千切りキャベツもそのままよりも水に浸けた方がシャキシャキするといいますが本当なのでしょうか。気になったの実際に試してみることにします。
さらに浸けるなら1分、3分、5分の何分がいいのか、また水と氷水のどちらに浸けるのがいいのかも合わせて検証します。
まずはキャベツの葉を千切りにしていきます。まずはこのように芯の部分をカットします。キャベツの葉は切り方によってもシャキシャキ感は変わってくるそうです。
このように葉の葉脈の向きに対して直角に包丁を入れると葉の繊維がカットされてふんわりとした食感になるそうです。
一方で葉の葉脈に向きに沿って包丁を入れると繊維が断ち切られない分、シャキシャキ感が増すそうです。
今回は後者のシャキシャキ感が増す切り方をしていきます。こちらがカットした千切りキャベツです。
これを水に浸けてから食べてみることにします。ちなみに今回は夏の気温の高い時期での検証だったので水温も24度と比較的高い温度でした。
こちらにこのように千切りにしたキャベツを浸します。これを1分、3分、5分と浸す時間を変えて水に浸け置きます。
時間が立ったらこのようにサラダスピナーに入れグルグル回して遠心力でしっかりと水気を切ります。
サラダスピナーは100均などでも置いているので常備しておくと便利です。
それでは実際に食べてみることにします。まずは水に浸けてない生のキャベツの千切りを食べてみます。食べてみたところしっかりとキャベツの味や甘みがしておいしかったです。
食感も特にしなっとした感じもなく適度にシャキシャキでよかったです。生で切っただけなので当然といえば当然です。
次は水に1分浸けたキャベツの千切りです。食べてみたところシャキシャキ感は生よりも強くて、食べてすぐわかる程度には差がありました。
正直1分程度じゃ大した差はないだろうなと思っていたのでこれは意外でした。味の方は水に浸けていたせいか生よりも少し薄かったです。
次は水に3分浸けたキャベツの千切りです。食べてみたところシャキシャキ感は1分の時とそんなに差はありませんでした。味の方は1分よりもさらに若干薄味かなという感じです。
最期は水に5分浸けたキャベツの千切りです。食べてみたところシャキシャキ感は1分や3分の時よりも少し強かったです。味の方は3分よりもさらに薄味になった感じです。
それぞれ食べ比べてみた結果は食感に関しては水に浸けるだけでも確かにシャキシャキ感はだいぶ変わりました。星で表すなら生が星3.5なら1分と3分水に浸けたものが星4.5、5分浸けたものが星5といった感じです。
味に関しては生がキャベツの味や甘みがしっかりありました。星で表すなら生が星5なら1分は星4、3分が星3.8、5分は星3といった感じです。
食感だけなら5分浸けたものがおすすめですが、味もだいぶ薄くなるのも気になります。その点1分ならシャキシャキ感はそれでもかなり増し、味の減少もまだ少ないので、味と食感の両方を考慮すると1分浸けるのがおすすめです。
味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみに水よりも氷水に浸けた方が効果が高いと聞いたのでこちらも試してみることにしました。ボウルに水と氷を入れて水温を2度くらいまで下げています。
この氷水に千切りキャベツを入れて1分、3分、5分でそれぞれ同じように食べて比べてみました。
先に結論を書くと氷水に1分、3分、5分入れても、水に1分、3分、5分入れた場合と結果は変わりませんでした。なので氷は特に入れなくてもいいと思います。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回はきゃべつの千切りを水に浸けると本当にシャキシャキ感が増すのかを検証しました。結果は確かにシャキシャキ感は水に浸けるだけで大分増しました。
ただ水に浸けることで味も薄くなってしまうので、味と食感を考慮すると1分浸けておくのをおすすめします。ちなみに水でも氷水でも結果にそんなに差はないので、浸けるならどちらでも構いません。