みかんにも当たりはずれがあって、どうせなら当たりの甘いミカンが食べたいですよね。そんな時に見分けるポイントになるのがみかんのヘタの切り口の大きさです。
そこで今回実際にへたの切り口の大きなミカンと小さなミカンで味や糖度に違いがあるのかを食べて検証してみることにします。
ちなみに先に答えを言ってしまいますがみかんはへたが小さい方が甘いそうです。細い枝についていたみかんはへたも小さいです。
細い枝の場合は栄養も水分も一度に送れる量が少ないので、その分じっくりと時間をかけて成熟することで適度な水分と甘みの強いみかんになります。
一方で太い枝についていたみかんはへたも大きいです。太い枝の場合は栄養や水分もその分多く送れ、成長は早いのですが、水分が多くなって水っぽくなり甘みも落ちるそうです。
ただ実際のところはどうなのかは食べてみないとわかりません。そこで実際に食べ比べてみることにします。
みかんは品種や生産地などでも味や甘さは変わってきます。そこでこうした差が出ないように今回は同じ生産者で同じ袋に入っていたみかんで、サイズも同じもので検証してみることにします。
まずはへたの小さなみかんから食べてみることします。こちらがへたの小さなみかんです。
へたの直径は7.5mmでした。
こちらは皮をむいたものです。
早速糖度を計ってみます。ちなみにみかんはへた側よりもそこのお尻側のほうが甘みが強いです。なので今回はどちらもお尻側のほうの果汁の糖度を計ります。
こちらは13.3度でした。みかんの糖度の平均は10〜12度といわれているのでかなり糖度は高めです。
実際に食べてみましたが確かに甘いみかんで、水っぽさも強くはなくて適度に果肉が詰まっていておいしかったです。
次にへたの大きなみかんを食べてみることにします。こちらがへたの大きなみかんです。
へたの直径は9.7mmでした。
こちらは皮をむいたものです。
糖度を計ってみたところこちらは11.5度でした。
実際に食べてみましたが甘みはしっかりありますが、小さい方と比べると甘みは弱くて、その分酸味を少し強めに感じました。食感も若干水っぽい感じがします。
2つを食べ比べてみましたが、糖度の数値にしても実際に食べた甘さや水っぽさにしてもこんなにはっきりと違いが出たのは驚きでした。
星で表すならへたが小さい方が星5ならへたの大きな方は星3.8といった感じです。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はへたの小さなみかんとへたの大きなみかんでどちらが甘いのかを検証しました。結果はへたが小さなみかんのほうが甘みがあって果肉もつまっていておいしかったです。
へたは見てもすぐわかるポイントです。みかん選びの際の参考にしていただけると幸いです。