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小松菜の見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!

鮮度のいい小松菜と鮮度の悪い小松菜の画像

はじめに

小松菜といえば冬が旬の野菜で、見た目はほうれん草に似ていますが、あくがほとんどないので、生でも食べられます。今回はこの小松菜の見分け方・選び方をただ解説するのではなく、鮮度のいいものと悪いものでどのような差があるのかを、実際に写真付きで並べて比較しながら詳しく解説します。

小松菜を旬で選ぶ

小松菜の旬

小松菜の旬は10月から4月で、特に冬場で霜に当たった小松菜は甘みも増し、栄養価も高まるのでおすすめです。小松菜はハウス栽培により通年でも出回っています。おもな産地は埼玉、福岡、東京、群馬、千葉などです。

東京も入っていますが、もともと小松菜の名前の由来は江戸時代の小松川(現在の江戸川区周辺)で栽培されていたことにちなんでいて、現在でも多く生産されているようです。

小松菜の色や見た目での見分け方・選び方

葉が濃い緑色で鮮やか

小松菜は葉が濃い緑色で鮮やかなもの、葉がみずみずしいものが鮮度がいいです。

小松菜の葉が鮮やかな緑色でみずみずしい

こちらは鮮度が落ちた小松菜です。色も鮮やかさがなくなり、みずみずしさも減ってしなっとしていいます。

葉がしなびてみずみずしさのない小松菜

並べてみるとこんな感じです。左は色鮮やかでみずみずしい小松菜で、右は色もくすみしなっとしてみずみずしさもなくなってきている小松菜です。元気のなさは比較するとよくわかるかと思います。

葉が濃い緑色の小松菜と葉の色のあせた小松菜

濃い緑色で黄色に変色していない

鮮度のいい小松菜は色ムラもなく、このように全体的に濃い緑色をしています。

濃い緑色で色ムラのない小松菜

一方で日のたった小松菜は、成熟が進みすぎてこのように葉が段々と黄色に変色してきます。こうしたものは味も落ちているので避けた方がいいです。

葉が黄色く変色した小松菜

並べてみるとこんな感じです。左は濃い緑色の小松菜で、右は黄色に変色した小松菜です。緑と黄色に違いがよくわかるかと思います。

葉が濃い緑色の小松菜と葉が黄色く変色した小松菜

葉先までぴんと張っている

葉にハリがあって、葉先までピンと張っているものもいいです。

小松菜の葉先がピンと張っている

こちらは葉に元気がなく、しなっとしている小松菜です。

葉に張りのない小松菜

並べるとこんな感じです。左はハリがあって葉先までピンとしてる小松菜です。右はしなびた小松菜です。並べるとハリのなさの違いよく分かるかと思います。

ハリのある小松菜とハリのない小松菜

葉脈がくっきりしている

葉脈がくっきりとしているものがいいです。

小松菜の葉の葉脈がくっきりしている

葉に丸みがある

葉に丸みがあるものがいいです。

小松菜の葉に丸みがある

茎が太い

小松菜は茎が太いものを選びましょう。

小松菜の茎が太い

茎にもハリつやがある

茎もハリやつやがあるものが良品です。

小松菜の茎にハリつやがある

鮮度が落ちてくると茎にもしわがよってきます。

茎にしわの寄った小松菜

並べるとこんな感じです。左は茎にハリのある小松菜で、右は茎にしわの寄った小松菜です。しわの寄ったほうはしなびてハリもなくなっているのがよくわかるかと思います。

茎にハリのある小松菜と茎にハリのない小松菜

根元が太くてしっかりしている

根元が太くてしっかりしているものがいいです。

根がしっかりと長い

根がしっかりと長いものは生育の良かった良品です。

小松菜の触感での見分け方・選び方

茎にハリがありぴんと立つ

鮮度のいい小松菜はしっかりとハリがあるので、持ってみてもこのようにまっすぐに立ちます。

まっすぐにピンと立つ小松菜

一方鮮度が落ちてハリがなくなってくると、持ってもこのようにダラーんと垂れ下がってきます。

しなびて垂れ下がった小松菜

並べてみるとこんな感じです。左はハリのある小松菜で、右はしなびて垂れ下がった小松菜です。持った時のハリ具合の差が全然違うのがわかるかと思います。

まっすぐにピンと立つ小松菜としなびて垂れ下がった小松菜

茎がしっかりと固い

茎を触ってみてしっかりとしたハリや固さ、弾力ののあるものがいいです。

小松菜の茎がしっかりと固い

一方鮮度が落ちた方は茎にもハリや固さがなくなり、柔らかくなってきます。

茎が柔らかい小松菜

並べてみるとこんな感じです。左は茎に適度に弾力や固さのある小松菜で、右は茎が柔らかすぎる小松菜です。並べるとその違いがよくわかるかと思います。

茎がしっかりと固い小松菜と茎が柔らかい小松菜

以下では小松菜の見分け方・選び方を動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。

鮮度の悪い小松菜を復活させるには?

ちなみによくわからずに鮮度のあまりよくない小松菜、しなびた小松菜を買ってきてしまった場合でもあきらめるのはまだ早いです。まずは小松菜の茎の付け根をハサミでカットします。あとはカットした断面を水に浸けて、野菜室で1日置いておきます。

これで再びハリのあるみずみずしい小松菜に戻ります。詳しくはしなびた小松菜が元通りになるの?小松菜の復活術、再生術を検証しますで解説しています。

また以下の動画でもその効果を検証しています。

小松菜の保存方法

おいしい小松菜を買ってきても腐らせてしまっては元も子もありません。そこで小松菜の保存方法についても紹介します。小松菜はポリ袋に入れて軽く口をしめ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。これで2週間は持ちます。

茹でてから水けをきり、保存袋に入れて冷凍保存してもいいです。こちらは1か月は持ちます。くわしくは小松菜の保存方法が本当に効果があるのかを検証してみたら驚きの結果に!で解説しています。

小松菜をポリ袋に入れて野菜室で保存

以下では小松菜の保存方法について動画で解説しているので、併せて参考にしてみてください。

チェックの大まかな流れ

最後に小松菜を見分ける際に、チェックするポイントをまとめてみます。まずは小松菜の葉が濃い緑色で鮮やかなもの、葉が分厚くてぴんと張っているもの、葉がみずみずしいもの、葉に丸みがあるものがいいです。葉脈がくっくりとしているものもいいです。

茎は太くてハリがあるもの、根元は太くてしっかりしているもの、根はしっかりと長いものも良品です。

小松菜のチェックの流れ
  • 色や見た目での見分け方
    • 葉が濃い緑色で鮮やか
    • 濃い緑色で黄色に変色していない
    • 葉がみずみずしい
    • 葉先までぴんと張っている
    • 葉脈がくっきりしている
    • 葉に丸みがある
    • 茎が太い
    • 根元が太くてしっかりしている
    • 根がしっかりと長い
  • 触感での見分け方
    • 持つとピンと立つ
    • 茎にハリと固さがある
※参考書籍
新・野菜の便利帳
野菜のソムリエ
食の教科書 野菜の基礎知識

最終更新日 2022/03/20

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この記事を書いた人

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生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋と申します。料理研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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