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シナモン、カシア、ニッキの効果・効能、香りの特徴



シナモンの紹介



インド南部、スリランカが原産で、クスノキ科の常緑樹です。高さは野生のものだと10mになるものもありますが、収穫用に低い木も栽培されています。側枝の樹皮をナイフではぎとって乾燥さてたものを使用します。粉末状のものと、樹皮を巻いてつくったスティック状のものがあります。近縁種にカシア、ニッキなどがあり、特徴は似ていますが、微妙に異なります。カシアはシナモンに比べ香りが強く刺激的です。ニッキは香りとともに辛みがあります。カシアは日本では京都の「八つ橋」をはじめとした多くのお菓子に利用されています。

シナモンの歴史は古く遠くは紀元前4000年頃にミイラの防腐剤として使用されていました。また古代ギリシャでは、その甘い香りから「愛をかきたてるもの、深い愛情を示したもの」として、特に王侯貴族に重宝され、最高の贈り物とされてきました。ローマの暴君ネロは最愛の妻の死を心から悼み(いたみ)、愛の証として、また死出の旅路の最高の贈り物として、ローマ中のシナモンを全部燃やして悲しんだといわれています。

日本に入ってきたのは以外に古く8世紀頃となってます。中国から生薬として伝来し、756年前後に立てられたとされる高床式の倉庫である正倉院にも保存されています。樹木が輸入されたのは享保年間(1716年から1735年)の頃で、そこから急速に全国に広がりました。

現在でも最大の生産地で輸出地であるのはスリランカで、スリランカ産のシナモンは最上級の品質だといわれています。スリランカについで輸出量が多いのはセーシェル諸島で、インドやブラジル、インドネシア、西インド諸島、インド洋の島々でも生産されています。




カシアの紹介



カシアもシナモンと同じクスノキ科の常緑樹で、シナモンとは親戚筋にあたります。カシアも最も古くから知られているスパイスの一つで、紀元前2700年ごろの中国の植物誌にも記載されていて、聖書にもモーセの神と会見のための幕屋(移動式の神殿)を清めるのにカシアが使われていたという記述も残っています。また古代アラブ人やフェニキア人(フェニキアは地中海東岸の地域名)の商人がカシアをヨーロッパへと運んでいたという記録もあります。

カシアはアッサム地方(インド東北部)やミャンマー北部が原産です。アメリカなどではカシアはシナモンと称されることも多く、日本ではカシアもシナモンもどちらもニッキと呼ばれ親しまれてきました。カシアは熱帯の常緑樹で高さは3mにもなります。樹皮はシナモンと比べると表面にざらつきがあります。

現在では中国やベトナム、インドネシア、中央アメリカ、ミャンマーなどが主な生産地です。




シナモン・カシアの特徴



シナモンの特徴はなんといっても甘い香りです。やさしくほのかな甘い香りがします。香り自体は甘いですがシナモンスティックを噛むと若干の苦みも感じます。また甘い香りのするもの、甘味が特徴的なものなどと一緒に利用することで、その甘味をいっそう引き立てる効果もあります。

カシアはシナモンよりも香りが強く、ほのかな甘みとともに苦みかかった渋みも伴います。




シナモンのよくあう料理



シナモンはお菓子や紅茶などとよくあいます。ケーキやパン、クッキーやプリンなどのお菓子との相性もいいし、アップルパイやピーチパイ、りんごや桃のコンポート(シロップ煮)、ジャムなどのフルーツを使った料理ともよくあいます。

紅茶やコーヒーで使う時は、まずシナモンスティックをお湯で煮立てて味を引き出し、そのお湯をでコーヒーやお茶を立てます。シナモンスティックを使用するときは折って使うか、つぶして使うと香りがよく出ます。また紅茶をかき混ぜるのにつかっても香りが出ておいしくなります。

その他にもさつまいもやかぼちゃなどの野菜にもあいますし、カレーの隠し味としても利用されています。シナモントーストの作り方は、バターを塗ったトーストにシナモンとグラニュー糖を混ぜたものをふりかけて出来上がりです。シナモンシュガーの目安は砂糖1カップに対してシナモン大さじ2の分量です。シナモンシュガーはコーヒーやティーに加えたり、クッキーやあげパンに振りかけてもいいです。



カシアのよくあう料理



カシアは中国料理のスパイスとしては欠かせない五香粉の成分の一つとしてつかわれます。五香粉は肉の下味やマリネなどに使われます。インドではカレーやピラフに、ドイツや旧ソ連ではチョコレートのフレーバーに、また他にもりんごなどのフルーツを似たものの味付けなどにもよく使われます。



料理以外の用途



カシアは滋養強壮剤としても使われるほか、下痢や吐き気、おなかの張りなどにも効果があるといわれています。またカシアやシナモンの精油は風邪を引いたときの鼻の通りをよくするのに使われたりもします。漢方として使われる場合は「桂皮(けいひ)」と呼ばれ、体を温める作用があるとされ、様々な症状に用いられます。





※参考書籍
スパイス完全ガイド
スパイスのサイエンス スパイスを科学で使いこなす!
はじめてのハーブ手帳










最終更新日 2016/01/18
公開日 2004/03/02














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