生活知恵袋
HOME > 食材の見分け方・選び方 > かぶの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!

かぶの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!

かぶの画像

はじめに

かぶは日本には弥生時代のころに伝わったとされ、古くから食べられてきた野菜の一つです。栄養価も高く、葉も食べられます。

今回はおいしいかぶの見分け方・選び方を白い根の部分と葉の部分それぞれで詳しく見ていきます。

かぶを旬で選ぶ

かぶの旬

かぶは周年栽培されていますが、おいしい時期は10月から3月ごろです。おもな産地は千葉、埼玉、青森、滋賀、京都などです。

かぶの白い根の色や見た目での見分け方・選び方

白い根はハリツヤがあるものを

かぶの白い根はハリがあるものがいいです。鮮度が落ちてくるとしわがよってきます。

ハリつやのあるかぶ

こちらはつやがなくなり、乾燥してしなびてしまったかぶです。

しなびたかぶ

並べるとこんな感じです。左はハリつやのあるかぶで、右はしなびたかぶです。表面のハリが全然違うのがわかるかと思います。

ハリつやのあるかぶとしなびたかぶ

ちなみにしなびたかぶですが、まだこの状態であればハリやみずみずしさを復活させる方法はあります。要は水に浸けて戻すという方法なのですが、詳しくはしなびたかぶが元通りになるの?かぶの復活術、再生術を検証しますで解説しています。

