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じゃがいもの冷凍保存、生、レンジのどれが正解なのかを検証してみた

生のじゃがいもとレンジで加熱したじゃがいもを冷凍保存

はじめに

じゃがいもも冷凍保存すれば長期保存が可能です。ただ冷凍保存する場合、生のままでいいのか、レンジで加熱してからの方がいいのかは気になるところです。

そこで今回は実際に生とレンジで加熱したものを冷凍保存してみて、その違いを検証してみることにします。

さらにじゃがいもをマッシュポテトにして冷凍する方法、冷凍したジャガイモを解凍するコツや、作り置きのおかずにして冷凍する方法なども詳しく見ていきます。

また冷凍保存以外のジャガイモの保存方法や、おいしいじゃがいもの見分け方、選び方についても併せて紹介します。

じゃがいもの冷凍保存の基本

じゃがいもをそのまま冷凍保存

それではじゃがいもの冷凍保存の仕方を解説します。まずはじゃがいもの皮をむいて乱切りにします。

じゃがいもを乱切りに

生で冷凍保存する場合はこれを冷凍用保存袋に入れ、冷凍保存します。

生のじゃがいもを保存袋に入れて冷凍保存

こちらが冷凍保存して3週間たった生のじゃがいもです。

冷凍した生のじゃがいも

じゃがいもをレンジで加熱してから冷凍保存

もう一つはじゃがいもをレンジで加熱してから冷凍保存します。こちらも皮をむいてカットします。これを耐熱容器に入れ、じゃがいも100g当たりで小さじ1の水を振りかけます。この上からフワッとラップをのせます。ラップは軽く乗せるだけでいいです。

加熱時間はじゃがいも100gなら600Wで3分、500Wなら3分40秒です。加熱する時間はじゃがいもの量によって加減します。例えばじゃがいも200gなら600Wで6分、500Wなら7分20秒になります。

じゃがいもを耐熱容器に入れてレンジで加熱

こちらがレンジで加熱したじゃがいもです。

レンジで加熱したじゃがいも

冷めるまで待ち、冷凍用保存袋に入れます。金属トレイを下に敷いてから冷凍保存します。

レンジで加熱したじゃがいもを保存袋に入れて冷凍保存

  • 使う道具 - 冷凍用保存袋
  • 保存方法 - じゃがいもをカットしてレンジで加熱し、さめたら保存袋に入れて冷凍保存
  • 保存期間 - 1ヵ月

こちらが冷凍保存して3週間たったレンジで加熱したじゃがいもです。

冷凍したレンジで加熱したじゃがいも

レンジでの加熱時間は3分でいいの?

ちなみに上記ではレンジでの加熱時間は600Wで3分としていますが、冷凍保存するなら少し固めに加熱しておいた方がいいのではないかと気になる方もいるかと思います。

そこで少し固めの2分レンジで加熱した場合と、適度な柔らかさの3分加熱した場合、やや柔らかくなりすぎの4分加熱した場合でそれぞれ冷凍してみて、加熱解凍したときに味や食感にどのような差が出るかも検証してみました。

結果は3分レンジで加熱して冷凍したものが、加熱解凍したときの味や食感のバランスは一番よかったです。なのでおすすめなのは3分です。

冷凍して解凍したレンジで2分、3分、4分加熱したじゃがいもの味や食感を違い

詳しい検証結果についてはじゃがいもをレンジで加熱して冷凍保存するなら固さや加熱時間は2分、3分、4分の何分が正解?でも取り上げているので合わせて参考にしてみてください。

冷凍保存したじゃがいもを流水解凍する

冷凍したレンジで加熱したじゃがいもを流水解凍する

それでは冷凍したじゃがいもを実際に解凍してみることにします。解凍は流水解凍で行います。

解凍には自然解凍や氷水解凍もありますが、検証した結果流水解凍したものが効率がよかったので、今回は流水解凍にします。

詳しくは冷凍したじゃがいもの解凍方法、自然解凍、流水解凍、氷水解凍、加熱解凍のどれがいいのか検証してみたで解説しています。

ちなみに生のじゃがいもは流水解凍はしません。まだ火が通っていないので、解凍しても食べられないからです。こちらは後で加熱解凍の方で検証します。

では実際にレンジで加熱したじゃがいもを流水解凍してみることにします。

まずは冷凍したレンジで加熱したじゃがいもをポリ袋に入れます。ポリ袋に入れる際はなるべく中の空気を抜いたほうが、じゃがいもが水に触れる面が増え、その分解凍時間も短くなります。この時ストローがあると便利です。

