ごぼうのレシピなども見てみると切った後に水に浸けてあく抜きをするって書かれているものが多いのですが、そもそもあく抜きってしないとダメなんでしょうか?
気になったのでごぼうを水に浸けてあく抜きしたものと、しなかったものを食べ比べてみて味や食感の違い、あくの有無などについて検証してみることにします。
今回はごぼうを細切りにして検証します。ごぼうの土をたわしなどでよく洗い落としたらこのように細切りにします。
あく抜きする場合は容器に水を入れてここに細切りにしたごぼうをつけて3分ほど置いておきます。
こちらはあく抜きをしたごぼうの細切りです。生だと食べれないので次はこれをレンジで加熱します。
あく抜きしたものはこのまま耐熱容器に入れ、上からふんわりとラップをのせ、レンジで100gあたり600Wで1分30秒加熱します。
あく抜きしてない方は耐熱容器に入れて、こちらはごぼう100gに対して小さじ1の水をふりかけ、同じようにラップをのせてレンジで1分30秒加熱します。
それではそれぞれのごぼうを食べ比べてみることにします。まずはあく抜きしたごぼうをレンジで加熱したものです。
食べてみたところちゃんとごぼうの風味や味があっておいしかったです。あくも特にはありませんでした。食感も少し水っぽさはありますがシャキシャキしてよかったです。
はあく抜きはせずにそのままレンジで加熱したごぼうです。食べてみましたがごぼうの風味や味はこちらの方が少し濃い気がします。あく抜きはしてませんが特にあくっぽさもありませんでした。食感もこちらの方が水っぽさが少ない気がします。
2つを食べ比べてみた感想は味については水に浸けてあく抜きしてない方が味がやや濃厚でよかったです。食感もこちらの方が水っぽさが少ない分よかったです。
やはり水に浸けた方はその分栄養成分が抜け出てしまうのか、味や風味がやや薄まり、食感も少し落ちてしまうようです。味や食感の違いを星で表すならあく抜きしなかった方が星5ならあく抜きした方は星4といった感じです。
ちなみにあく抜きしなくても最近のごぼうならあくが気になって食べれないというようなことは少ないように思います。どうしてもあくが心配ならこのようにカットしたものを少し小皿にとります。こちらは30g分のごぼうです。
ここに水を小さじ1/2かけてラップをし、レンジで30秒加熱します。これで食べてみてあくがきついごぼうなのかどうかを先に確かめてみるといいです。
ごぼうは炒めて料理に使うことも多いのでフライパンにサラダ油を引いて炒めた場合の違いも見てみることにします。
こちらは水に浸けてあく抜きしてから炒めたごぼうです。食べてみたところしっかりごぼうの風味と味がしておいしかったです。食感は炒めて水分が飛んだのかそんなに水っぽい感じはなくて適度にシャキシャキでよかったです。
こちらはあく抜きせずに炒めたごぼうです。食べてみたところあく抜きしたものよりもややごぼうの風味と味は濃い気がしました。あく抜きはしてませんがこちらも特にあくっぽさは感じませんでした。食感はこちらも適度にシャキシャキでよかったです。
2つを食べ比べてみた感想はこちらは食感はそんなに差は感じませんでした。ただ味や風味の方はやはりあく抜きしなかった方が少し濃かったです。星で表すならあく抜きしなかったごぼうが星5ならあく抜きしたごぼうは星4.5といった感じです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はごぼうはあく抜きした方がいいのかしない方がいいのかを検証してみました。結果はあく抜きをしなくても特にあくっぽさは感じませんでした。
また水に浸けてあく抜きしない方が味や風味が濃くて、食感もよかったです。なのでごぼうのあく抜きはしない方がおすすめです。