しなびたかぶを水に浸ける

白い根は丸くて変形がないもの

かぶの白い根の部分は丸くて変形がなく、胴がパンとはったものがいいです。

形が丸くてきれいなかぶ

白い根の表面がなめらか

かぶの白い根は表面がなめらかなものがいいです。丁寧に生育されたものはこのように表面もきれいです。

かぶの表面がなめらかできれい

一方こちらはキズやひびが入っているかぶです。こうしたものは避けた方がいいです。

かぶの表面に傷がある

並べるとこんな感じです。左は表面がなめらかなかぶで、右は表面に傷のあるかぶです。並べると違いがよくわかるかと思います。

表面がなめらかなかぶと表面に傷があるかぶ

白い根は大きすぎないものを

かぶの白い根は成長して大きすぎるものは中にスが入っていたり、筋が堅い場合があるので避けたほうがいいです。

かぶは大きすぎないものを

かぶの葉や茎の色や見た目での見分け方・選び方

葉がみずみずしい

かぶは葉にハリとツヤがあって、みずみずしいものが新鮮です。

かぶの葉にハリつやがあってみずみずしい

鮮度が落ちると葉のツヤもなくなり、見た目にもしなびてきます。

しなびたかぶの葉

並べるとこんな感じです。左は葉にハリがあってみずみずしいかぶで、右は葉がしなびたかぶです。ハリやみずみずしさの違いがよくわかるかと思います。

葉がみずみずしいかぶと、葉がしなびたかぶ

葉の緑色が濃い

かぶは葉の緑が濃いものがいいです。鮮度が落ちてくると黄色に変色してきます。

かぶの葉が濃い緑色のものを

茎の付け根が淡い緑色

かぶは茎の付け根が淡い緑色のものがいいです。

茎の付け根が淡い緑色

かぶの触感での見分け方・選び方

白い根はしっかりと固いものを

かぶの白い根の部分も触ってみてしっかりと固いものがいいです。指で押さえても指が沈むこともなくしっかりとした固さがあるものを選びましょう。

ハリがあって固いかぶ

鮮度が落ちて乾燥してくると、水分が減り、白い根の部分も徐々に柔らかくなってきます。柔らかくなったものは、このように指で押さえると押した部分がへこんでいきます。

ハリがなく柔らかいかぶ

並べるとこんな感じです。左は白い根がしっかり固いかぶで、右は白い根が柔らかくなっているかぶです。ハリや固さの違いがよくわかるかと思います。

固いかぶと柔らかいかぶ

茎が堅い

かぶは茎を触ってみてしっかり固いものが新鮮です。鮮度が落ちてくると柔らかくなってきます。

かぶの茎にハリと固さがある

葉にハリがあり、ピンと立つものを

葉付きで鮮度のいいものは、葉と茎にハリがあり、手に取ってみるとピンと立ちます。

かぶの葉にハリがありぴんと立つ

鮮度が落ちてハリがなくなってくると、このようにダラーんと垂れ下がってきます。

葉にハリがなくしなっとしたかぶ

並べるとこんな感じです。左は葉がピンと立つかぶで、右は葉がしなっと垂れ下がったかぶです。鮮度の違いでここまでハリがかわってきます。

葉がぴんと立つかぶと、葉が垂れ下がったかぶ

以下ではかぶの見分け方・選び方を動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。

かぶの保存方法

おいしいかぶを買ってきても腐らせてしまっては元も子もありません。そこでかぶの保存方法についても紹介します。葉付きのままのかぶは、まずは葉と白い根の部分を切り分けます。

白い根の部分はポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。これで1週間は持ちます。

カットしたかぶをポリ袋に入れて冷蔵保存

葉はさっとゆでてから水けをよく切って、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。これで2〜3日はもちます。くわしくはかぶの保存方法が本当に効果があるのかを検証してみたら驚きの結果に!で解説しています。

以下ではかぶの保存方法について動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。

チェックの大まかな流れ

最後にかぶを見分ける際に、チェックするポイントをまとめてみます。まずはかぶは白い根の部分が丸くて変形がなく、白くてツヤがあるものがいいです。また表面にハリがあってなめらかなものも良品です。手に取ってみてしっかりと固さがあるものも鮮度がいいです。

葉は緑が濃くてみずみずしいもの、茎はまっすぐ伸びて茎と根の付け根に変色の見られないもの、触るとしっかりと固いものもいいです。

かぶのチェックの流れ
  • 白い根の色や見た目での見分け方
    • 丸くて変形がない
    • 白くてハリツヤがある
    • 表面がなめらか
    • 大きすぎない
  • 葉や茎の色や見た目での見分け方
    • 葉の緑色が濃い
    • 葉がみずみずしい
    • 茎の付け根が淡い緑色
  • 重さや触感での見分け方
    • 白い根もしっかりと固い
    • 茎が固い
    • 葉にハリがあり、ピンと立つものを
※参考書籍
もっとからだにおいしい野菜の便利帳
からだにおいしい 野菜の便利帳
材料の下ごしらえ百科
料理の裏ワザ便利帳
野菜のソムリエ
食材図鑑生鮮食材篇
おいしく健康をつくる新しい栄養学
野菜の基礎知識

最終更新日 2022/08/26

この記事が気に入ったらフォローをお願いします。

最新情報をお届けします。

 

この記事を書いた人

生活知恵袋

生活知恵袋

生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋と申します。料理研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

>> 詳しくはこちら

  



その他の根菜野菜の見分け方・選び方


おいしいごぼうの見分け方・選び方
おいしいごぼうの見分け方・選び方
さつまいもの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!
さつまいもの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!
おいしい里いもの見分け方・選び方
おいしい里いもの見分け方・選び方
おいしいじゃがいもの見分け方・選び方
おいしいじゃがいもの見分け方・選び方
おいしいしょうがの見分け方・選び方
おいしいしょうがの見分け方・選び方
おいしい大根の見分け方・選び方
おいしい大根の見分け方・選び方
おいしいたまねぎの見分け方・選び方
おいしいたまねぎの見分け方・選び方
おいしいにんじんの見分け方・選び方
おいしいにんじんの見分け方・選び方
れんこんの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介! れんこんの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!


その他の食品群の見分け方・選び方


 メニュー
食材の見分け方と保存法
食品の重さをチェック
食品の数え方・単位の大百科
珍しい野菜、果物の特徴や使い方を解説
いろはに香辛料
調味料の役割








Copyright(C)2002 生活知恵袋 All Rights  Reserved

プライバシーポリシー