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おいしいほうれん草の見分け方・選び方

鮮度のいいほうれん草と鮮度の悪いほうれん草の画像

はじめに

ほうれん草は栄養素も豊富で冬特に美味しい野菜の一つです。お浸しや和え物、炒め物、ポタージュなど多くの料理で利用されます。今回はほうれん草の旬や種類について見ていき、その上でほうれん草を葉の部分で見分ける方法と、茎の部分、根元の部分で見分ける方法を紹介します。

さらに傷んだほうれん草の見分け方やホウレン草の保存方法、ほうれん草に含まれる栄養素についても取り上げます。

ほうれん草を旬で選ぶ

ほうれん草の旬

ほうれん草は通年出回っていますが、霜に当たって甘みが増す12月〜1月までが特に美味しい季節です。この時期のほうれん草は栄養価も高いです。

主な産地は千葉、埼玉、群馬、茨城で全体の40%を占めます。夏場は北海道産も多く出回ります。

ほうれん草の種類での見分け方・選び方

東洋種と西洋種がある

ほうれん草は西アジア原産で東洋種と西洋種があります。日本には当初中国を通じて東洋種が入ってきて、のちに西洋から西洋種も伝わり、現在ではその交配種が主流となっています。

東洋種

葉は薄く切れ込みも深いのが特徴です。株元の赤みも強いです。アクは少なく食味はいいです。山形赤根などの品種があります。

西洋種

葉は厚く切れ込みもないか、少ない物が多く、丸葉なのが特徴です。株元の赤みは少ないです。ややあくが強く土臭いのが特徴です。春から初夏にかけてまかれるものが多いです。代表的な品種にはサンライトなどがあります。

交配種

葉肉が厚い西洋種の特徴と、味の良い東洋種の特徴を併せ持ったものが多いです。収穫量も多くなることから現在では主流となっている。千葉県で開発された豊葉やニューアンナ、ソロモン、アトラスなど様々な品種がある。

種類見た目特徴
東洋種葉の切れ込みは深く葉は薄い。株元の赤みは強い。あくが少なく食味がいい
西洋種葉の切れ込みは少なく葉は厚い。株元の赤みは少ない。ややあくが強く土臭い
交配種葉は厚く、切れ込みは深いもの安くないものなど様々あくが少なくて食味がいい

葉で見分けるほうれん草の選び方

色が鮮やかでみずみずしい

ほうれん草は葉の緑色が濃く、みずみずしくて鮮やかなものを選びます。黒ずみのあるものは避けます。ただし店頭にあるものは水につけて蘇生させてあるものもあります。これだとすぐに悪くなるので早めに使いきるようにします。

ほうれん草は濃い緑でみずみずしいものを

ちなみにこちらは鮮度が落ちて色もあせ、しなっとしてみずみずしさもなくなったほうれん草です。

色あせてしなびたほうれん草

並べてみるとこんな感じです。左は色鮮やかでみずみずしいほうれん草で、右はしなびて色あせたほうれん草です。並べてみると色もかなりあせているのがわかるかと思います。

色鮮やかなほうれん草と色あせてきたほうれん草

ただこの状態であればまだハリやみずみずしさを復活させる方法はあります。詳しくはしなびたほうれん草が元通りになるの?ほうれん草の復活術、再生術を検証しますで解説しています。

また以下の動画でもその効果を検証しています。

葉の裏も緑の濃いものを

葉は表側だけでなく裏側も緑色の濃いものを選びます。下の画像のように葉の表に比べると黄緑がかってはいますが、色の濃いものがいいです。

ほうれん草は葉の裏も緑の濃いものを

葉にはりがあるもの

葉にはりがあって葉先までぴんとしているものを選びます。ちなみに以下は買ってきたばかりのしっかりとハリのあるほうれん草です。

ハリのあるほうれん草

こちらはハリのないほうれん草です。しなっと垂れ下がっています。

ハリのないほうれん草

並べてみるとこんな感じです。左はハリのあるほうれん草で、右はしなっとしたほうれん草です。同じほうれん草でも鮮度が落ちるとこのように見るからにしなびれてきます。

ハリのあるほうれん草とハリのないほうれん草

葉が密集している

ほうれん草は葉がしたの方から密集して生えているものがいいです。下の画像を見てもわかりますが、大きな葉の茎の間から小さな葉と茎がのびてきています。

ほうれん草は葉が下から密集して生えてるものを

茎で見分けるほうれん草の選び方

茎が適度な太さのものを

茎が適度な太さでしっかりしているもの選びます。茎が細いものは葉も細くうまみにも欠けます。茎が太すぎても今度は育ちすぎて葉が固くなり、アクも強くなるので要注意です。