冷凍したじゃがいもをポリ袋に入れる

ストローをこのようにポリ袋の中に入れ、吸ったときに中に空気が入らないように、ポリ袋を指で押さえます。吸うときに少し指を緩めてストローで中の空気を吸いだします。吸ったらまた指をギュッと押さえます。2、3回吸うのを繰り返すとしっかりと空気を抜けます。

ポリ袋にストローを差し込み指で押さえる

あとは指で押さえたままさっとストローを抜きます。ポリ袋をねじってからしっかりと締めます。これでこのように密閉することができます。

ポリ袋に入れて密封した冷凍じゃがいも

これを容器に入れ上から水を流します。このまま流水解凍します。

冷凍したじゃがいもを流水解凍

水温は21度ほどで20分ほどで流水解凍できました。

流水解凍するとこのようになります。見た目は冷凍する前よりも少しパサっとした感じです。

流水解凍した冷凍したレンジで加熱したじゃがいも

並べるとこんな感じです。左は冷凍する前のレンジで加熱したじゃがいもです。真ん中は冷凍したレンジで加熱したじゃがいも、右は冷凍して流水解凍したレンジで加熱したじゃがいもです。

レンジで加熱したじゃがいもとそれを冷凍したものとさらに流水解凍したもの

食べた感想ですが、味の方はしっかりとじゃがいもの味がしました。食感はやや粉っぽい感じがします。

その日に買ってきたじゃがいもと食べ比べる

比較のためにその日に買ってきてレンジで加熱したものも食べ比べてみました。こちらがその日にレンジで加熱したじゃがいもです。味は冷凍してから流水解凍したものよりも濃かったです。食感はしっとりとしてなめらかでした。

レンジで加熱したその日に買ってきたじゃがいも

どうやら冷凍して解凍するとじゃがいもの味は少し薄くなり、食感も粉っぽくなってしまうようです。ただその日に買ったものに比べると少し薄くはなっていますが、それでも十分じゃがいもの味はします。

味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。

流水解凍したレンジで加熱したじゃがいもとその日に買ってきたレンジで加熱したじゃがいもの味や食感の違い

冷凍保存したじゃがいもを加熱解凍する

冷凍した生のじゃがいもを加熱解凍する

次は冷凍保存したレンジで加熱したじゃがいもと生のじゃがいもをレンジで加熱してから食べ比べてみることにします。

まずは冷凍した生のじゃがいもを耐熱容器に入れ、ラップをしてレンジで加熱します。加熱時間は生なので100gで600Wで5分30秒加熱しました。

こちらはレンジで加熱解凍した生のじゃがいもです。つまようじで刺してみてもすっと入り、しっかりと中まで柔らかくなっています。

加熱解凍した冷凍した生のじゃがいも

食べて見たところ食感はしっとりとしてなめらかで、その日に買ってきたジャガイモをレンジで加熱したものとほとんど変わりません。ただ味の方はだいぶ薄くなっていました。

生のじゃがいもと冷凍した生のじゃがいも、加熱解凍した生のじゃがいもを並べるとこんな感じです。

生のじゃがいもと冷凍した生のじゃがいもと加熱解凍した生のじゃがいも

冷凍したレンジで加熱したじゃがいもを加熱解凍する

一方冷凍したレンジで加熱したじゃがいもも再びレンジで加熱解凍してみることにします。こちらは一度火を通しているので、100gで600Wで3分加熱しました。レンジで加熱解凍するとこうなります。

食べて見たところは味の方は流水解凍したものとそれほど差はありません。その日に買ったじゃがいもをレンジで加熱したものより少し味が薄い感じです。

加熱解凍した冷凍したレンジで加熱したじゃがいも

ただ食感はしっとりとしてなめらかになっていました。流水解凍だと粉っぽかったので、この変化は驚きでした。

レンジで加熱したじゃがいもとそれを冷凍して流水解凍したもの、さらに加熱解凍したものを並べるとこんな感じです。

レンジで加熱したじゃがいもとそれを冷凍して流水解凍したものと加熱解凍したものを比較

食べ比べた感想

生とレンジで加熱したじゃがいもですが、食感自体はどちらもそんなに差はありませんでした。ただ味の方はかなり差が出ました。ここまで差が出るかと正直驚きました。やはりじゃがいもは生ではなく一度加熱してから冷凍保存した方がよさそうです。

