キウイフルーツといえば輪切りや縦にくし切りにして食べたりしますが、切り方で味や食感に違いは出るのでしょうか。気になったので今回2つの切り方を実際に試してみてどちらがいいのかを検証してみることにします。
まず最初に答えを書いてしまうと輪切りよりも縦にくし切りにした方がいいです。それはなぜかについて解説します。こちらはキウイフルーツを縦に半分にカットしたものです。
実はキウイフルーツは場所によって糖度が異なります。一番甘くて糖度が高いのが中心の白い部分です。
実際に糖度を計ってみましたが16.3度でした。
ちなみにキウイフルーツの平均的な糖度は10〜16度くらいだそうです。実際に食べてみましたが甘みが強くておいしかったです。
キウイフルーツの緑色の部分は白い部分よりも糖度は落ちます。また上のヘタ側よりも下側のほうが糖度が高くなります。
ちなみにへた側というのはこの画像の上側です。このように覆われていて見えない場合もありますが、めくれば中にへたが見えます。
実際にこちらの上部の緑色の部分の糖度を計ってみます。
糖度は14.4度でした。
食べてみましたが甘みはしっかりありますが白い部分に比べると弱く、また白い部分にはほとんどなかった酸味も適度に感じます。
次はこちらの下部の緑色の部分の糖度を計ってみます。
糖度は14.8度でした。このように下部のほうが若干ですが糖度は高かったです。
食べてみましたが味のほうは上部とそんなに変わりませんが、若干こちらのほうが甘い気はします。こちらも適度に酸味はあります。
このようにキウイフルーツは部位で糖度に差があります。特に緑色と白色の部分での差が大きいです。これが切り方にどのように影響するのかを解説します。
まずは輪切りにします。まずはキウイフルーツを横に半分にカットします。
次に上部の固いへたの部分をカットします。
こちらの皮を包丁でむきます。
あとは等間隔に輪切りにします。
こちらが輪切りにしたキウイフルーツです。真ん中部分は糖度の高い白い部分もたっぷりありますが、端に行くほど少なくなって、一番端だとほとんどが緑色の果肉の部分になります。
なので真ん中部分を食べる場合は甘みも酸味も適度にあっておいしいですが、端の方を食べると甘い部分が減って酸味がより強調された味になります。つまり食べる箇所によって甘さが異なってしまうわけです。
一方で縦にくし切りにしてみます。こちらはまずは縦に半分にカットします。
さらに半分にカットしてくし切りにします。
両サイドの部分は固いので先にカットします。
あとは皮をむきます。
こちらがくし切りにしたキウイフルーツです。食べてみましたがどれも白い部分が同じだけ入っているので、どれも甘みと酸味がバランスよくておいしかったです。
つまりくし切りにした方が味にばらつきがでずに、均等に同じ味を味わえるわけです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はキウイフルーツを切るなら輪切りと縦切りのどちらがいいのかを検証しました。キウイフルーツは白い部分が特に甘みが強いので、この部分を均等に分けれる切り方をすると味にばらつきが出にくくなります。
輪切りだと端の方は白い部分が少なくなってしまいますが、くし切りなら白い部分を均等に切り分けられます。なのでキウイフルーツを切るなら輪切りよりもくし切りのほうがおすすめです。