HOME > 食材の見分け方・選び方 > ブロッコリーの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!
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ブロッコリーはもともと野生のキャベツが突然変異したことで生まれたもので、日本には明治時代に入ってきました。戦後になると本格的に国内でも生産されるようになりました。今ではスーパーなどでもよく見かける野菜の一つとなっています。
今回はこのブロッコリーの見分け方・選び方をただ解説するのではなく、鮮度のいいものと悪いものでどのような差があるのかを、実際に写真付きで並べて比較しながら詳しく解説します。
ブロッコリーの旬は10月から3月ですが、北海道や長野など、涼しい場所で栽培されたものが通年で回ります。主な産地は北海道、埼玉、愛知、香川、長野などです。
色は鮮やかな緑で、変色の見られないものがいいです。
日にちが経過してくると徐々につぼみ部分が黄色く変色してきます。黄色に変色してきているのものは花が咲きかけなので、避けたほうがいいです。
並べるとこんな感じです。左が変色する前のブロッコリーで、右は変色してきたブロッコリーです。色見が薄れ、黄色っぽさが目立ってきているのがわかるかと思います。
ちなみに色が変色してくると味も薄味になりおいしくなくなってくるので、つぼみが緑で鮮度のいいうちに食べるようにしましょう。
ちなみにさらに変色するとこのようにすっかり蕾が黄色になります。温度が高い環境で保存した場合に特に変色が進みやすいので、保存する際は冷蔵庫の野菜室に入れて保存するといいです。
温度とブロッコリーの変色についてブロッコリーが黄色に?実際に食べてみたら味も触感も全然違うでも詳しく検証しているので、併せて参考にしてみてください。
ブロッコリーはつぼみが堅く締り、密集しているものがいいです。
日にちが立って鮮度が落ちて来たり、乾燥して水分が抜けてくると徐々につぼみも開いてきます。つぼみが開いてきているものは苦みが出てくるので、避けたほうがいいです。
並べてみるとこんな感じです。左が蕾がしっかりと締まった新鮮なブロッコリーです。一方右はつぼみが開いてしまったブロッコリーです。右は一塊だったつぼみが複数に別れてしまっているのがわかるかと思います。
ちなみに蕾が黄色に変色してきた場合は元には戻せませんが、水分が抜けてしなびてつぼみが開いて来たり、茎にしわがよったりした場合は、まだ復活させることができます。やり方はカットした断面を水に浸けておくというものです。
これで野菜室で1日置いておけば、つぼみも元通り締り、茎にもハリが戻ります。詳しくはしなびて蕾も開いたブロッコリーが元通りになるの?復活術、再生術を検証しますで解説しています。
また以下の動画でもその効果を検証しています。
つぼみがこんもりと盛り上がっているものは新鮮です。
茎はハリツヤがありみずみずしいものがいいです。
鮮度が落ちて水分が抜けてくると、茎にもしわがよってきて、ハリつやもなくなってきます。
並べるとこんな感じです。左は茎にハリつやのあるブロッコリーで、右は茎にしわがよってハリのないブロッコリーです。右はしなびて見るからに元気がありません。
ブロッコリーは茎の側面からも茎が枝分かれしていますが、この部分は通常カットされます。このカットした断面が変色もなくきれいで、みずみずしいものが新鮮です。
鮮度が落ちてくると、このようにカットした断面もだんだんと黒ずんできて、みずみずしさも失われてきます。
並べてみるとこんな感じです。左は茎のカットした断面が奇麗なブロッコリーで、右は茎のカットした断面が変色したブロッコリーです。ならべるとその違いがよくわかるかと思います。
切り口は白色で、変色の見られないものがいいです。
鮮度が落ちてくるとみずみずしさもなくなり、しわがよってきます。また色も変色してやや茶色っぽくなってきます。
並べるとこんな感じです。左は切り口のみずみずしいブロッコリーで、右は切り口がしなびて色も変色してきたブロッコリーです。こちらも並べてみるとその差ははっきりとわかります。
茎の部分を触ってみてしっかりと固いものが良品です。鮮度が落ちると柔らかくなってきます。
以下ではブロッコリーの見分け方・選び方を動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
おいしいブロッコリーを買ってきても腐らせてしまっては元も子もありません。そこでブロッコリーの保存方法についても紹介します。ブロッコリーはまずはつぼみ部分をキッチンペーパで包み、その上からラップをします。それをポリ袋に入れ、口をしめてから冷蔵庫の野菜室で保存します。これで2週間は持ちます。
ほかにも切り分けて固めに茹でてから冷凍保存してもいいです。茹でて冷めたら水けをふき取り、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。これで1か月は持ちます。くわしくはブロッコリーの保存方法が本当に効果があるのかを検証してみたら驚きの結果に!で解説しています。
以下ではブロッコリーの方法について動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
最後にブロッコリーを見分ける際に、チェックするポイントをまとめてみます。ブロッコリーは緑色が鮮やかで黄色く変色していないもの、つぼみが密集していてこんもりと盛り上がっているものが良品です。
茎にはつやがあり、切り口はみずみずしいもの、切り口に変色やスが入っていないもの鮮度がいいです。