味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。

加熱解凍したそれぞれのじゃがいもの味や食感の違い

今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。

加熱してから冷凍保存した方がいい理由

じゃがいもは生での冷凍保存には向かない

じゃがいもは本来は冷凍保存には向いていません。ジャガイモに含まれる水分が冷凍で凍ったあと、解凍の際に抜け出て、身がスカスカになるからです。食感もおいしくありません。また生のジャガイモは0度以下だとでんぷんが破壊されてしまい味も大きく落ちてしまいます。

じゃがいもは加熱してから保存

じゃがいもだけに限りませんが野菜は生のまま保存すると色落ちしたり鮮度が落ちやすくなります。これは含まれる酵素の働きによるものです。酵素は低温下だとその働きも落ちますが、それでも徐々に色や鮮度が落ちてきます。

これをあらかじめ100度の沸騰したお湯でゆでておくことで、酵素を壊してその働きを抑えることができます。したがってゆでた野菜の方が色や鮮度が落ちるのを抑えることができます。冷凍保存では加熱してから保存するのが鮮度を保ちながら保存するコツです。

冷凍したじゃがいもを使ったレシピ

じゃがバターベーコン

それでは冷凍したじゃがいもを使ったレシピをいくつか紹介します。今回紹介するのはじゃがバターベーコンです。

ちなみにじゃがいもを冷凍したものと、冷凍せずに生から使ったじゃがいもをそれぞれを使って作ってみて両者の味の違いも検証しています。使う材料は以下の通りです。

じゃがバターベーコン

レシピ(2人前)
  • じゃがいも … 200g
  • 薄切りベーコン … 2枚
  • バター … 15g
  • 塩 … 小さじ1/4
  • 胡椒 … 少々

まずは冷凍したじゃがいもを耐熱容器に入れ、ラップをしてレンジで加熱解凍します。加熱時間は100gあたりで600Wで3分です。500Wなら3分40秒です。

冷凍のじゃがいもをレンジで加熱解凍

ちなみに冷凍ではなくて生のじゃがいもから使う場合は、同じように皮をむいてカットし、耐熱容器に入れてラップをしてこちらも100gあたり600Wで3分、500Wなら3分40秒加熱します。

次に鍋にバターを引いて中火にかけます。そこに2cmほどにカットした薄切りベーコンとレンジで加熱解凍したじゃがいもを加えて中火で炒めます。

バター、ベーコン、じゃがいもを加えて炒める

じゃがいも表面にこんがりと焼き色がついてきたら、塩と胡椒を振りかけてさっと炒めて出来上がりです。

塩、こしょうをふって味を調える

こちらは冷凍したじゃがいもを使って作ったじゃがバターベーコンです。少しじゃがいもの実が崩れてきています。食べてみたところ食感は適度な柔らかさで、見た目ほど柔らかすぎる感じはなくておいしかったです。

冷凍のじゃがいもで作ったじゃがバターベーコン

味もしっかりとじゃがいもの味がしてよかったです。

一方こちらは生のじゃがいもを使って作ったじゃがバターベーコンです。食べてみたところ食感はこちらもしっかり柔らかくなっていてよかったです。ただこちらの方が少しホクホク感がある感じです。

生のじゃがいもから作ったじゃがバターベーコン

味の方はこちらもしっかりとじゃがいもの味がしておいしかったです。味はほとんど差はなかったのですが、食べ比べたらほんの少し味は濃いいのかなといった感じはしました。

食べ比べた感想は正直どちらもほとんど差はなくておいしかったです。生の方が若干ホクホク感があって、味も少し濃い感じはありましたが、冷凍した方でも十分食感もよく味もおいしかったです。

