ご飯を冷凍保存してレンジで温めなおすなら形は四角平面、丸平面、丸球体のどれが正解? | ||
余ったご飯も冷凍保存しておけば長期保存が可能です。その際ラップに包んで小分けにしておけば、食べる分だけ解凍できるので便利です。ただラップで包む際はご飯をどんな形にして包むのがいいのでしょうか。
気になったので実際にご飯を四角平面、丸平面、丸球体と3つの形でそれぞれラップをして冷凍保存し、レンジで加熱解凍してみてどれが一番いいのかを検証してみることにします。
今回は茶碗1膳分180gのごはんで冷凍保存することにします。茶碗などでご飯を180g分計ります。
これを広げたラップの上に乗せます。
あとは手で形を整えて丸おにぎり型にします。
平面四角や平面丸型にする場合は平らにした後、輪郭をしゃもじなどを使って四角や丸に整えるときれいに形が作れます。あとはラップで包みます。
こちらは四角平面、丸平面、丸球体型にしてラップで包んだご飯です。粗熱が取れるまでおいておき、取れたら冷凍保存します。このまま2週間ほど冷凍保存します。
それでは実際に冷凍保存したそれぞれの形の冷凍ご飯をレンジで加熱解凍してみることにします。今回はご飯180gでレンジで600Wで3分加熱します。500Wなら約3分40秒です。
まずは丸球体型からです。こちらは冷凍した丸球体型のご飯です。
こちらはレンジで加熱したものです。
中心の温度は91.7度でした。一方外側の温度は81.5度でした。どうやら中心の方がより熱くなるようです。中心と外側の温度の差は10.2度でした。
実際に中心と外側を食べてましたが、確かに中心は熱々で、外側は中心に比べると少し温度が低くて温度の差は感じますが、すでに81.5度の時点で十分に熱々で、しっかり火が通っていておいしかったです。
次は四角平面にして冷凍したご飯です。
こちらはレンジで加熱したものです。
中心の温度は91.4度でした。一方外側の温度は79.5度でした。こちらも中心の方が熱くなりました。中心と外側の温度差は11.9度で、丸球形型よりも少し温度差が大きくて加熱ムラがより出てしまうようです。
こちらも食べてみましたが中心は熱々で、外側は中心に比べると少し温度は低めですが、こちらも十分熱々でおいしかったです。
最後は丸平面にして冷凍したご飯です。
こちらはレンジで加熱したものです。
中心の温度は92.8度でした。一方外側の温度は84.9度でした。こちらは他に比べると中心は少し温度が高めでした。中心と外側の温度の差は7.9度で何と一番温度差が小さかったです。それだけ加熱した際の加熱ムラが少なかったことになります。
こちらも食べてみましたが中心はやはり熱々で、外側も他の2つの時よりも熱々で、中心と外側の差が小さい感じが食べてもわかりました。
3つを加熱してみましたが、最も加熱ムラがなかったのは丸平面でした。この形だと外側もしっかりと温まります。一方で一番加熱ムラが大きかったのは四角平面でした。 それぞれの中心と外側の温度と温度差についてまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はご飯をラップで包んで冷凍保存するならどんな形がいいのかを検証しました。結果は丸平面で冷凍したものがレンジで解凍した際に一番加熱ムラがなくて、満遍なく温まるので、中心と外側の温度差が小さくてよかったです。
食べた時も外側がより熱々でおいしかったので、ラップをして冷凍保存するなら丸平面にして冷凍するのをおすすめします。
公開日 2024/12/14
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