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お部屋の上座・下座


お部屋に通された場合


訪問において、部屋まで上がる際は、玄関ではまず簡単な挨拶を、そしてお部屋に入ってから正式な挨拶をします。お部屋までは相手からの案内に後ろからついていきます。こちらが迎えいれるケースでも、相手に後ろからついてきてもらうのが基本ですが、階段部分では先にお客様を通します。お客様が足を踏み外しても対処できるようにという配慮からです。


上座・下座って何?


部屋には席次(座席の順序)というものがあります。最もいい席が上座(かみざ)で、最も下の席が下座(しもざ)になります。上座とは目上の人やご年配の方、来客用の席です。地位の低い人や接客側は下座の席になります。上座・下座を決める際に最も重要なことは、その場所がいかにくつろげるか、休まるかという点です。こうした考えにのっとって上座・下座は決められます。では具体的にはどのようにして決めるのでしょうか。和室、洋室とに分けて見ていきます。


和室では


和室の場合、上座・下座を決める一番の要因は床の間と床脇棚の位置です。床脇棚とは床の間の脇にしつらえられた棚や戸棚のことです。床の間は礼拝の場所とされていてそこからもっとも近い席が上位な場所となります。したがって床の間、床脇棚から最も近い席が上座となります。くつろげると言うよりはむしろ相手を敬うという意味合いのほうが強いです。床の間や床脇棚のない部屋では入り口からもっとも遠い場所が上座となります。ちかいと出入りが激しくておちつけないからです。

クーラーのあたる位置や日のあたる位置、景色の見える位置など、くつろげるいくつかの要因などによっても上座の位置は変わってきますので、判断が難しいときがあります。その場合は床の間の位置や入り口からの位置などで判断してもらえば間違いないのですが、相手から薦められた位置に座るのが一番です。位置を指定されない場合は下座に座るようにしましょう。

和室の上座・下座


座布団の座り方


和室で、座布団が用意されている場合はまずは座布団の横に座ります。座布団をひくように薦められた場合はのってもかまいません。相手があらわれたら挨拶をして、その後に座布団に座ります。すでに座布団に座っている場合は一度畳の上におりてから挨拶をします。座布団への座り方は、まず体を斜めにし、膝を座布団の上にのせます。そして両手を座布団の上にのせ、体を真中へと移動させます。座布団の上に直接立ってはいけません。

座布団に座る際は正座が基本です。背筋をピンと伸ばして座りましょう。正座がきつい場合は、「ひざを崩してもよろしいでしょうか」と訪ねた上でひざを崩しましょう。あいてから「どうぞ楽にしてください」といわれた場合もひざを崩しても構いません。



洋室では


洋室の場合は入り口から最も遠い席が上座となります。理由は和室の場合と同じで入り口から近いと人の出入りが激しくおちつかないからです。洋室の場合はいすが置かれている場合がほとんどです。このいすの様式からも上座・下座を判断することができます。幅も広くゆったりとしていてくつろげるという意味で、ソファーが最も格が高いとされます。次にアームチェア、アームレスチェア、スツール(背もたれのない椅子)と続きます。上座の位置といすの格式は大体比例しているものですが、下座の位置に ソファーが、上座の位置にアームチェアがといった具合に上座・下座の位置と椅子の格式が一致していない場合もあります。その時は入り口からの位置を優先しましょう。

ソファーは数人がけのものよりも1人がけの方が格式は高いとされますが、来客用にと数人がけのソファーが入り口から遠い上座の位置に置かれていることが多いようです。この場合は数人がけのソファーが上座ということになります。

洋室の上座・下座

もちろん洋室の場合でも、上座・下座の位置はクーラーや日のあたり具合、景色など、いくつかの要因に左右されます。ですから一番は相手から勧められる席に座るということです。そうでない場合は入り口から近い下座の席に座るようしましょう。

いすへの腰掛ですが、特に何も言われないときには相手がくるまで横か前に立って待つようにします。腰掛けるように薦められた時は先に座っていてもかまいません。ですが相手が見えたときには立ち上がって挨拶をしますので、足を組んでいたり、深く座っているとすんなりと立てません。先に座る際は背筋をピンと伸ばして浅く座るようにします。


丸テーブルでの上座・下座


中国料理店などでよく見かける丸テーブルの場合も入り口から最もはなれた場所が上座になります。丸テーブルを少人数で使う場合は、等間隔に席を配置するのもいいですが、上半分だけを利用しても構いません。下の図では1、2、3番の配置だけで利用するというような形です。

丸テーブルの上座・下座


上座に進められた場合


目上の方から上座の位置を薦められた場合には、下座の位置を申し立てるべきなのか。いえ特に気にする必要はありません。下座の位置は入り口から近いことが多いので、先に座られてしまうとかえって出入りの邪魔になってしまうかもしれません。それに出入りの際には前を通りますので「すみません」といちいち声をかけなくてはならずかえって気を使わせてしまいます。あまりに立派ないすに勧められた場合などは別でしょうが、そうでない場合は勧められた位置に座ってもかまわないでしょう。


会議室の上座・下座


その他の場面での上座・下座についてもみていきます。ビジネスの場面などで利用する会議室でも、基本的には入り口から最も遠い場所が上座です。上司や来客などから順に上座に座ってもらうようにしましょう。まずは来客側を優先します。議長を立てての会議の場合は議長の位置が上座で、入り口から遠く議長に近い順に席次が決ります。

会議室の上座・下座


自動車の上座・下座


自動車、乗用車にも上座・下座はあります。タクシーなどに乗った際は運転席の後ろの後部座席が最も上位になります。つぎに後部座席の反対側のドア側席、その次が後部座席の真ん中で、最後は助手席になります。ロングコートや着物などを着ている場合は運転席の反対側のドア側席が最も上位になります。料金の支払いは助手席の人が担当するのが一般的です。

タクシーの上座・下座

もしメンバーのうちの誰かが運転する場合は、助手席が最も上位の席になります。ついで運転主の後ろの後部座席、反対側のドア側の座席、後部座席の真ん中の席の順になります。

乗用車の上座・下座


新幹線の上座・下座


新幹線で席を動かして向かい合わせにして座ることもあります。この場合は進行方向向きの席の窓側の席が上座で、次いで逆方向側の窓側の席、進行方向側の通路側の席、逆方向側の通路側の席という席次になります。そして最後に進行方向側の真ん中の席、逆方向側の真ん中の席の順になります。新幹線の場合、奥の席では出入りが不自由になるので、希望を聞いておくのもいいでしょう。

新幹線の上座・下座


飛行機の上座・下座


飛行機では窓側の席が上座で、ついで通路側の席、真ん中の席の席次になります。好みもあるので先に窓側でもよろしいですかと伺うといいでしょう。

飛行機の上座・下座


エレベーターの上座・下座


エレベーターでは開閉スイッチを操作しやすいよう目下の人がスイッチそばの位置に立ちます。

エレベーターの上座・下座





※ 参考文献
決定版冠婚葬祭マナー事典
すべてがわかる冠婚葬祭マナー大事典
大人のマナー便利帳
社会人のためのマナーとルール


最終更新日 2016/02/05
公開日 2004/03/02
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