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衣服についたしょうゆのシミの落とし方

しょうゆのシミの落とし方

はじめに


コーヒーもはねてシャツやブラウスにつくとしみになってしまいます。白い衣服だとコーヒーの黒いしみは特に目立ってしまいます。こうしたシミは早めに対処することできれいに落すことができます。そこで今回はコーヒーのしみの落し方や、しみを落すのに必要な道具、出先でしみが付いた時の対処法などを詳しく解説します。





目立つしょうゆ染みの落とし方


それでは実際に衣服についたしょうゆジミを落としてみましょう。まずはしょうゆのシミを落とすための道具を用意します。そろえるのはウェス(布切れ)かタオル、後述するシミ抜き綿棒、中性洗剤です。下の画像はしょうゆのシミがついたTシャツです。

しょうゆのしみ

ウェスまたタオルを敷いた上に醤油が染みついた面を下のして乗せ、しみの上に中性洗剤をつけ、シミ抜き綿棒でトントンと叩きます。これでしみを下のウェスとシミ抜き綿棒に移しとっていきます。ウェスやシミ抜き綿棒が汚れて来たら当てる面を綺麗な面に変えて、シミに中性洗剤を塗り、再びトントンとシミを叩いていきます。

シミ取り綿棒でしょうゆジミを叩く

しみ抜きの図

シミに中性洗剤を塗る→とんとんと叩く→ウェスやシミ取り綿棒を綺麗な面に代えるを1セットとし、これを繰り返すとしょうゆじみでもきれいに落すことができます。しみが十分に取れたらしっかりと水洗いして洗剤成分を洗い流します。

しょうゆジミを取った後の生地


しみ抜き綿棒とは


しみ抜き綿棒は簡単に自作することができます。用意するのは割りばしとコットンまたは脱脂綿、それにガーゼか布、ハンカチ、そして輪ゴムです。下の画像はシミ取り綿棒を作るのに必要な材料を並べたものです。

簡単しみ抜き綿棒の材料

材料をそろえたらシミ取り綿棒を実際に作っていきます。作り方はまずは割りばしの先にコットンまたは脱脂綿はでつつみます。ちょうどコットンが2つ折りになるような形にし、少し丸めて形を整えます。

割りばしの先をコットンで包む

このままだとコットンもすぐに外れてしまうので、固定するためにも上からガーゼで包み、輪ゴムでとめてシミ取り綿棒の完成です。トントンとしみを上からたたくのに便利な道具です。叩いて当たる面が汚れて来たら当たる位置をずらすといいです。

ガーゼで包み輪ゴムでとめて作ったシミ取り綿棒


ウェスがあると便利


シミ抜きで下に敷くのはタオルでも構いませんが、ウェスがあると便利です。ウェスとは布切れのことで古着や古布を再利用し、工場の機械の油を拭いたり、汚れや不純物をふき取るのに使います。最近でははじめからウェスとして開発されたものも市販されていて、吸水性が高いのが特徴です。

シミ取りの際も市販のウェスの吸水性の高さは適しています。価格もそれほど高いものではないので、この機会に購入されてみてはいかがでしょうか。もちろんシミ取り以外でも油汚れをふき取る際にも使えます。

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しょうゆに油が混ざっている場合は


シミには水溶性と脂溶性がある

シミには水溶性のシミと油溶性のシミの大きく2種類あります。水溶性の場合は水や中性洗剤などを使ってしみを落とします。油溶性の場合はベンジンなどの溶剤を使ってしみを落とします。シミの中には水溶性と油溶性のシミが混ざったものもあります。こうしたシミでは両方のシミ取り対策が必要です。

しょうゆだけなら水溶性のシミ取り対策で十分ですが、しょうゆに肉や魚などの油もしみ込んでいる場合は、水溶性だけでなく、脂溶性のしみ抜き対策も必要です。ではその判別をつけるためにはどうすればいいでしょうか。

シミの見分け方と対処法

両方の成分が混ざったシミの場合はベンジンがあるとその判別がつけやすいです。ベンジンは油溶性の汚れを染み出させる働きがあるので、しょうゆ染みにつけてみてにじめば油が含まれています。油が含まれていない場合はベンジンをつけても変化はありません。油が含まれている場合はまずは油溶性の染み抜きをして、ある程度シミが落ちたらベンジンが揮発するのを待ち(ベンジンはすぐに揮発します)、その後水溶性の染み抜きをします。そして最後によく水洗いをします。

こうした確認が面倒な場合は消毒用アルコール(エタノール)を使うのもいいでしょう。エタノールは水溶性、脂溶性どちらのシミも溶け出させる働きがあります。一度で両方のしみ対策ができるわけです。


気づくのが遅れた場合は


シミは基本的にはついてから時間がたつほど落としにくくなります。しょうゆ染みをしばらくたってから発見した場合は、上記の方法だけでは十分に落とせないで場合もあります。そのときは酸素系の漂白剤をつかうといいでしょう。漂白剤の液体を添付して5分ほど置いておき、その後洗濯機で洗濯します。


携帯用しみ取りペンも便利


外出先でしょうゆ染みが付いたときに便利なのが携帯用シミ取りペンです。スティックタイプなので携帯しやすく、いざというときに安心です。使い方はシミの表面にペン先を当ててトントンと叩き、シミ取り剤を浸透させ、それをティッシュやハンカチに移し取っていきます。外出先だけでなく家でも使えるので1本常備しておくのもいいでしょう。携帯用シミ取りペンは様々なメーカーが販売していますが、ドイツメーカーのDr.Beckmann (ドクターベックマン)製のドクターベックマン シミとり 携帯用 ステインペンはとくに有名です。

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洗濯機でシミ取り


洗濯機でもしみ抜きは可能

醤油のシミなど部分的なシミの場合はしみ抜き作業で落とすこともできますが、そのままほかの洗濯物と同様洗濯機で落とすこともできます。最近の洗剤には酵素が含まれているので通常の選択でも付いたばかりのシミならほとんど落とすことができるからです。ただし洗濯機でもシミが残ってしまった場合は、さらに強固なシミとなってしまいます。

スポット洗剤で前処理を

洗濯機でしみ抜きをするならまずは前処理としてスポット洗剤を使います。スポット洗剤とは色物にも使える酸素系の漂白剤が入ったもので、「トッププレケア/食べこぼし用」や「ワイドハイター1/2ポイント用」などが市販されています。これらを染みの部分にしっかりと塗り込んで、そのまま通常の洗濯洗剤で洗濯機で洗います。他の洗濯物と一緒に洗濯することもできます。



※ 参考文献
洗濯・衣類のきほん
科学的に正しい暮らしのコツ
ラクラク家事の本
いちばんわかりやすい家事の基本大事典
暮らしまる洗い!コツと基本120
住まい汚れスッキリ解消術
新品みたいに長持ち! お手入れの教科書
大事な服のお手入れおしゃれ帳
洗濯上手こつのコツ





最終更新日 2018/06/27
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この記事を書いた人

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生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋といいます。料理雑学研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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