HOME > 食材の加熱調理の疑問 > ほうれん草の茹で時間は30秒、1分、1分半でどれが正解?検証したら意外な結果に!
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ほうれん草は通常茹でてから料理に使いますが、ゆで時間によって味や食感に違いがあるのかどうかは気になるところです。
そこで今回は30秒、1分、1分半とゆで時間を変えてほうれん草を茹でて見て、味や食感にどのように違いが出るのかを検証していきます。
まずはほうれん草を洗います。洗う際にボウルにこのように水をため、根元を入れてよくゆすいでやると根元に付いた土もしっかり落とすことができます。
次に鍋に水を入れ、水1リットルに対して小さじ2の塩を加えて火にかけます。沸騰したらほうれん草をそれぞれ30秒、1分、1分半茹でます。
茹でたらさっと流水にさらしてから水けを絞り、ざるにあげます。
後は食べやすい長さにカットします。
それではそれぞれの時間茹でたほうれん草の味や食感の違いを確かめてみます。まずは30秒茹でたほうれん草です。葉の部分を食べてみたところ火はしっかり通っていて味はいいです。食感も適度なシャキシャキ感で調度いい茹で加減です。
茎の部分を食べてみたところこちらも結構火は通っていましたが、若干固めで、少しゆで時間が足りない感じです。
ほうれん草はよく洗えば根元の部分も食べられます。こちらも食べてみたところこちらもまだ固さが残っていてもう少しゆで時間が欲しいところです。
次は1分茹でたほうれん草です。葉の部分を食べてみたところこちらは少し柔らかすぎかなといった感じです。
茎の部分はちょうどいいシャキシャキ感と柔らかさです。根元の部分はこちらもちょうどいい柔らかさでおいしいです。
最後は1分半茹でたほうれん草です。葉の部分を食べてみましたがこちらは柔らかくなりすぎな感じです。
茎の部分はやや柔らかすぎかなといった感じです。根元の部分はこちらも少し柔らかすぎかなといった感じです。
3つを食べ比べてみましたが、薄い葉の部分は30秒で十分火が通っていて、それ以上になると柔らかくなりすぎな感じがします。星で表すなら30秒が星5なら1分が星4、1分半が星3といった感じです。
茎の部分はこちらは1分が丁度よかったです。星で表すなら1分が星5なら1分半が星4.3、30秒は星3.5といった感じです。
根本の部分も同様に1分が一番よかったです。星で表すなら1分が星5なら1分半が星4.5、30秒は星3.5といった感じです。
一度に全体をつけて茹でるなら葉は少し柔らかめにはなりますが、茎にも根本にもしっかり火が通る1分がおすすめです。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
葉と茎や根元で火の通り具合が異なるので、次のようにまずは茎の部分を入れて30秒茹でます。
そのあと全体をつけて30秒茹でると葉も茎や根本もちょうどいい茹で加減になります。なのでこちらの方法が一番おすすめです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、合わせて参考にしてみてください。
今回はなめこを茹でるなら30秒と1分、1分半の何分がいいのかを検証しました。結果は1分が一番よかったです。あえ物やサラダでなめこを下茹でにするなら1分をおすすめします。