冷凍と生のじゃがいもから作ったじゃがバターベーコンの味や食感の違い

冷凍したじゃがいもレシピでお困りの際は、ぜひ一度ためしてみてはいかがでしょうか。

肉じゃが

次に肉じゃがを紹介します。まずは使う材料です。

肉じゃが

レシピ(2人前)
  • じゃがいも … 2個分(250g)
  • にんじん … 1/5本
  • 牛肉こま切り … 100g
  • 糸こんにゃく … 150g
  • サラダ油 … 大さじ1/2
  • 調味料A
    • だし汁 … 1カップ
    • 酒 … 50ml
    • みりん … 大さじ1
    • 砂糖 … 大さじ1と1/2
    • 醤油 … 大さじ1と2/3

まずはにんじんを厚めにいちょう切りにします。

にんじんを厚めのいちょう切りに

絹さやはすじを取ります。

絹さやのすじを取る

鍋に水と水1リットルに対して小さじ2の塩を入れてから沸騰させ、絹さやを入れて1分ほど茹でます。茹でたら冷水にさらしてから水けをきり、半分にカットします。

絹さやを茹でる

糸こんにゃくは熱湯で30秒ほど茹でてざるにあげ、食べやすい大きさにカットしておきます。

糸こんにゃくを茹でる

鍋に油をひいて火にかけたらにんじんを入れて色が少し変わってくるまで炒めます。

にんじんを炒める

ちなみに生のじゃがいもを使う場合は、皮をむいて乱切りにしたじゃがいもを一緒に炒めます。

生のじゃがいもとにんじんを炒める

次に牛肉と冷凍のじゃがいもを加えて炒めます。

冷凍したじゃがいもと牛肉を加えて炒める

さらに糸こんにゃくも加えて炒めます。

糸こんにゃくも加えて炒める

牛肉の色が変わってきたらだし汁1カップ、酒50mlを加えて一煮立ちさせます。

だし汁と酒を加えて一煮立ちさせる

煮立ったら強めの中火にしてあくを取ってから3分ほど煮ます。生のじゃがいもを使う場合はよく火が通るように落し蓋をして5分ほど煮ます。

落し蓋をして煮込む

さらにみりん大さじ1と砂糖大さじ1と1/2を加えて3分ほど煮込みます。生のじゃがいもを使う場合は5分煮込みます。

調味料を加えて煮込む

しょうゆを加えて1分ほど煮込んで火を止めます。生のじゃがいもの場合は4分煮込みます。

最後に器に盛りつけて絹さやをあしらって完成です。

こちらは冷凍のじゃがいもを使って作った肉じゃがです。少し身は崩れてきていますが、それでもしっかりと形を保っています。柔らかさはこんな感じです。

冷凍したじゃがいもで作った肉じゃが

食べて見たところ味はしっかりとしみていておいしかったです。煮込む時間が7分と短めですみましたが、それでもしっかりと味はしみています。食感はしっとりと柔らかかったです。

こちらは生のじゃがいもから作った肉じゃがです。こちらは割とじゃがいもの形がしっかりと残っています。冷凍のじゃがいもに比べると実の固さはややしっかりしています。

生のじゃがいもで作った肉じゃが

食べて見たところこちらも味はしっかりとしみていておいしかったです。若干ですがこちらの方がじゃがいもの風味は強い感じはしました。煮込む時間が14分と約倍の時間がかかりましたが、その結果同じくらい味は良くしみています。

食感はこちらもしっとりとして柔らかくなっていました。若干こちらの方がホクホク感がある感じがします。

両者を食べ比べて見た感想は、生のじゃがいもから作ったほうが少しじゃがいもの風味があって、ほくほくとした食感もありましたが、冷凍したじゃがいもも十分においしかったです。

冷凍のじゃがいもで作った肉じゃがと生のじゃがいもで作った肉じゃがの味や食感の違い

また煮込む時間も生のじゃがいもに比べて半分の時間で済みます。冷凍ジャガイモレシピでお困りの際はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

じゃがいもをマッシュポテトにして冷凍保存

マッシュポテトの作り方

じゃがいもはマッシュポテトにしてからの冷凍保存もおすすめです。つくりかたはまずはじゃがいもをレンジで加熱調理します。

加熱時間は上と同じです。目安は竹串などを刺してみてすっと入るぐらいになったら取り出すといいです。

レンジで加熱したじゃがいも

あとは熱いうちにボールに移してマッシャーで押しつぶしていきます。

マッシュしたじゃがいも

ラップして保存袋に入れて冷凍保存

熱がさめたら、ラップに平たく伸ばして包み、それを冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。これで保存は1か月ほど可能です。

マッシュしたじゃがいもを保存袋に入れて冷凍保存

マッシュポテトを冷凍するとどうなる?

