カリフラワーは白いつぼみ部分だけでなく太い茎の部分も食べられますが、茎から横に伸びる細い茎も食べられるのでしょうか。気になったので今回実際に食べてみて味や食感がどんな感じなのかを確かめてみることにします。
まずはカットする前のカリフラワー全体の重さです。重さは652gでした。
ここから横に伸びた茎をカットします。
カットした茎の重さは98gでした。
ちなみに残りのカリフラワーの重さは553gです。
ここから白い蕾を切り分け、中心の太い茎をカットするとこうなります。
この白い蕾部分だけの重さをはかると482gでした。
通常はこの部分だけを利用する方も多いかと思います。利用割合は482gをもとの重さの652gで割って求めます。計算すると73.9%です。つぼみだけ利用する場合は全体の73.9%ほどしか利用できないことになります。
まず太い茎の部分ですが、こちらは問題なく食べることができます。ただその場合固い皮をカットする必要があります。固い皮をしっかりカットしないと筋っぽい食感が残ってしまいます。
こちらは皮をカットしたものです。
後はこのように食べやすい大きさに乱切りにします。
ちなみに横から伸びる茎の部分ですが、まずはついている葉を切り離します。
手に取るとこんな感じです。
茎の部分は皮が厚めですじっぽそうだったので、このように表面の皮を包丁で向いていきます。
裏側も同様にむきます。
皮をむくとこのように茎はかなり薄く小さくなってしまいました。
皮をむく前の横から延びる茎と葉の重さは98gでした。
これが皮をむくと46gと半分以下にまで減ってしまいました。
つぼみ部分と皮をむいた太い茎、皮をむいた横から伸びる茎と葉を全部合わせると重さは561gです。これを皮をむく前の652gで割ると86%でした。茎や葉を使わない場合の73.9%と比べると12%も利用率は改善しています。
後はこちらを茹でてみることにします。鍋に水を入れて、水1リットルに対して小さじ2の塩を加えて火にかけます。沸騰したらつぼみと皮をむいた中心の太い茎を加えて2分ほど茹でます。
同じように横から延びる茎や葉も2分茹でます。今回はそれぞれ別々に茹でましたが、全部まとめて一緒にゆでてもいいです。
茹でたらさっと流水に晒してざるにあげます。
それでは実際にそれぞれ食べてみることにします。つぼみの部分はカリフラワーの風味や味がしっかりあっておいしかったです。
太い茎の部分も固さや筋っぽさはなくて、適度に柔らかくてコリコリとした食感がよくて、味もカリフラワーの風味と甘みもあっておいしかったです。茎も全然おいしく食べられたのでこの部分は捨てずに利用したいものです。
次は気になる横から伸びた茎の部分です。食べてみましたが全然食べられないよう固さではなくて、しっかり火も通っていて味もおいしかったです。
ただここまでしっかり皮をむきましたが、それでもまだ少し筋っぽい部分がありました。なので全然食べれはしますが、皮をむく手間もかかるし、全体に対してそこまで量があるわけでもないので、無理して食べなくてもいいかなと思います。
ちなみに茹でた葉も食べてみましたが、こちらは少し葉は固めでしたが癖もなく食べやすい味だったので、こちらは茹でて一緒に食べても全然いいと思います。
それぞれ食べてみましたが星で表すなら、つぼみ部分と太い茎部分が星5なら、葉は星4、横から伸びる茎は星2.8といった感じです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はカリフラワーの横から出てる茎が本当に食べれるのかどうかを検証しました。結果は食べれないことは全然ありませんでしたが、厚く皮をむいても少し筋張った感じがあったので、わざわざ食べなくてもいいかなと思います。
それ以外の蕾や太い茎の部分どれもおいしく頂けたので,こちらは無駄なく利用するのをおすすめします。