ゴーヤといえば独特の苦みが特徴の野菜ですが、苦みが苦手な方もいらっしゃるかと思います。また強すぎる苦みを抑えたいという人もいるかと思います。,
そこで今回はゴーヤの苦み取りとして定番の、塩、砂糖、塩と砂糖を振りかけるという3つの方法をそれぞれ試してみて、どれが一番苦みを取る効果が高いのかを検証してみることにします。
さらに茹でる、炒める、レンジで調理するという3つの調理方法でどれが一番苦みを抑えることができるのかも検証します。
それでは実際に検証してみることにします。まずはゴーヤの下処理です。ゴーヤを半分にカットしたらワタと種をスプーンなどでくりぬきます。
こちらを5mm幅ほどに輪切りにします。こちらをボウルに入れたら、それぞれ塩、砂糖、塩と砂糖をふりかけます。
振りかける量はゴーヤ1本分200gに対して塩は小さじ1/2杯です。こちらはゴーヤ100gなので半分の小さじ1/4杯加えています。
こちらは砂糖を振りかけたものです。ゴーヤ1本200gに対して砂糖小さじ2杯です。こちらも100gなので振りかけた量は小さじ1杯です。こちらも揉み込んでから置いておきます。
こちらは塩と砂糖を振りかけたものです。ゴーヤ1本200gに対して塩小さじ1/2、砂糖小さじ2です。こちらも100gなので振りかけた量は塩小さじ1/4と砂糖小さじ1です。これを10分ほど置いておきます。
それでは10分置いたゴーヤをそれぞれ食べ比べてみることにします。まずは何もしていないゴーヤを食べて見ます。食べてみたところゴーヤの苦みがあり、特に後味での苦みがつよいです。
こちらは塩を振りかけたゴーヤです。全体的に湿ってはいますが、このように水分までは出ていません。
食べてみたところゴーヤの苦みが抑えられていて、特に後味での苦みが大分抑えられている感じです。
こちらは砂糖を振りかけたものです。こちらも湿ってはいますが水分までは出ていません。
食べてみたところこちらもゴーヤの苦みが抑えられていて、こちらの方が苦みは少ない気がします。砂糖によって苦みが中和されている感じです。
ただ砂糖の甘みも結構主張していて、ゴーヤそのものの味からはちょっと離れてきている感じがします。甘めの料理には合いそうですが、料理によっては合わないかもしれないです。
最後に塩と砂糖を振りかけたものです。こちらはこのように水分が出てたまっています。
食べてみたところこちらも砂糖だけを加えたものと同じくらいゴーヤの苦みは抑えられている感じがします。また塩も加えているので、砂糖の甘さがそんなに主張していなくて、ちょうどいい感じの味です。
3つを食べ比べて見た結果は苦みを抑える効果は砂糖を加えたものと、塩と砂糖を加えたものがよかったです。
苦みを抑える効果だけなら星で表すと何もしてないものが苦みが星5なら、塩を加えたものは星2.5、砂糖を加えたもの、塩と砂糖を加えたものが星2といった感じです。
ただ砂糖を加えたものは砂糖の主張も結構あったので、バランスを考えると塩と砂糖を加えたものが一番ちょうどよかったです。なのでおすすめは塩と砂糖を加えたものです。
あまり苦みが取れすぎるのも物足りないので、苦みを少しは味わいたいという場合は塩だけを加える方法でもいいと思います。
ちなみにただ水に浸けるだけでも苦みはとれるのかどうかも試してみました。このように水に浸けて10分ほど置いておきます。
こちらは水に浸けたゴーヤです。食べてみたところこちらも苦みが抑えられています。苦みだけで見た時に苦みの程度は星3ぐらいに抑えられていますが、全体的な味も薄味になっています。また食感もやや水っぽくなっています。
苦みを抑える効果も他の方法の方がよく、さらに味も他の方法の方がしっかりしているので、水に浸ける方法はあまりおすすめはしません。
それから塩と砂糖を加えて苦みを取ったゴーヤですが、さらに茹でる、炒める、レンジで加熱するという3つの調理法でそこからどのくらい苦みがとれるのかも検証してみました。
まずは茹でてみることにします。鍋に水を入れて沸騰したらゴーヤを加えて30秒ほど茹でます。茹でたらざるにあげ、さっと流水にさらしてから冷まします。
こちらは茹でたゴーヤです。食べてみたところ苦みは薄くはなってはいますが、すでに塩と砂糖で薄くはなっていたのでそこまで変わってはいません。
むしろ茹でるとほとんど苦みがなくなるんじゃないかと思っていたので、やんわりとした苦みは残っていてよかったです。ただ水に浸けた時と同様味が全体的に薄くなっていて、食感もやや水っぽいです。
次にレンジで加熱してみます。耐熱容器にゴーヤを入れ、上からラップをのせ、レンジで100gあたり600Wで1分半加熱します。
こちらはレンジで加熱したゴーヤです。食べてみたところ苦みに関しては茹でた時と同様少し減ってはいますが、やんわり残っている感じでちょうどいいです。
味の方は茹でたものに比べると全然しっかりしていて、加熱したことで甘みも出ておいしかったです。食感も適度な柔らかさでよかったです。
最後に炒めてみることにします。少量の油をひいてゴーヤをフライパンで炒めました。
こちらは炒めたゴーヤです。食べてみたところ苦みに関してはこちらもやんわり残ってちょうどいい感じです。ただこちらはレンジで加熱したものよりもさらに味は濃くて甘みもよりあっておいしかったです。食感も柔らかすぎずちょうどいい感じです。
3つの調理法で食べ比べて見た結果は、苦みに関してはどれもそんなに変わらなくて苦みの残り具合を星で表すと星1.5で、塩と砂糖を加えた生のゴーヤの苦みが星2とすると、若干減った程度です。
ただ味の方は茹でたものは味が薄かったのに対し、炒めたものは味が濃厚だったので、おすすめなのは炒める方法になります。
料理によっては炒めたものではなくて茹でるかレンジで加熱したものを使いたい場合もあるかと思います。その場合はレンジで加熱したものがおすすめです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はゴーヤの苦みを抑えるなら塩、砂糖、塩と砂糖のどれがいいのか、さらに調理法は茹でる、レンジ、炒めるだとどれが効果的なのかを検証しました。
苦みを抑える効果としては塩と砂糖を加えたものが最も効果が高かったです。さらに調理法なら苦みを抑える効果自体はそれほど差はありませんが、味自体は炒めたものが最も味が濃厚でした。今回の検証を参考にしていただけると幸いです。