ほうれん草のおひたしはしょうゆ洗いをした方が味や食感がよくなるといいますが本当なのでしょうか。
気になったので今回は実際にしょうゆ洗いをした場合としなかった場合で食べ比べてみて、味や食感がどのくらい違うのかを検証してみることにします。
ちなみにしょうゆ洗いがなぜいいといわれているのかというと、ギュッと水けをきった後でしょうゆ洗いをすると、しょうゆの塩分によってさらに水分が引き出され、さらに水けをしっかりと切ることができるそうです。
さらにしょうゆの下味もついておいしくなるそうです。
それでは実際にしょうゆ洗いの効果が本当にあるのかどうかを見ていきます。まずはこちらが今回使うほうれん草1束です。重さは203gあります。
こちらを使ってほうれん草のおひたしを作っていきます。まずはほうれん草を洗います。根本もこのようにゆすいでしっかり土を落とします。
次に鍋に水と水1リットルに対して大さじ1/2の塩を加えて火にかけます。
沸騰したらほうれん草の茎の部分を30秒つけて茹で、さらに葉も浸けて30秒茹でたら取り出します。
さっと流水にさらして冷まします。
あとはしっかりと手で絞って水けをきります。ほうれん草の根の方を上にして上から下へとギュッギュッッと絞っていきます。これを5〜6回やって水けをしっかり切ります。
こちらは水けをきった茹でたほうれん草です。重さは144gです。
茹でる前が203gだったのでこの時点でもだいぶ水気は切れてはいるのですが、さらにここからしょうゆ洗いを行います。茹でたほうれん草1束に対してしょうゆを小さじ1ほど全体にふりかけます。
20秒ほど待ってこのように再びほうれん草を絞っていきます。
するとこのように加えた醤油以上にたっぷりと水を絞ることができました。この量を見るだけでもしょうゆ洗いによってしっかり水を切ることができるのがわかります。
ちなみに重さの方を計ってみると126gでした。144gからさらに18gも水けをきることができました。
重さを計った時点でもしっかりと水気が切れているのがわかるのですが、実際に味や食感の方がどう違うのかも食べ比べてみることにします。
まずはしょうゆ洗いはせずに上からかつお節をのせておひたしにしたものを食べてみます。
食べてみた感想は食感も水っぽさは若干ありますが、よく水けは切れていてよかったです。味の方はそのままだとしょうゆもかかっていないのでほうれん草の味と塩ゆでによる塩味がする味といった感じで、物足りなさはあります。
しょうゆをかけて食べてみたところおいしかったのですが、やや中まで味が浸透していない感じはあります。
一方こちらはしょうゆ洗いをしておひたしにしたものです。食べてみたところ食感はこちらの方は水っぽさは少ない感じがしてちょうどいい感じです。
味の方はほんのりしょうゆが効いていて、特にしょうゆが強すぎるわけではなくてあっさりなのですが、このままでもおいしく食べれる感じはします。
しょうゆをかけてみたところこちらは外側のしょうゆだけでなく下味によって中まで味が染みていておいしかったです。
2つを食べ比べてみた感想は食感については水っぽさが少ないしょうゆ洗いをした方がよかったです。味に関してもしょうゆ洗いをした方がほんのりとしたした味がついていて、しょうゆをかけた際も中も外もまんべんなく味が染みていてよかったです。
星で表すならしょうゆ洗いをした方が星5なら、してない方は星4.4といった感じです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回ほうれん草のおひたしは本当にしょうゆ洗いをした方がおいしくなるのかどうかを検証しました。結果はやはりしょうゆ洗いをした方が味も食感もよかったです。
もちろんしてなくてもおいしくはいただけますが、した方がさらにおいしさは増すので、ほうれん草のおひたしを作るならしょうゆ洗いをするのをおすすめします。