を入れて火にかけます。沸騰したら油揚げを入れて2分茹でます。途中上下を返します。
茹でたらざるにあげます。
少し冷めたらキッチンペーパーで表面の水けや油分を吸い取ります。
これでしっかり油抜きができます。
次はこの油抜きをした油揚げと油抜きをしていない油揚げで、それぞれ煮物を作ってみることにします。まずは油あげの煮物で使う材料です。
まずは油揚げを半分にカットします。
次に鍋に砂糖大さじ1、しょうゆ大さじ1、和風顆粒だし小さじ1/4、水120mlを加え、さらに油揚げを加えて火にかけます。
煮立ったら弱火にして落し蓋とふたをします。このまま10分ほど煮込んで出来上がりです。
こちらは油抜きをした油揚げを使って作った油揚げの煮物です。
食べてみたところ味が中までしみ込んでいてよかったです。また油っぽさもなくてさっぱりとしていておいしかったです。
こちらは油抜きをしないでそのまま使って作った油揚げの煮物です。食べてみたところこちらは味が表面にはしみ込んでいますが、中までしみ込んではいない感じです。また味も少し油っぽさを感じます。
2つを食べ比べてみた感想は味のしみ込みも脂っぽさのなさもどちらも油抜きをした方がよかったです。食べ比べてみて結構なさを感じたので油抜き自体は全然やった方がいいと思います。
星で表すなら油抜きをした方が星5ならしなかった方は星3.8といった感じです。それぞれの特徴をまとめるとこんな感じです。
煮物の場合はやはり油抜きをした方がよかったわけですが、焼いたり炒め物にする場合はどうなのでしょうか。こちらも試してみました。まずは油揚げの炒め物で使う材料です。
まずは油揚げを1cm幅にカットします。
ネギは斜め切りにします。
フライパンにごま油小さじ1引いて火にかけます。
温まってきたら油揚げとネギを加えて中火で炒めます。
ネギがしなっとしてきたら酒大さじ1/2、しょうゆ小さじ1、塩こしょうを少々加えて炒めたら出来上がりです。
こちらは油抜きをした油揚げを使って作った油揚げとネギの醤油炒めです。
食べてみたところ味はよくしみていますがややあっさり味かなという感じです。食感はやや柔らかめでしなっとしている感じです。
こちらは油抜きをしないでそのまま使って作った油揚げとネギの醤油炒めです。
食べてみたところこちらは油が適度に効いていてよかったです。食感もそこまでしなっとしすぎていなくて適度に表面にハリもあっておいしかったです。
2つを食べ比べてみましたが、炒める場合は油が残っていた方がさっぱりしすぎていなくておいしく感じました。また食感もしなっとしすぎていなくてハリもあったのでこちらも油抜きしなかった方がよかったです。
星で表すなら油抜きをしなかった方が星5なら、した方は星4.2といった感じです。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は油抜きは本当に必要なのかどうかを検証しました。結果は煮物にする場合は味のしみ込みもよく、油っぽさもなくてさっぱりした味わいになるので、油抜きはした方が全然よかったです。
一方炒め物などの場合は、適度に油が残っている方が味も食感もよかったです。なので料理の用途に応じて油抜きするかしないかは使い分けるといいです。
公開日 2025/06/14
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