![]() | 昆布だしをとるなら使う昆布は水1リットルに対して10gと20gのどっちが正解?実際に検証してみた! | |

昆布といえば旨味が豊富でだしをとるのによく使われる食品です。昆布だしを上手に使いこなすことで料理の質も一段も二段もアップします。
そんな昆布だしですが、いろいろなレシピを見てみると昆布を使用する量が、水1リットルに対して1%で10gだったり2%で20gだったりで、結構ばらつきがあります。実際どちらの方がいいのでしょうか。やはり多めの方がいいのでしょうか。
気になったので実際に10gと20gでだしをとってみてどのくらい違うのか、どちらがいいのかを検証してみることにします。
今回は価格が高かった利尻昆布と、価格の安かった万能昆布の2つでそれぞれ10gと20gでだしをとってみます。まずは利尻昆布で試します。

鍋に水1リットルを入れ利尻昆布を10gと20gそれぞれ入れ30分置いておきます。先に水につけておくことでだしの出がよくなります。

30分つけたら弱めの中火で火にかけます。

火加減はこのくらいです。強火で火にかけると昆布の旨味ができる前に沸騰してしまいます。

弱めの中火なら10分ほどでこのようになべ底にぷつぷつと泡がわいてきます。そうしたら火を止め昆布を取り出します。煮込みすぎると昆布の粘りが出て、えぐみや昆布臭さも出てくるので注意が必要です。

こちらは10gの利尻昆布でだしをとっただし汁です。飲んでみたところ意外にも割としっかりと昆布の味や風味、旨味や甘みは出ていました。ただ少し薄い感じもあるので、もう少し濃さが欲しいところです。

こちらは20gの利尻昆布でだしをとっただし汁です。飲んでみたところこちらはかなりしっかりと昆布の味や風味、旨味や甘みが出ています。これだけで飲んでも十分においしいです。

2つを飲み比べてみましたが、やはり20gでとった方がおいしかったです。星で表すなら20gの方が星5なら、10gの方は星4といった感じです。
昆布の使う量を少し押さえたいなら10gでも割とだしは出ますが、しっかり味や旨味を引き出したいなら20gをお勧めします。

次は価格の安かった万能昆布でも10gと20gでだしをとってみます。

こちらは10gの万能昆布でだしをとったものです。飲んでみたところこちらは昆布の味や風味、旨味や甘みは結構薄いです。

こちらは20gの万能昆布でだしをとったものです。飲んでみたところこちらはしっかりと昆布の味や風味、旨味や甘みが出ていました。

2つを飲み比べてみた結果は、こちらの昆布の場合も20gの方がよかったのですが、こちらは10gだと出汁はかなり薄かったです。星で表すなら20gが星5なら、10gの方は2といった感じです。
こちらの昆布の場合は10gだとだいぶ薄いので20gでだしをとるのをお勧めします。

今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は昆布でだしをとるなら水に1リットルに対して1%の10gと2%の20gのどちらがいいのかを検証しました。結果はやはり20gの方がしっかり昆布のだしが出ておいしかったです。
また昆布によって10gの時のだしの出にも差があり、比較的だしが出やすい昆布と出にくい昆布もあるようです。それでも10gよりは20gの方がしっかりと出汁が出るので、昆布でだしをとるなら20gでだしをとるのをお勧めします。
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公開日 2025/07/14
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