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HOME > いろはに香辛料 > ミント、ペパーミント、スペアミント、ハッカの効能



ミント、ペパーミント、スペアミント、ハッカの効能



ミントの紹介



ミントの原産地

ミントは、アジア東部、地中海沿岸、ヨーロッパが原産地です。しそ科の多年草になります。主に葉の部分を利用します。ミントは食事に利用されるほか化粧や香水、歯磨き粉などでも使われています。

ミントの名前の由来

ミントの名は、ギリシャ神話にでてくる死者の世界の神ハーデスに寵愛された妖精、ミント(メンタ)に由来します。しかしハーデスの妻ペルセフォネの嫉妬から様々な嫌がらせを受け、自ら植物に姿を変えてしまったと伝えられています。あの清涼感のある香りは自ら周囲にその存在を知らせているのだといわれています。

日本でははっかと呼ばれていますが、目が疲れた時にまぶたにこすりつけると効果があったことから「めぐさ」、「めはりぐさ」などとも呼ばれていました。

ミントの種類

ミントは生育に強い反面、交雑しやすいのが特徴で、非常に多くの変種があります。その数は500種類を超え、栽培種だけでも約20種類あり、それぞれで形状も微妙に異なります。ミントの名称もアップルミントやジンジャーミント、オレンジミント、パイナップルミントなど香りの特徴から付けられたものも多くあります。

ミントの分類

ミントは精油の性質や用途などから分類が可能で、和種はっか(クールミント)、ペパーミント、スペアミント系の大きく3つに分類できます。日本では和種はっかやペパーミント系がよく利用されてきました。一方欧米ではミントと家いえばスペアミントというほどスペアミントの方がよく親しまれてきました。



ミントの使う部位

ミントは葉がよくつかわれますが、ミント全体に精油が含まれているので茎も使われます。

特徴解説
学名Mentha spp
名称ミント mint(英)、メンサ menthe(仏)、はっか(日本)
語源ギリシャ神話の妖精メンタ(ミント)
原産地アジア東部、地中海沿岸、ヨーロッパ
種類しそ科ハッカ属の多年草
草丈10cm〜1m
使う部位葉、茎



ミントの歴史



ミントは食用だけでなく香料や薬用としても用いられてきました。ミントの歴史は非常に古く3500年前から親しまれているハーブです。ローマ時代には来客をもてなすために、ミントの葉をもんで食卓に香りを漂わせておくという風習がありました。また古代ヘブライ人は集会場の床にミントの葉を敷いておき、足で踏むたびに香りが周囲に広がるよう気配りをしていたと伝えらえています。ミントはローマ兵によりローマ帝国全土に広がり、9世紀にはヨーロッパ中の修道院の庭で栽培されるようになりました。



ミントの味や香りの特徴



香りは種類によって異なる

ミントは種類によって主成分が異なります。和種はっかやペパーミントの主成分はメントールです。メントールはさわやかな清涼感のある香り、刺激的な風味があるのが特徴です。一方スペアミントに含まれる主要香気成分はカルボンで、清涼感はメントールに比べると弱く、やや青臭く感じられます。ただしスペアミントは清涼感が穏やかな反面ほのかな甘みがあります。

生の葉と乾燥した葉の違い

生の葉と乾燥したものでは、どちらも清涼感がありますが、乾燥したものにはスカスカ感が、生の葉にはほのかな甘い香りがあるのが特徴です。また強い殺菌作用もあるので口臭の予防などにもりようされます。

特徴解説
和種はっか、ペパーミントすっと鼻に抜けるさわやかな清涼感
スペアミント清涼感は弱く、青臭さがある、ほのかな甘みがある



ミントのよくあう料理



料理によってミントを使い分ける

ミントの風味は砂糖と良く合うので、お菓子などに利用されます。また肉料理や野菜料理などでも使われています。ハーブティーとしても有名で、殺菌作用や鎮静作用、眠気覚ましなど様々な効果があります。ミントは生の葉を使うのか乾燥した葉を使うのか、精油をアルコールに溶かしたエッセンスを使うのかで合う料理が変わってきます。

生の葉の用途

まず生の葉は悪臭成分や苦み成分が含まれていて嗜好性が高いので、使う場合は少量でサラダに加えたり、ケーキやアイスクリームに添えて利用します。ソースの香りづけにも利用されます。ハーブティーにすれば葉は食べずに芳香だけを楽しむことができます。ミントはこのほかバターやゼリーに加えてミントゼリーやミントバターなどに利用されます。

ジャンル料理名
野菜料理サラダ
お菓子ケーキ、アイスクリーム、ゼリー
乳製品ミントバター

乾燥した葉とエッセンシャルの用途

中東や地中海沿岸、ヨーロッパではマトンやラムを使った料理にもミントは利用されますが、この場合は乾燥した葉を使います。ミントの清涼感は砂糖の甘味ともよく合うのでドロップやキャンディー、ゼリーなどのお菓子にもよく使われます。この場合はエッセンシャルを使い安くて便利です。

ジャンル料理名
肉料理ラム肉、マトン肉料理(乾燥葉)
お菓子ドロップ、キャンディー、ゼリー(エッセンシャル)



ミントハーブティー



定番のハーブティー

ミントティーは世界中で愛用されているハーブティーの一つで、アルコールが禁止されているアラブ諸国では、アルコールの代わりとして引用されてきたほどです。鎮静効果やリフレッシュ効果もあり、消化促進や風邪の初期症状にも効果があるといわれています。

ミントハーブティーの作り方

生の葉を利用する場合はちぎっておくと色や香りが出やすくなります。ミントの生の葉をティーポットに入れ熱湯を注いで3〜5分ほど待ちます。カップにいれて出来上がりです。氷を入れればアイスミントティーが出来上がります。ドライハーブの場合も同様にティーポットに入れ熱湯を注いで3〜5分ほど待ってカップに入れて出来上がりです。

お好みで砂糖やはちみつも

ハーブティーにお好みで砂糖やレモン、はちみつ、ジャムを加えてもいいでしょう。ステビアの葉を加えても甘みが加わります。キューバ発祥のモヒートは砂糖、ライム、ミントを混ぜあわせたものに炭酸水とラム酒を注いだ飲み物です。



ミントのその他の用途



ミントに含まれるメントールには鎮痛、鎮痒(ちんよう)、冷却、防腐、殺菌効果があるため、軟膏や張り薬など医療分野でも使われています。またスッキリとした清涼感から歯磨き粉や入浴剤、化粧品などにもよく利用されます。





※参考書籍
スパイスのサイエンス スパイスを科学で使いこなす!
野菜の基礎知識
食材図典 生鮮食材篇
もっとからだにおいしい 野菜の便利帳
はじめてのハーブ手帳
季節と香りを楽しむはじめてのハーブ










最終更新日 2016/12/24
公開日 2004/06/06



















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