ブロッコリーはつぼみだけでなく太い茎の部分も食べられますが、茎から横に伸びる細い茎も食べられるのでしょうか。気になったので今回実際に食べてみて味や食感がどんな感じなのかを確かめてみることにします。
まずはカットする前のブロッコリー全体の重さです。重さは623gでした。
まずはここから横に伸びた茎をカットします。カットした茎の重さは144gでした。
ちなみに残りのブロッコリーの重さは479gです。
さらにここから太い茎もカットします。カットした太い茎の重さは264gです。
残ったつぼみ部分の重さは215gです。
215gを全体の623gで割ると35%で、つぼみだけ利用する場合は全体の35%ほどしか利用できないことになります。
まず太い茎の部分ですが、こちらは問題なく食べることができます。ただその場合固い皮をカットする必要があります。固い皮をしっかりカットしないと筋っぽい食感が残ってしまいます。
こちらは皮をカットしたものです。重さは105gです。皮をカットする前の215gで割ると48%で、ほぼ半分になってしまいました。
後はこのように食べやすい大きさに乱切りにします。
ちなみに横から伸びる茎の部分ですが、こちらも皮をむいたほうがいいのかわからなかったのでとりあえず生でかじってみましたが、かなり皮は固めだったのでこちらも皮をむいたほうがよさそうです。
こちらは皮をむいたものです。重さは76gです。これをむく前の144gで割ると52%で、こちらも太い茎の時と同様ほぼ半分になりました。
つぼみ部分と皮をむいた太い茎、皮をむいた横から伸びる茎を全部合わせると重さは396gです。これを皮をむく前の623gで割ると63%でした。茎の部分をむくことで最初の状態から63%まで減ってしまいました。ただ皮は固くて食べれないのでこれは仕方ないです。
後はこちらを茹でてみることにします。鍋に水を入れて、水1リットルに対して大さじ1の塩を加えて火にかけます。沸騰したらつぼみと皮をむいた茎を加えて2分ほど茹でます。
茹でたらざるにあげて水けをきります。それでは実際にそれぞれ食べてみることにします。
つぼみの部分はブロッコリーの風味や味がしっかりあっておいしかったです。
太い茎の部分も固さや筋っぽさもなく、適度な柔らかさでコリコリとした食感もあってよかったです。味もおいしかったです。
最後は気になる横から伸びた茎の部分です。食べてみたところ食べれないことはありませんが、結構筋っぽさは残っていました。成長しすぎて筋が立っておいしくないアスパラガスのような食感です。
しっかり皮もむいたので大丈夫だと思ったのですが、太い茎の部分とは違って筋っぽさが下に残る感じがあって食感はよくはありませんでした。これは食べれないことはないですが、無理して食べなくてもいいかなといった感じです。
星で表すなら、つぼみ部分と太い茎部分が星5なら、こちらは星2といった感じです。
ただこちらのブロッコリーはかなり成長が進んでいて、成長しすぎで固くなっているのかもしれないと思い、もう少し若くて柔らかそうなブロッコリーでも試してみることにしました。こちらが改めて購入したブロッコリーです。
下のほうの太そうな茎はすでにカットされていて、上部に残っている茎はそこまで太くはありません。こちらをゆでて食べてみることにします。
こちらは茎は細めなので皮まで向いていると食べれる部分がわずかになってしまうので、こちらは皮は向かずにそのまま茹でます。葉もついていたので葉と一緒に茹でました。
こちらがゆでた茎です。食べてみたところ表面はややこりこり感が強めですが、筋っぽさはそんなになくて、口に残る感じもないのでこれなら問題なく食べれそうです。味もブロッコリーの風味も甘みも適度にあっておいしかったです。
ちなみに葉も癖もなくておいしかったです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よければ合わせて参考にしてみてください。
今回はブロッコリーの太い茎の横から出てる茎が食べれるのかどうかを検証しました。食べてみた結果は中の方まで筋っぽくて、正直あまり食べるのはお勧めしません。
ただそこまで太くない細めの茎であれば適度なこりこり感でおいしくいただけます。なので食べるなら太く育ったものは避けて、そこまで太くないものだけにしておくといいです。