マッシュポテトを冷凍保存するとこのようにカチカチに固まります。

冷凍したマッシュポテト

マッシュポテトにしたジャガイモの解凍方法

マッシュポテトサラダとして使う場合

マッシュしたじゃがいもをマッシュポテトサラダやコロッケのタネとして利用する場合は、レンジで加熱解凍してから利用するといいです。

加熱時間は冷凍したマッシュポテト100gに対して600Wなら2分、500Wなら2分30秒です。

冷凍のマッシュポテトをレンジで加熱解凍

こちらは加熱解凍したマッシュしたじゃがいもです。

レンジで加熱解凍した冷凍したマッシュポテト

マッシュポテトサラダの作り方

ちなみに冷凍したマッシュポテトを使ったマッシュポテトサラダの作り方も紹介します。

マッシュポテトサラダ

レシピ(2人分)
  • マッシュしたじゃがいも … 200g
  • きゅうり … 1/2本
  • 塩 … 小さじ1/6
  • ハム … 1枚
  • 牛乳 … 50ml
  • バター … 12g
  • 塩 … 少々
  • こしょう … 少々
  • マヨネーズ … 大さじ3

きゅうり半分を薄切りにして塩を小さじ1/6ほど振って40分ほど置いておきます。そのあと水けを絞ります。ハム1枚は1cm四方に切り分けます。

薄切りにしたきゅうりに塩を振って置いておく

鍋にバター12g、牛乳50mlを加えたら弱火にかけます。

バターと牛乳を加えて火にかける

ここにレンジで解凍したマッシュポテトを加えて汁けがなくなるまでよく混ぜ合わせます。あとは塩を少々振って味を調えます。

汁けがなくなるまでまぜたマッシュポテト

これをボウルに移したら、きゅうりとハム、マヨネーズ大さじ3とこしょう少々を加えてよく混ぜ合わせたら出来上がりです。

きゅうりとハム、マヨネーズを加えて混ぜ合わせる

ポタージュとして使う場合

マッシュポテトをポタージュにして使うなら凍ったまま使ってもかまいません。牛乳を鍋に入れて加熱し、コンソメを加えて味付けしたものに凍ったマッシュポテトを加え、加熱しながらよく混ぜ合わせて出来上がりです。

牛乳にマッシュしたジャガイモを加える

さらにこちらにフードプロセッサーなどでペースト状にしたほうれん草を加えると、ほうれん草入りのポタージュが出来上がります。じゃがいもだけでなくほうれん草もとれて栄養満点のポタージュの出来上がりです。ほうれん草のペーストの仕方についてはほうれん草の冷凍保存と失敗しない解凍のコツ、活用レシピも紹介でも詳しく解説しています。

ほうれん草入りじゃがいものポタージュ

じゃがいもの冷凍保存のコツ

金属トレイの上にのせて保存

じゃがいもを冷凍保存する際は保存袋を金属トレイの上にのせて保存するといいです。食品は時間をかけずに急速に冷凍させた方が鮮度を維持しやすいものです。金属トレイは熱伝導率が高いので、その上に乗せることで急速に冷凍させることができます。

金属トレイの画像

保存袋の空気はしっかりと抜く

保存袋に食品を入れて保存するときは、中に空気がなるべく残らないようにしっかりと空気を抜いて密閉して保存するのが大切です。空気は熱伝導率が低いため、保存袋の中に空気が充満していると、その分食品にまで冷気が伝わるのが遅くなります。

ジップロックの日付記入欄

ちなみに冷凍用保存袋といえばジップロックが有名ですが、こちらはあらかじめ保存袋の表面に日付や保存する食材名を記入する欄がプリントされています。ジップロックはS、M、Lとサイズがあり、スーパーやドラッグストアなどでも売っていますが、ネットでまとめて購入することもできます。

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保存袋には保存日の記載を

冷凍用保存袋で冷凍保存する場合は、保存した日付と中身を保存袋に記入しておくようにしましょう。冷凍保存では長期保存ができるので、ついつい使いそびれてしまいがちで、後になっていつ保存したのかわからなくなることも少なくありません。

長期保存できるとはいえ限度はあります。正確な日付がわからないと、保存限度なのかどうかも判断できません。保存する際はしっかりと保存袋に日付と中身について記載するようにしましょう。

薄く平らにして保存する

食品の冷凍で大事なのはいかに早く冷凍するかですが、そのためにも保存する際は食材をなるべく薄く平らにして保存しましょう。こうすると素早く均一に冷凍することができます。また解凍時の時間も短縮することができます。

マッシュポテトを冷凍するとどうなる?

