HOME > 食品を上手に冷凍保存・解凍する方法 > 枝豆の冷凍保存は生と茹でるのとレンジのどれが正解?検証したら意外な結果に!
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枝豆も冷凍保存しておけば長期間保存が可能ですが、その場合生のままと茹でた後、レンジで蒸し焼きにした後のどれが一番いいのでしょうか。
気になったので今回生と茹でたもの、レンジで蒸し焼きにしたものをそれぞれ冷凍保存してみて、味や食感にどのように違いが出るのかを検証してみることにします。
まずはそれぞれの冷凍保存の仕方を解説します。まずは枝豆を茹でる方法です。最初に枝豆をさっと洗ったら枝豆の両端をこのように調理ばさみでカットします。
こうすることでゆでた時の味のしみ込みがよくなります。
これをボウルに入れたら枝豆200gに対して大さじ1の塩をふりかけて塩もみします。こうすることで枝豆の産毛が取れて舌触りがよくなるとともに、塩のしみ込みもよくなります。このまま10分ほどおいておきます。
鍋に水と水1リットルに対して大さじ1の塩を加えて火にかけます。沸騰したら枝豆を入れ、再び沸騰したら4〜5分ほど茹でます。
茹でたらざるにあげて冷まします。
冷めたら冷凍用保存袋に入れて2週間ほど冷凍保存します。
次ぎはレンジで蒸し焼きにする方法です。こちらは洗ったら両側はカットせずにそのまま枝豆200gに対して塩を大さじ1/2ふりかけ塩もみします。
塩もみしたらさっと流水で洗い流し、再びボウルに入れて大さじ1/2の塩を振りかけて塩もみします。このまま10分ほどおいておきます。
こちらを耐熱容器に入れ、上からラップを乗せてレンジで加熱します。加熱は枝豆200gに対して600Wで2分30秒です。
加熱したらいったん取り出し枝豆の上下を返します。こうすることで加熱ムラを防げます。
再びラップをしてレンジで2分30秒加熱します。加熱したらラップをしたまま5分ほどおいて余熱で火を通します。
後はざるにあげて冷まします。冷めたら冷凍用保存袋に入れてこちらも2週間ほど冷凍保存します。
最期は生のまま冷凍保存します。レンジの時と同じように塩もみして水で洗い、さらに塩もみして10分ほどおいておきます。
それをそのまま冷凍用保存袋に入れて2週間ほど冷凍保存します。
それでは冷凍保存したそれぞれの枝豆を解凍してみることにします。解凍は流水解凍で行いますが生で冷凍したものは、まだ火を通していないのでこちらはレンジで加熱してから冷ましたもので検証します。
まずは生で冷凍した枝豆です。
こちらを耐熱容器に入れラップをかるく乗せます。
こちらをレンジで加熱します。加熱時間は枝豆100gに対して600Wで3分です。
加熱したらざるにあげて冷まします。
こちらはレンジで加熱した生で冷凍した枝豆です。食べてみましたがしっかり火も通っていて枝豆の味や風味もありましたが、青っぽさも残っていました。食感は適度に柔らかいです。
次は茹でてから冷凍した枝豆です。こちらは流水解凍します。
冷凍した枝豆をポリ袋に入れたら、ストローなどで中の空気を抜いて密封にして袋をしめます。
こちらを容器に入れて上から水を流して流水解凍します。水温は24度ほどで10分ほどでしっかり解凍できました。
こちらは流水解凍した茹でてから冷凍した枝豆です。食べてみたところこちらは生で冷凍したものよりもさらに枝豆の味や風味はしっかりあって、さらに青っぽさも全然ありませんでした。食感は適度に柔らかかったです。
最期はレンジで加熱してから冷凍した枝豆です。こちらも同じようにして流水解凍します。
こちらは流水解凍したレンジで加熱してから冷凍した枝豆です。食べてみたところこちらは茹でたものよりもさらに味や風味が濃厚でおいしかったです。青っぽさも一切ありませんでした。食感は適度に柔らかかったです。
3つを食べ比べてみた結果は、食感に関してはどれもそんなに差はなかったです。ただ味はレンジで加熱したものが一番良かったです。
生で冷凍したものはレンジで加熱しても青っぽさが残っていたので3つの中では一番いまいちでした。味の差を星で表すならレンジが星5なら茹でたものが星4.2で、生が星3.0といった感じです。
味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回は枝豆を冷凍保存するなら生のままと茹でた後、レンジで加熱した後のどれが一番いいのかを検証しました。結果はレンジが一番味や風味がよかったです。
なので枝豆を冷凍保存するならレンジで加熱してから冷凍するのをおすすめします。