みかんの甘さを見分けるポイントをこれまでいくつか紹介してきましたが、実は皮の色でも甘さを見分けることができます。
そこで今回は色が薄くて黄色いみかんと色が濃くてオレンジ色のみかんを実際に食べ比べてみて、味や糖度がどのくらい違うのかを検証してみることにします。
ちなみに先に答えを言ってしまいますがみかんは色が濃くてオレンジのみかんのほうが甘みは強いです。というのもみかんはよく熟してくると色が黄色から濃いオレンジ色へと変わってくるからです。
なので色が濃いオレンジ色のものほどよく熟していて甘みも強くなります。ただ実際のところはどうなのかは食べてみないとわかりません。そこで実際に食べ比べてみることにします。
みかんは品種や生産地などでも味や甘さは変わってきます。そこでこうした差が出ないように今回は同じ生産者で同じ袋に入っていたみかんで、サイズも同じもので検証してみることにします。
まずは色が濃くてオレンジ色のみかんから食べてみることにします。こちらが色が濃くてオレンジ色のみかんです。
こちらは皮をむいたものです。中は特に変わった感じはありません。
実際に糖度を計ってみると糖度は12.7度もありました。みかんの糖度の平均は10〜12度といわれているので糖度は高めな方です。
ちなみにみかんはへた側よりも底のお尻側のほうが糖度は高くなる傾向にあります。なので今回はどちらもお尻側の果汁で糖度を計りました。
食べてみたところ甘みが強くておいしいみかんでした。
次は色が薄くて黄色のみかんを食べてみることにします。こちらが色が薄くて黄色のみかんです。
色が濃くてオレンジのみかんと並べるとこんな感じです。並べると色味の違いがよくわかるかと思います。
こちらも皮をむいてみます。みたところ特に違いは見られません。
こちらも糖度を計ってみました。糖度は11.4度でした。これでも平均の中では高いほうで、結構糖度はあります。ただへたが黄色のみかんの糖度の12.7度と比べると差はあります。
食べてみましたがこちらも十分甘みがあっておいしいかったのですが、やはり色の濃いオレンジ色のみかんと比べれ甘さは弱く感じます。
2つを食べ比べてみましたが、糖度の数値にしても実際に食べた甘さにしてもしっかり違いが出たのは驚きでした。
星で表すなら色が濃くてオレンジ色の方が星5なら色が薄くて黄色の方は星4.2といった感じです。味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回は色の薄い黄色のみかんと色の濃いオレンジのみかんで本当に甘みに違いがあるのかを検証しました。結果はやはり色が濃くてオレンジ色のみかんのほうが糖度も高く、食べた際の甘みも強かったです。
皮の色は見比べればすぐにその違いが判ります。選ぶ際は色の薄いものは避けてなるべく濃いものを選ぶといいです。