マッシュポテトは冷凍保存するとどうなるでしょうか。下の画像は冷凍保存する前のマッシュポテトです。

マッシュポテト

上記の方法でラップで包んで保存袋に入れて冷凍したものを取り出し、保存袋から出してラップを外したものが以下の画像です。凍らせるとカチカチになります。使う時は用途に合わせて解凍したりそのまま使ったりします。

凍らせたマッシュポテト

冷凍庫の保存温度は何度?

そもそも冷凍庫の保存温度は何度でしょうか。冷蔵庫は0〜5度に設定されていますが、冷凍庫の場合はしっかりと冷凍させるためにマイナス18度に設定されています。製品によっては急速冷凍させるために30度に設定しているものもあるようです。

じゃがいもを作り置きにして保存

チーズ粉ふきいもにして保存

じゃがいもは作り置きのおかずにして冷凍保存することも可能です。作り置きにして冷凍しておけばいつでも解凍するだけで簡単に料理に一品加えられて便利です。作り置きの場合は冷蔵庫で3〜4日、冷凍庫で2週間ほど保存できます。まずはチーズ粉ふきいもから紹介します。

チーズ粉ふきいも

作り方はジャガイモの皮をむいて一口大に切ります。鍋に水を入れてジャガイモを加えてゆで、竹串がすっと入るぐらいになったら日を止めて水を捨て、再び火にかけて鍋をゆすって粉ふきいも状態にします。火を止め粉チーズ、塩、粗挽き黒コショウ、パセリまたはバジルのみじん切りを加えて混ぜ合わせて完成です。

レシピ(4人分)
  • じゃがいも … 3個(450g)
  • バジル(みじん切り) … 適量
  • 調味料
    • 粉チーズ … 大さじ4
    • 塩 … 小さじ1/4
    • あらびき黒こしょう … 少々

じゃがいも餅にして保存

次にじゃがいも餅について紹介します。ご飯のおかずやおやつとしていただけます。保存は冷蔵庫で3〜4日、冷凍庫で2週間ほどです。

じゃがいも餅

作り方はまずはジャガイモの皮をむいて6等分に切り、鍋に水を入れてジャガイモを加え、15〜20分ほど茹でます。竹串を刺してすっと入るぐらいになったら鍋から取り出し、ボールにいれてマッシャーでつぶします。これに片栗粉、バター、塩、こしょうを加えてよく混ぜ合わせ、20等分ほどに平たく丸めてまとめます。

次にフライパンに5个曚匹凌爾気婆を引いて熱し、弱めの中火で平たくまとめたじゃがいもを両面揚げ焼きにしていきます。揚げたじゃがいも餅は網やキッチンタオルにのせて油を切ります。

じゃがいも餅をフライパンで揚げ焼きに

最後にあんを作ります。小鍋に醤油、砂糖、水を加えて弱火で煮立たせて、水で溶いた片栗粉(水小さじ4)を加えてかき混ぜたら、そのあんをじゃがいも餅にかけて出来上がりです。

レシピ(4人分)
  • じゃがいも … 4個(600g)
  • サラダ油 … 適量
  • 調味料
    • 片栗粉 … 大さじ4
    • バター … 大さじ1
    • 塩 … 小さじ1/4
    • こしょう … 少々
  • あん
    • しょうゆ … 大さじ2
    • 砂糖 … 大さじ2
    • 水 … 3/4カップ
    • 片栗粉 … 小さじ2

作り置きにしたじゃがいもの解凍方法

冷凍用保存袋で保存

作り置きにしたジャガイモを冷凍保存する場合は、容器などよりも冷凍用保存袋の方がいいです。冷凍用保存袋に平らになるように中身を入れて冷凍保存します。この方が早く冷凍できます。またこちらの方が空気を抜きやすく密閉しやすいです。

いったん解凍してから加熱する

冷凍した作り置きのジャガイモのおかずを解凍するときは、一気に過熱をするのではなくまずは電子レンジの解凍キーで半解凍させます。その後耐熱用の容器に移し替えて、本格的に温めます。冷凍用保存袋で加熱まですると保存袋が耐えきれないことがあるので注意が必要です。

電子レンジの解凍キー

じゃがいもは丸ごと1個で冷凍できるの?

