![]() | 価格の安い豆腐と高い豆腐で何が違うの?食べ比べてみたら意外な事実が! | |
豆腐といえば価格も安く、家計に優しい食品の代表格の一つです。安くても味もしっかりしていておいしいのですが価格の高い豆腐も売られています。
いったい何が違うのでしょうか。気になったので今回実際に食べ比べてみて、味や食感の違いを検証してみることにします。
まずはそれぞれの価格差についてみていきます。まずはこちらが価格の安い豆腐です。木綿豆腐と絹豆腐と両方買いましたが、どちらも価格は1丁400g入って44円(税込)でした。
こちらは価格の高い方の豆腐です。こちらも木綿豆腐と絹豆腐を買いました。価格はどちらも2丁で350g入って228円(税込)でした。容量はほぼ同じで価格の方は5倍くらい違います。
次は原材料を見ていきます。まずは安い方の豆腐です。ちなみに原材料は木綿豆腐も絹豆腐も一緒でした。こちらはアメリカ・カナダ産の大豆を使っています。
大豆は分別生産流通管理済み)と記載されています。これは遺伝子組み換え大豆が混入しないように分別管理されているなかで、遺伝子組み換え大豆の意図せざるの混入が5%未満の場合にこう表記されるそうです。
全く入っていない場合は遺伝子組み換えでないと表記されます。
そもそも国内で流通する大豆の9割以上は輸入物で、国産は6〜7%ほどしかありません。輸入物の大豆の9割以上は遺伝子組み換え大豆だそうです。
なのでしっかり分別管理していたとしても混入を厳密に管理するのは難しいのかもしれません。そのため5%未満までは分別生産流通管理済みと表記してOKとしているのだと思われます。
一方こちらは値段の高い方の豆腐です。ちなみにこちらも原材料は木綿豆腐と絹豆腐で同じでした。
こちらはパッケージにもこのように北海道産とよまさりという大豆を100%使用していると記載されています。
国産大豆は生産量も少なくてその分価格も高くなります。これが値段の差にも影響しているものと思われます。
また高い方の豆腐には「消泡剤は使用していない」と記載されています。消泡剤とは大豆を煮る際に大量の泡が出ますが、このまま作ると味が劣化して日持ちもしなくなります。
消泡剤を使えば手作業で取り除く過程を省略でき、低コストで大量に豆腐を作ることができます。消泡剤は化学合成されたものなので、できれば避けたいところですがその分製造コストもかさみます。
消泡剤不使用というのも価格が高くなる要因だといえます。
栄養価も比べてみます。まずは木綿豆腐です。高い方の豆腐の栄養価が175gあたりなので、安い方の栄養価も1.75倍にして175gあたりにして比較します。
比較するとエネルギーとタンパク質と炭水化物と食塩相当量は高い豆腐の方が多いです。脂質は安い方が多いです。
次は絹豆腐も比べてみます。こちらはすべての栄養素が高い絹豆腐の方がやや多いです。
それでは実際に味の違いを食べ比べてみます。まずは木綿豆腐です。こちらは値段の安い方の木綿豆腐です。たべてみたところしっかり豆腐の味や風味、甘みがあっておいしかったです。食感は少し水っぽいですが十分おいしいです。
次は値段の高い方の木綿豆腐です。食べてみたところこちらは大豆の味や風味がより濃厚でした。大豆本来の味が強い感じです。食感はしっかり実が詰まっていて食べた時のハリがあります。
また安い木綿豆腐ほど水っぽさもないです。味も風味も濃くて身も詰まっているのでその分濃度の濃い豆乳が使われているのだと思われます。
まずは安い方の絹豆腐です。食べてみたところこちらも十分豆腐の味や風味がしっかりあります。食感は絹豆腐なので木綿豆腐に比べると水分量が多いので滑らかです。ただ少し水っぽいです。
次は高い方の絹豆腐です。食べてみたところ豆腐の味や風味が濃厚で木綿豆腐の時と同様こちらの方がおいしかったです。
食感もこちらの方がより実がしっかり詰まっていてハリがあり、水っぽさも少ないです。絹豆腐でも木綿豆腐と同じような味や食感の差となりました。
味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は豆腐は高いのと安いのでどんな違いがあるのかを検証しました。結果は高い方が味も食感もよかったです。またつかわれている原材料もコストの高いものが使われていて、消泡剤不使用などコストのかかる方法で作られているようです。
正直安い豆腐でも十分においしいのですが、高い豆腐はさらに味や食感にこだわっている感じがしたので、一度試しに購入してみてその味や食感の違いを味わってみるのもいいかと思います。
公開日 2025/05/17
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