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きゅうりを下ごしらえしてから保存で、忙しい料理の手間と時間を短縮

きゅうりの画像

はじめに

きゅうりは和え物やお浸し、酢の物など様々な料理に利用される食材ですが、カットしたり塩もみして置いておいたりといった下ごしらえをあらかじめしておくことで、料理の手間や時間を短縮することができます。

そこで今回はきゅうりの下ごしらえから保存までの手順と、保存しておいたきゅうりを使ったレシピを紹介します。

きゅうりを下ごしらえして保存するメリット

料理の手間を減らす

先にきゅうりを下ごしらえして保存しておけば、後で料理に使う時には下ごしらえを終わった段階からすすめられ、その分料理にかかる手間を減らすことができます。

料理の時間を短縮

先にきゅうりの下ごしらえしておけば、後で料理に使う際には手間だけでなくその分の時間も省略できます。忙しくて料理にかける時間を少しでも減らしたい方は、空いた時間に下ごしらえだけして保存しておくといいです。

味もしっかりと染み込む

下ごしらえの段階で下味をつける必要がある料理の場合は、保存しながらたっぷりと時間をかけて下味もつけることができるので、その分しっかりと味も染み込みます。保存と調理が同時にできるのも下ごしらえ保存のメリットです。

置きっぱなしの予防に

一から料理を始めるとなるとそれなりに時間もかかります。その点先に下ごしらえだけ済ませておけば、料理する面倒さも軽減でき、使わずに置きっぱなしにしてロスする予防にもなります。

きゅうりを塩もみしてから冷蔵庫で保存

きゅうりを塩もみする手順

きゅうりを塩もみしてから冷蔵庫で保存しておきます。まずはきゅうりを小口切りにして保存袋に入れます。その中にきゅうり1本(100g)に対して小さじ1/3ほどの塩を加えて、軽くもんで馴染ませます。

そのまま冷蔵庫で保存します。保存しておく間に水気も出てきます。水気はそのままで使う際に絞るといいです。これで3〜4日は保存ができます。

きゅうりを塩もみして保存袋で冷蔵保存

  • 使う道具 - 保存袋、
  • 保存方法 - きゅうりを小口切りにして保存袋に入れ、塩を振りかけて冷蔵庫で保存
  • 保存期間 - 3〜4日

きゅうりを塩もみしてから冷凍庫で保存

塩もみしたきゅうりを冷凍庫で長期保存

塩もみしたきゅうりを2、3日で使う場合は冷蔵庫で保存しておくといいですが、すぐに使う予定がない場合は冷凍庫で保存しておくといいです。冷凍庫で保存しておけば1ヵ月と長期保存が可能です。

冷凍する場合は少し手順が違います。まずはきゅうりを小口切りにしてボールに入れ、上からきゅうり1本(100g)に対して小さじ1/3の塩をまぶして、軽くもみます。

きゅうりを小口切りにして塩を振る

しばらく置いておくとしんなりとして水気が出てきます。

塩もみして水気の出たきゅうり

冷凍保存する場合は出てきた水分と一緒に冷凍用保存袋に入れ、冷凍保存します。

塩もみしたきゅうりを保存袋に入れて冷凍保存

  • 使う道具 - 冷凍用保存袋、金属トレイ
  • 保存方法 - きゅうりを小口切りにしてから塩をふって水けを出し、水けとともにきゅうりを冷凍用保存袋に入れ、金属トレイの上にのせて冷凍保存
  • 保存期間 - 1ヵ月

出てきた水けごと冷凍する理由

水けをきらずに冷凍保存するのは、こうした方が酸化や乾燥が防げ、よりきゅうりのシャキシャキ感を残すことができるからです。こちらも水けは解凍してから使う際にしぼるといいです。

塩もみして冷凍したきゅうりの解凍方法

冷凍したきゅうりは炒め物などに使う場合はそのまま使ってもかまいません。和え物や酢の物、サラダなどに利用する場合は前日に冷蔵庫に移して低温下で自然解凍するといいです。

生のままと塩もみしたもの、冷凍ならどっちがいいの?