ここまでじゃがいもの様々な冷凍保存の仕方を解説してきましたが、そもそもじゃがいもをそのまま丸ごと1個冷凍するとどうなるのか気になる方もいらっしゃるかと思います。そこで実際に試してみました。こちらはまるごと1個冷凍したじゃがいもです。

生のまま丸ごと一個冷凍したじゃがいも

これをレンジで加熱解凍するとこうなります。

レンジで加熱した生で丸ごと冷凍したじゃがいも

さらに食べやすいように皮をむいてカットするとこうなります。食べて見たところ触感は比較的なめらかですが、味の方は通常のじゃがいもを加熱調理したものに比べてかなり味が薄くなってしまっています。やはりじゃがいもはそのまま生でまるごと保存はしない方がいいようです。

カットしたレンジで加熱した生で冷凍したじゃがいも

詳しい検証記事についてはじゃがいもを生のまま1個丸ごと冷凍保存したら味や食感はどうなる?検証したら驚きの結果に!で解説しているのでこちらも参考にしてみてください。

じゃがいもの冷凍保存以外の保存方法

冷暗所で常温保存

じゃがいもは冷凍保存以外でも保存は可能です。夏場など暑い季節でないなら常温でも保存できます。直射日光が当たらず風通しがよく、湿気のこもらない場所で新聞紙に包むか、紙袋に入れて保存します。2〜3か月は保存が可能です。

冷蔵庫の野菜室で保存

じゃがいもは冷蔵庫の野菜室でも保存可能です。新聞紙で包んでポリ袋に入れ、口を軽くしめて保存します。約2か月ほど保存が可能です。じゃがいもは常温、冷蔵庫の他、乾燥させて保存も可能です。じゃがいもの保存方法全般についてはじゃがいもの保存方法と保存期間、長持ちのコツで解説しています。

じゃがいもをポリ袋に入れて保存

ちなみに以下の動画では実際に新聞紙で包んでポリ袋に入れて保存する方法の効果を検証しています。併せて参考にしてみてください。

おいしいじゃがいもの見分け方

ここまでジャガイモの冷凍保存の方法を紹介してきましたが、長く保存したいなら購入段階で鮮度のいいじゃがいもを選ぶことも大切です。そこでここではおいしいじゃがいもの見分け方・選び方を紹介します。まずは表面が滑らかで凸凹が少なく、傷やしわも少ないものを選びます。

じゃがいもがふっくらとして丸みがある

芽や皮が緑がかっているものはその部分に有害物質のソラニンが含まれます。こうしたものは避けましょう。買ってきて長く日がたつと緑に変色することがありますが、この場合は皮を厚めにしっかりと切るようにしましょう。

最後に手に取ってみて皮の薄さを感じるもの、重量感や固さを感じるものを選びます。詳しくはおいしいじゃがいもの見分け方・選び方で解説しています。

また下の動画でもじゃがいもの見分け方・選び方を解説しているので合わせて参考にしてみてください。

まとめ

今回はじゃがいもを冷凍保存するなら生とレンジのどれがいいのかを検証しました。結果は生の場合は冷凍して解凍するとかなり味が薄くなってしまいます。

一方レンジで加熱したものは、冷凍する前に比べると少し味は薄まりますが、それでもしっかりとじゃがいもの味はキープできています。なのでじゃがいもを冷凍する場合はレンジで加熱してから冷凍するのをおすすめします。

ちなみに解凍方法ですが、流水解凍でも食べれますが、加熱解凍の方がしっとりとしてなめらかだったので、解凍自体は加熱解凍をおすすめします。

参考書籍
もっとおいしくながーく安心食品の保存テク
作りおき野菜おかず357
野菜おかず作りおきかんたん217レシピ
おいしい料理には科学がある大事典

最終更新日 2023/09/21

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この記事を書いた人

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生活知恵袋

生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋と申します。料理研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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