![]() | 白ごまと黒ごまの違いは?選ぶならどっちが正解?実際に食べ比べてみたら意外な事実が! | |

店頭で白ごまと黒ごまが並んでいて、どちらを選べばいいのか迷ったことってありませんか。そこで今回は白ごまと黒ごまはなにが違うのかを解説し、実際に食べ比べてみて味や食感がどのように違うのかを検証します。
今回は同じメーカーの白ごまと黒ごまを購入しました。こちらが白ごまです。価格は税込で113円でした。

一方こちらは黒ごまです。こちらの価格は税込で116円でした。黒ごまの方が若干価格は高いですが、ほぼ変わりません。

栄養成分は白ごまも黒ごまもそれほど差はないそうです。日本食品標準成分表では栄養成分値はごまとひとまとめで掲載されていて、白ごまと黒ごまで別々には記載されていませんでした。
それぞれの袋に記載された栄養成分表示を見ても白ごまと黒ごまでまったく同じ数値でした。

ただ実際には白ごまは脂質が若干多いそうです。なのでごま油の原料として使われるのも主にこちらだそうです。
黒ごまは皮が少し固めでその分カルシウムがやや多く、黒い色には色素成分のアントシアニンが含まれます。アントシアニンは抗酸化作用のあるポリフェノールの一種です。
ここまでは価格や栄養成分などについてみていきましたが、実際に味や食感はどのくらい違うのかを確かめてみることにします。
まずは白ごまです。食べてみましたがごまの風味や甘みがしっかりあって、香ばしさも適度にあります。食感は脂質が多いせいか若干ですがしっとり感がある感じがします。

次は黒ごまです。食べてみたところこちらは香ばしさがだいぶ強めで、その分風味や甘みは控えめに感じます。食感は脂質が白ごまほどではないせいか、白ごまに比べるとややぱさっとした感じです。

2つの特徴をまとめるとこんな感じです。

一応すりごまにした時の違いも見ていきます。それぞれこちらのすり鉢ですっていきます。

こちらはすった白ごまです。することで香りも風味も引き立ち、食べた時の甘みもしっかりあります。香ばしさも適度にあります。若干しっとり感もあります。

こちらはすった黒ごまです。こちらもすることで香りと風味が引き立ちましたが、やはり白ごまに比べると風味や甘みは弱いです。一方で香ばしさは強いです。食感は若干ぱさっとします。

2つの特徴をまとめるとこんな感じです。

白ごまも黒ごまもそれぞれ特徴が違うので、特徴にあった使い方、料理に利用するといいです。
白ごまは香ばしさがあって甘みやコク、風味も強めです。甘みやコクを生かした料理に使いやすいです。また色見も目立たないので料理にも加えやすいです。
葉物野菜の和え物や調味料として、豚汁やみそ汁、サラダやパスタ、パンケーキやアイスクリームなど多くの料理に使えます。
一方で黒ごまは甘みや風味は白ごまほどではありませんが、香ばしさは結構強めです。また色見も黒で結構目立つので見た目や味にアクセントを加えたい料理に向いています。
赤飯やいんげんのごまあえ、クッキー、お団子、せんべい、プリンなどによく合います。
今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は白ごまと黒ごまはなにが違うのか、味や食感はどうなのかを検証しました。結果は名前だけでなく味や食感にも違いがありました。
どちらも特徴は違いますが、特徴にあった料理で使うことで、それぞれの良さを最大限に引き出せると思います。今回の検証を参考にしていただければ幸いです。
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公開日 2025/11/02
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