ほうれん草は茎が適度な太さのものを

茎にもハリがあってみずみずしいものを

茎も鮮度のいいものはしっかりとハリがあり、みずみずしさを保っています。こちらも葉と同様に鮮度によって影響が出やすいので見分けるポイントとなります。

茎にハリのあるほうれん草

こちらは鮮度が落ちたものです。茎にしわがより、しなっとしているのがわかるかと思います。

茎にハリのないほうれん草

並べるとこんな感じです。左は茎にハリがありみずみずしいほうれん草で、右は茎がしなっとしたほうれん草です。並べるとその違いがよく分かるかと思います。

茎にハリのあるほうれん草と茎にハリのないほうれん草

根元で見分けるほうれん草の選び方

根本がピンク色

根本が鮮やかなピンク色の物が新鮮です。根がみずみずしいものも良品の証拠です。根元の部分は甘みも強く、鉄分や骨を作るために必要なマンガンといった栄養素が多く含まれているので捨てずに利用しましょう。

ほうれん草は根元がピンク色のものを

株の切り口が大きくてみずみずしい

株の切り口が大きくて新鮮でみずみずしいものを選びましょう。

ほうれん草は株の切り口が大きくて新鮮

鮮度が落ちてくると切り口も乾燥してきます。

切り口が乾燥したほうれん草

並べてみるとこんな感じです。左は切り口がみずみずしいほうれん草で、右は切り口が乾燥したほうれん草です。鮮度が落ちて水分が抜けてくることでこのように見た目に差が出ます。

切り口がみずみずしいほうれん草と切り口が乾燥したほうれん草

以下ではほうれん草の見分け方・選び方を鮮度のいいものと悪いものとで比較しながら動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。

傷んで腐ったほうれん草の見分け方

ほうれん草も傷んでくるとしわしわになってきます。しおれている程度なら味は落ちますがまだ食べれます。さらに傷みが進むと茶色く変色し、ドロッと溶けて汁が出て異臭が出てきます。こうなるともう食べれません。

ほうれん草の保存方法について

ほうれん草の選び方、見分け方について見てきましたが、ほうれん草の保存方法についても紹介します。ほうれん草は乾燥に弱いのでポリ袋に入れ、軽く口を閉めて立てかけて冷蔵庫で保存します。これで1週間は保存が可能です。

ほうれん草をポリ袋に入れて立てて保存

茹でてから水けを絞り、カットしてから冷凍用保存袋に入れ冷凍保存すれば1ヵ月は持ちます。また風通しのいい場所で3日ほど干してから保存袋で冷蔵保存しても1ヵ月は持ちます。ほうれん草の保存方法について詳しくはほうれん草の保存方法と保存期間、長持ちのコツで解説しています。

ちなみに以下の動画では実際にポリ袋に入れて保存する方法の効果を検証しています。併せて参考にしてみてください。

ほうれん草の栄養素について

豊富な鉄分

ほうれん草には鉄分が多く含まれます。鉄分は赤血球の構成成分の一つで酸素運搬に関わります。欠乏すると貧血症状を引き起こします。ほうれん草の鉄分は量は多いですが吸収率はそれほど高くないので、動物性たんぱく質やビタミンCなど鉄分の吸収を高める栄養素と一緒にとると効果的です。

ビタミンCやカロテンが豊富

ほうれん草には抗酸化物質であるビタミンCやβ-カロテンが豊富に含まれます。ビタミンCやβ-カロテンは酸化や老化から体を守ってくれます。またビタミンCは鉄分の吸収率も高めてくれます。

葉酸やビタミンB6も豊富

ほうれん草には造血を促す葉酸やビタミンB6も豊富に含まれ、貧血予防にも効果があります。

ビタミンKやカリウムも豊富

他にも骨の健康にかかわるビタミンKや高血圧の予防効果のあるカリウムなども豊富に含まれます。

チェックの大まかな流れ

ほうれん草を見分ける時は葉の部分、茎の部分、根元の部分と分けてみていきます。葉は表も裏も緑が濃くてみずみずしいものを選びます。葉はしなびていなくピンと張っているものを選びましょう。

茎は葉に栄養素を送り適度な太さになっているものを選びます。また茎にもハリがあってみずみずしいものがいいです。根元は鮮やかなピンク色で切り口もみずみずしいものを選びます。

ほうれん草のチェックの流れ

  • 葉が濃い緑でみずみずしい
  • 葉先までピンと張ってる
  • 茎は細すぎずふと過ぎず適度な太さ
  • 茎もハリがあってみずみずしい
  • 根元は鮮やかなピンク
  • 切り口はみずみずしい
参考書籍
プロが教える食材の裏ワザ
いちばんわかりやすい家事の基本大事典
材料の下ごしらえ百科
野菜のソムリエ
からだにおいしい野菜の便利帳
食材図鑑 生鮮食材篇
野菜・山菜ハンドブック
野菜の基礎知識
おいしく健康をつくるあたらしい栄養学

最終更新日 2021/08/25

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この記事を書いた人

kain

kain

生活知恵袋管理人のkainです。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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