ちなみにきゅうりを冷凍保存する場合、生よりも塩もみした方が本当にいいのでしょうか?先に結論を書くと塩もみしてから冷凍した方が、解凍した後も食感はいいです。

こちらは冷凍してから解凍した生のきゅうりです。見た目はハリがあるように見えますが、食べて見るとポリポリとした触感は大分薄れています。

解凍した冷凍の生のきゅうり

一方こちらは冷凍してから解凍した塩もみしたきゅうりです。こちらはしっかりとポリポリ感が残っていて食感がいいです。また適度に塩味も効いているので、そのまま食べてもおいしくいただけます。

解凍した冷凍の塩もみきゅうり(汁あり)

詳しくはきゅうりの冷凍保存は塩もみが正解?生で保存したきゅうりと比較検証してみた!でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。

塩もみしたきゅうりを使ったレシピ

きゅうりとわかめのしょうが酢の物

塩もみしてから冷蔵庫もしくは冷凍庫で保存したきゅうりを使ったレシピをいくつか紹介します。まずはきゅうりとわかめのしょうが酢の物です。使う材料は以下の通りです。

きゅうりとわかめのしょうが酢の物

レシピ(2人前)
  • 塩もみしたきゅうり … 1本分
  • 生わかめ … 50g
  • 調味料A
    • だし … 大さじ1
    • 酢 … 大さじ1
    • 砂糖 … 大さじ1/2
    • しょうがのすりおろし … 1/2片
    • しょうゆ … 小さじ1

きゅうりは水けを絞っておきます。生ワカメは茹でてあるものはそのまま食べやすい大きさにカットします。

生ワカメはゆでてない場合は良く水洗いしてから熱湯でゆで、色が変わったら冷水に取り出します。あとは水けを絞って食べやすい大きさにカットします。

ボールに調味料Aを入れてよく混ぜ合わせます。

調味料を混ぜ合わせる

これにわかめときゅうりを加えてよく合えたら出来上がりです。

きゅうりとわかめを調味料と和える

きゅうりとツナのマヨネーズ和え

次にきゅうりとツナのマヨネーズ和えを紹介します。使う材料は以下の通りです。

きゅうりとツナのマヨネーズ和え

レシピ(2人前)
  • 塩もみきゅうり … 1本分
  • ツナ缶 … 1缶
  • 塩・あらびき黒胡椒 … 少々
  • マヨネーズ … 大さじ2

まずは塩もみしたきゅうりの水気を絞ってからボールに入れます。

さらにツナも加えて塩・あらびき黒こしょうを振りかけ、マヨネーズでよく合えたら出来上がりです。

きゅうりとツナをマヨネーズと和える

きゅうりとささみの梅和え

次にきゅうりとささみの梅和えを紹介します。使う材料は以下の通りです。

きゅうりとささみの梅和え

レシピ(2人前)
  • 塩もみきゅうり … 1本分
  • 鶏ささみ … 3本(160g)
  • 梅干し … 3個
  • しょうゆ … 少々

塩もみしたきゅうりは水けを絞ります。鶏ささみは白いすじを取ります。

鍋に水と塩(水1リットルに対し小さじ2)くわえてから中火にかけ、沸騰したら鶏ささみを入れて30秒ほど茹でたら火を止めます。後はふたをして余熱で8分から10分ほど過熱したら取り出します。後は食べやすい大きさに裂きます。

梅干しは種を除いてから包丁で細かく刻みます。

ボールに刻んだ梅干しと鶏ささみときゅうりを加え、上からしょうゆをふってからよく合えたら完成です。

まとめ

今回はきゅうりの下ごしらえの仕方と保存までの手順を詳しく見ていきました。きゅうりは塩もみしてから保存しておくことができます。保存は冷蔵庫でも冷凍庫でも可能です。冷蔵庫なら3〜4日、冷凍庫なら1ヵ月は保存ができます。水けは使う前に絞るといいです。

こうして下ごしらえして保存しておいたきゅうりを使ったおいしいレシピもいくつか取り上げてみたので、是非参考にしてみてください。

※参考書籍
簡単ベジスットクで夕飯も安心!野菜のおいしい使いきり
もっとおいしく!攻めのフリージング術
一生モノの冷凍保存 節約おかず366品
もっとおいしく、ながーく安心 食品の保存テク

最終更新日 2022/06/22

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この記事を書いた人

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生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋と申します。料理研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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