ほうれん草は保存するなら冷蔵庫の野菜室よりも冷蔵室の方がいいといわれています。本当なのかどうか気になったので、今回は冷蔵室と野菜室それぞれでほうれん草を保存してみて差が出るのか、どのような違いが出るのかを検証してみることにします。
ちなみにほうれん草の保存の適温は0度から5度くらいだそうです。野菜室の温度は5〜10度で、冷蔵室は0〜5℃なので、保存に適しているのは冷蔵室だそうです。
それでは実際に検証してみることにしましょう。まずは保存の仕方を解説します。まずはほうれん草をポリ袋に入れ軽く口を締めます。これを冷蔵庫の冷蔵室で保存します。
初日の状態はこんな感じです。濃い緑色でハリつやもあります。
こちらは3日目です。特に大きな変化は見られません。
こちらは5日目です。そんなに大きな変化は見られません。
並べてみるとこんな感じです。左上から1日目、3日目、5日目の冷蔵室で保存したほうれん草です。並べて見てもそんなに変化いしていないのがわかるかと思います。
それから重さの変化を見ていくとこんな感じです。初日の重さは24.2gです。3日目は23.7g(-2.1%)、5日目は23.3g(-3.8%)です。5日たってもそんなに重さは減っていません。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
初日の冷蔵室で保存するほうれん草 | 24.2g |
3日目の冷蔵室で保存したほうれん草 | 23.7g(-2.1%) |
5日目の冷蔵室で保存したほうれん草 | 23.3g(-3.8%) |
比較のために同じようにポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存したものも見ていきます。
こちらは初日の状態です。
こちらは3日目です。こちらもそんなに変化は見られません。
こちらは5日目です。やはりそんなに変化は見られません。
並べてみるとこんな感じです。左上から1日目、3日目、5日目の野菜室で保存したほうれん草です。こちらも初日からそんなに変化していないのがわかるかと思います。
冷蔵室で5日間保存したほうれん草と並べてみるとこんな感じです。並べて見てもそんなに大きな差は見られません。
それから重さの変化を見ていくとこんな感じです。初日の重さは27.1gです。3日目は26.7g(-1.5%)、5日目は25.9g(-4.5%)です。こちらも5日たってもそこまで重さは減っていません。
冷蔵室で保存したほうれん草と重さの変化を比べるとこんな感じです。ポリ袋に入れて乾燥対策をしているので、どちらもそんなに重さは減ってはいません。
経過日数 | 重さ(増減率) |
---|---|
初日の野菜室で保存するほうれん草 | 27.1g |
3日目の野菜室で保存したほうれん草 | 26.7g(-1.5%) |
5日目の野菜室で保存したほうれん草 | 25.9g(-4.5%) |
見た目に関してはほとんど差が見られませんでしたが、味の方はどうなのでしょうか。気になったので食べ比べてみました。生ではえぐみが強くて食べられないので、茹でてから食べ比べて見ます。
まずは鍋に水を入れて、水1リットルに対して大さじ1の塩を加えて火にかけます。沸騰したらほうれん草の先の茎の部分を入れて20秒ほど茹でます。
次に全体を浸してさらに20秒茹でます。ゆであがったらさっと水にさらして水けを絞ります。
こちらは冷蔵室で保存して5日たったほうれん草を茹でたものです。食べて見たところほうれん草の風味と甘みがしっかりとあっておいしかったです。
一方こちらは野菜室で5日間保存したほうれん草を茹でたものです。こちらも食べて見たところ、冷蔵室で保存したものと特に味に大きな違いはありませんでした。 やはり味に関しても大きな差は出ませんでした。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はほうれん草を冷蔵室で保存した場合と野菜室で保存した場合のどちらがいいのかを検証しました。ほうれん草の適温は0〜5度で、冷蔵室の方が保存には適しているといわれています。
ただ実際に試してみたところ、野菜室で保存した場合も冷蔵室で保存した場合も、見た目や味に関して特に大きな差は見られませんでした。
なので特に気にせず、冷蔵室でも野菜室でもスペースの開いているほうで保存するといいです。