たまに産地直売所やスーパーなどでかなり大きなゴーヤを見かけることがあります。大きいので食べ応えがありそうですが、大きすぎるゴーヤっておいしいのでしょうか。
きになったので普通サイズのゴーヤと食べ比べてみて、味や苦み、食感に違いがないかどうかを検証してみることにします。
ゴーヤは種類が変わってくると味も微妙に変わってくるので、なるべくこうした差の影響が出ないように今回は同じ棚に並んでいて同じ生産者のゴーヤで、大きさの違うものを2つ買ってきました。
ちなみに価格はどちらも250円でした。大きなゴーヤはサイズがかなり大きいのに値段は一緒なので、値段で見るとかなりお得だといえます。
次ぎはそれぞれのゴーヤがどのくらい大きさが違うのかを見ていきます。
こちらは大きすぎるゴーヤです。
手に持つとこんな感じです。かなり大きいのがわかるかと思います。
重さの方は635gでした。通常のゴーヤの2倍以上の重さです。
一方こちらは通常サイズのゴーヤです。
手に持つとこんな感じです。
大きなものと比較するとこんな感じです。大きさの違いがよくわかるかと思います。
重さの方は317gでした。ちょうど大きすぎるゴーヤの半分の重さです。
それではそれぞれのゴーヤを実際に食べ比べてみます。まずは大きすぎるゴーヤです。こちらは半分にカットしたものです。
種の周りがすこし赤くなっていますが、これはゴーヤが熟してきた証拠です。確かにこちらのゴーヤは熟しているのか、触ると通常サイズのゴーヤよりも少し柔らかい感じがしました。
こちらは種とワタをくりぬいたものです。
これを食べやすいように半月切りにします。こちらは半月切りにした大きすぎるゴーヤです。食べてみたところ味の方はゴーヤの味がしますが少し薄い感じがします。
また苦みもあまりなくて、苦みが苦手な方は食べやすいと思います。果肉は若干水っぽくて皮は少し柔らかめな感じです。
一方こちらは通常サイズのゴーヤです。こちらも半分にカットしたところ、あまり種の周りの変色もそんなに見られません。
大きすぎるゴーヤと比べてみるとこんな感じです。種の周りの変色の違いがよくわかるかと思います。
こちらも種とワタをくりぬきました。
さらに食べやすいように半月切りにしました。こちらも食べてみたところ、こちらはゴーヤの味や風味は濃くて、苦味もややありました。ただ苦みも強すぎるほどではないので生でも全然食べられます。
果肉は詰まっていて、皮は大きすぎるものに比べると固いですが、固すぎるほどではありません。
2つを食べ比べてみた感想は味に関しては通常サイズのゴーヤの方がよかったです。ただ大きすぎるゴーヤは苦みがかなり少ないので、苦味が苦手な方はこちらの方が食べやすいと思います。
食感は大きすぎるものはややみずみずしさが強くて、通常サイズのものは果肉がしっかり詰まっていて、どちらも特徴は違いますがおいしかったです。皮は通常サイズの方が固さはありましたが、食べてて気になるほどではありません。
味の違いを星で表すなら通常サイズのゴーヤが星5なら大きすぎるゴーヤは星4といった感じです。ただ苦みが苦手な方の場合は大きなサイズのゴーヤの方が食べやすいと思います。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
次はそれぞれこのように油を引いたフライパンで炒めて食べ比べてみることにします。
まずは大きすぎるゴーヤを炒めたものです。食べてみたところ加熱によって味や風味が増しておいしかったです。食感も適度な柔らかさです。
こちらは通常サイズのゴーヤを炒めたものです。食べてみたところこちらも加熱によって味や風味、甘みが増して、大きすぎるものよりもより濃厚でおいしかったです。
また加熱すると全体の味が増すのか苦みはあまり気になりません。食感は適度に柔らかくてよかったです。皮は大きすぎるものよりも少し固いですがこちらも気になるほどではないです。
2つを食べ比べてみた感想は味に関してはこちらも通常サイズのゴーヤの方が味や風味が濃厚でおいしかったです。炒めると苦みもあまり気にならないので、苦味が苦手な方でも通常サイズのゴーヤの方がおすすめです。
食感に関しては皮の固さが若干違いますが、どちらもよかったです。星で表すなら通常サイズのゴーヤが星5なら、大きすぎるゴーヤは星3.5といった感じです。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回は大きすぎるゴーヤは本当に味や食感が落ちるのかどうかを検証しました。結果はやはり通常サイズのゴーヤの方が味や風味が濃厚でおいしかったです。特に加熱調理で使う場合は断然通常サイズのゴーヤをおすすめします。
ただ大きすぎるゴーヤは生で食べても苦みがあまりありません。なので苦みが苦手な方で生食での利用がメインなら大きすぎるゴーヤをおすすめします。
また大きすぎるゴーヤは価格が割安で売られていることが多いので、多少味が落ちても価格を重視するという方にもおすすめです。