HOME > 食品を上手に冷凍保存・解凍する方法 > バターとマーガリンは冷凍保存しちゃダメなの!検証してみたら意外な結果に!
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バターやマーガリンって冷凍保存できるのかどうか気になる方もいらっしゃるかと思います。冷凍することで油分と水分が分離しないかどうかも気になるところです。
そこで今回は実際にバターとマーガリンを冷凍保存してみて、味や食感はどうなのかを検証してみることにします。
まずはバターとマーガリンの冷凍保存の仕方を解説します。最初はバターです。バターを包丁で切り分けます。切る際は包丁にキッチンペーパーを被せて切るといいです。

バターが包丁にくっつきにくくなるので、切った後にバターをはがしやすくていいです。
カットしたらラップの上に少し間隔をあけて並べます。

上下のラップを被せてバターを包みます。

隙間の部分を指で押さえて潰すと上下だけでなく左右も隙間なくラップで包むことができます。


あとはこちらを冷凍用保存袋に入れて2週間ほど冷凍保存します。

マーガリンの場合も同様に切り分けたら、ラップの上に少し間隔をあけて並べます。

こちらもバターと同様に上下からラップを被せ、隙間の部分を指で押さえてしっかり密封します。

ラップの余った両端部分は畳んでおきます。
あとは冷凍用保存袋に入れて2週間ほど冷凍保存します。

こちらは冷凍保存したバターです。

使う場合はこのようにラップをハサミでカットするといいです。

こうすると1個ずつ使えて、残りはラップをしたままの状態で冷凍保存しておくことができます。

こちらはラップをはがした冷凍したバターです。触ってみると通常のバターのような弾力はなくてカチカチに固まっています。

こちらを皿に移してラップをして冷蔵庫に入れ、半日ほどおいて自然解凍します。
こちらは自然解凍した冷凍したバターです。固さや弾力も通常のバターと同じくらいになっています。

食べてみたところバターの風味やコク、後に残る塩味などもしっかりあって特に味が劣化した感じはありませんでした。食感も通常のバターと同じなめらかさです。
一応その場で冷凍してないバターとも食べ比べましたが、味や食感に特に違いは感じられませんでした。正直冷凍保存はできるとは思っていましたが、多少は味や食感に違いが出てしまうのだろうなと思っていたので、この結果は意外でした。

次はマーガリンです。こちらは冷凍保存したマーガリンです。こちらも触るとカチカチでした。こちらを冷蔵庫で半日置いて自然解凍します。

こちらは自然解凍した冷凍したマーガリンです。固さや弾力はこちらも通常のマーガリンと同じくらいになっています。

食べてみたところしっかりとマーガリンの風味やコク、後に残る塩味があって特に味の劣化は感じませんでした。食感も通常のマーガリンと変わらないなめらかさです。
マーガリンは植物性油脂を使っているので冷凍して解凍すると水分と油分が分離して、味や食感が落ちると言われています。
なのでこちらはだいぶ味が落ちるんだろうなと予想していたのですが、結果は意外にもほぼ味も食感も変わりませんでした。マーガリンも問題なく冷凍保存ができました。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はバターとマーガリンは冷凍保存することができるのかどうかを検証しました。結果はバターもマーガリンも冷凍しても特に味や食感がおちることはありませんでした。
なので賞味期限が近かったり、買いすぎてしまった場合は冷凍保存しておくことをおすすめします。