![]() | 価格の安い昆布と高い昆布で何が違うの?実際にだしをとって飲み比べてみたら意外な結果に! | |
昆布にも価格の安いものから高いものまでさまざまなものが売られていますが、価格差で一体何が違うのでしょうか。
気になったので今回実際に価格の安い昆布と高い昆布を買ってきて、それぞれだしをとってみて味や風味がどのように違うのかを検証してみることにします。
まずはそれぞれの価格差についてみていきます。こちらは価格の高い昆布です。一等級の利尻昆布で価格は30g入りで税込み483円でした。
一方こちらは価格の安い方の昆布で、価格は110g入りで税込み537円でした。高い方の昆布と同じ30g分だと価格は146円で、3分の1以下の価格になります。
ちなみに国内で使われている昆布の95%は北海道産です。銘柄にもいくつか種類がありますが、スーパーなどで主に見かけるのが羅臼昆布、日高昆布、真昆布、利尻昆布などです。
今回購入したスーパーでも4種類が並んでいましたが、どれも400円前後はしてそんなに価格差はありませんでした。ただ一番高かったのが利尻昆布だったので、今回はこちらを購入しました。
また昆布には等級もあります。等級は1等級が一番よくて5級まであります。こちらは厚み・幅・長さ・重さ・色艶などから専門家によって決められるそうです。今回購入した利尻昆布は1等級のものでした。
それではそれぞれの昆布の味や風味を確かめてみることにします。まずは昆布そのものの香りの違いです。こちらは高い方の昆布ですが、匂っただけでも昆布の風味や香りがよくします。
一方こちらは安い方の昆布ですが、こちらも風味や香りはしますが、高い方よりも弱いです。星で表すなら高い方が星5なら安い方は星3.8といった感じです。
次にそれぞれの昆布で実際にだしをとってみます。まずは高い方の昆布からです。鍋に水1リットルを入れ、そこに昆布を20g分入れます。このまま30分ほどおいておきます。
30分たったらコンロに移して少し弱めの中火で火にかけます。
火加減はこのくらいです。一気に強火で沸騰させてしまうと昆布の旨味が十分に抽出できないそうです。
沸騰直前でなべ底に小さな泡がぷつぷつと出てきだしたら火を止め昆布を取り出します。大体ここまでで10分くらいかかりました。煮込みすぎてしまうとこんぶの粘りが出て、えぐみや海藻臭さも出てくるので注意が必要です。
こちらは高い昆布でとっただし汁です。飲んでみたところ昆布の風味や甘み、旨味がしっかり出ていておいしかったです。変な昆布臭さや雑味もなくてクリアな感じの味でした。
同じように安い昆布でもだしを取りました。こちらが安い昆布でとっただし汁です。こちらも飲んでみたところ昆布の味はしっかり出ていますが旨味や風味はやや弱いです。また高い方に比べると昆布臭さや雑味も感じます。
2つを飲み比べた結果は断然高い方の昆布の方がおいしかったです。星で表すなら高い方の昆布だしが星5なら、安い方は星3.8といった感じです。味や風味の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は安い昆布と高い昆布で違いはあるのかどうかを検証しました。やはり値段の差相応に味や風味、香りや旨味、雑味の有無なので差は感じました。今回の検証を昆布選びの際の参考にしていただけると幸いです。
公開日 2025/07/06
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