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モロヘイヤの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!

鮮度のいいモロヘイヤと鮮度の落ちたモロヘイヤの画像

はじめに

モロヘイヤはアラビア語で王様の野菜という意味があり、5000年前の古代エジプト時代から栽培されてきた野菜です。茹でたり刻んだりするとねばねばしてくるのが特徴です。

今回はこのモロヘイヤの見分け方・選び方を鮮度のいいものと悪いものを比較しながらわかりやすく解説していきます。

モロヘイヤを旬で選ぶ

モロヘイヤの旬

モロヘイヤの旬は夏で6月から9月ごろになります。おもな産地は群馬、愛知、宮崎、岐阜、東京などです。

モロヘイヤの色や見た目での見分け方・選び方

葉が濃い緑色でつやがある

モロヘイヤは葉が濃い緑色でつやがあるものがいいです。

モロヘイヤの葉が濃い緑色

こちらは鮮度が落ちて色もややあせてきて、またツヤもなくなってきたモロヘイヤです。

葉の色があせてきたモロヘイヤ

並べてみるとこんな感じです。左は濃い緑色でツヤのあるモロヘイヤで、右は色があせてきてツヤもなくなってきたモロヘイヤです。色やつやの違いがよくわかるかと思います。

葉が濃い緑色のモロヘイヤと色あせたモロヘイヤ

葉にハリがあってピンとしているもの

モロヘイヤは葉にハリがあって、葉先までピンとしているものがいいです。

モロヘイヤの葉にハリがある

鮮度が落ちるとこのように葉にハリがなくなり、葉がしなびてきます。

葉がしなびたモロヘイヤ

並べてみるとこんな感じです。左は葉にハリのあるモロヘイヤで、右は葉にハリのないモロヘイヤです。並べてみるとその差がわかりやすいかと思います。

ハリのあるモロヘイヤとしなっとしたモロヘイヤ

葉の裏の葉脈がハッキリしている

葉の裏側の葉脈がハッキリとしているものが新鮮です。

モロヘイヤの葉の裏の葉脈がはっきりしている

茎も緑で変色していないものを

葉だけでなく茎もきれいな緑で変色していないものがいいです。

モロヘイヤの茎が奇麗な緑色

こちらは鮮度の落ちた物です。茎の色がやや茶色っぽく変色してきています。

モロヘイヤの茎の色が変色している

並べてみるとこんな感じです。左は茎の色が奇麗なモロヘイヤで、右は茎がやや変色してきたモロヘイヤです。並べてみると色味の違いがわかりやすいかと思います。

茎が奇麗な緑色のモロヘイヤと茎が変色したモロヘイヤ

茎の切り口がみずみずしい

茎の切り口が変色していなくてみずみずしいものが新鮮です。

モロヘイヤの茎の切り口がみずみずしい

こちらは茎の切り口がだいぶ黒っぽく変色しています。日が経つとこのように変色してきます。

モロヘイヤの茎の切り口が茶色に変色している

並べてみるとこんな感じです。左は茎の切り口が奇麗なモロヘイヤで、右は茎の切り口が黒っぽく変色したモロヘイヤです。色見やみずみずしさが全然違うのがわかるかと思います。

茎の切り口が奇麗なモロヘイヤと茎の切り口が変色したモロヘイヤ

モロヘイヤの触感での見分け方・選び方

持ってみてピンと立つものを

鮮度のいいモロヘイヤは全体的にハリがあり、このように茎の部分をもつと全体的にピンたちます。

モロヘイヤを持つとピンと立つ

鮮度が落ちるとこのようにしなーっとたれてきます。

モロヘイヤを持つとしなっとたれる

並べるとこんな感じです。左は全体的にハリがあるモロヘイヤで、右は鮮度が落ちてしなっとたれてきたモロヘイヤです。持った時の違いがよくわかるかと思います。

持つとピンと立つモロヘイヤと茎が持つとしなっとたれるモロヘイヤ

茎が固すぎない

モロヘイヤは茎を触ってみたときに適度に弾力があって柔らかいものほど新鮮です。柔らかいものは葉と一緒に食べてもおいしいです。

モロヘイヤの茎が弾力があって適度に柔らかい

成長しすぎのものは茎がこのようにかなり固くなり、弾力もなくなってきます。食感も筋っぽくなってくるので、茎は取り除いて葉だけを食用にするといいです。

モロヘイヤの茎が固い

並べるとこんな感じです。左は茎が柔らかくて弾力のあるモロヘイヤで、右は茎が固いモロヘイヤです。固いものは成長のしすぎて太くなっているのがわかるかと思います。

茎が適度に柔らかいモロヘイヤと茎が固くなってきたモロヘイヤ

家庭菜園のモロヘイヤは葉だけを利用

モロヘイヤの種子やさやには毒性がありますが、内閣府に設置された食品安全委員会によると、野菜として売られているモロヘイヤなら毒性のない状態で売られているとコメントしています。なので購入してきたモロヘイヤなら茎も食べても大丈夫です。

モロヘイヤの種子

家庭菜園などで育てたモロヘイヤの場合は、毒性のある部位が含まれる可能性があるので、茎は食べずに葉だけの利用にとどめましょう。

モロヘイヤの保存方法

おいしいモロヘイヤを買ってきても腐らせてしまっては元も子もありません。そこでモロヘイヤの保存方法についても紹介します。モロヘイヤは乾燥しないようにキッチンペーパーで包み、軽く霧吹きで湿らせます。

これをポリ袋に入れ軽く口をしめ、冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。これで4〜5日は持ちます。

モロヘイヤを湿らせたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存

ほかにも茹でてから細かく刻み、冷凍保存してもいいです。冷凍保存なら1か月は持ちます。くわしくはモロヘイヤの保存方法が本当に効果があるのかを検証してみたら驚きの結果に!で解説しています。

チェックの大まかな流れ

最後にモロヘイヤを見分ける際に、チェックするポイントをまとめてみます。まずはモロヘイヤの葉が濃い緑色で鮮やかなもの、葉にハリが葉先がピンとしているものがいいです。

葉の裏の葉脈がハッキリして入れ、茎も緑で変色がなく、切り口もきれいでみずみずしいものがいいです。持った時に全体にピンとしているもの、茎は固すぎないものも良品です。

モロヘイヤのチェックの流れ
  • 色や見た目での見分け方
    • 葉が濃い緑色でつやがある
    • 葉にハリがあってピンとしているもの
    • 葉の裏の葉脈がハッキリしている
    • 茎も緑で変色していないものを
    • 茎の切り口がみずみずしい
  • 触感での見分け方
    • 持ってみてピンと立つものを
    • 茎が固すぎない
※参考書籍
料理の裏ワザ便利帳
食材完全使いこなし事典
材料の下ごしらえ百科
プロが教える食材の裏ワザ
からだにおいしい 野菜の便利帳
もっとからだにおいしい 野菜の便利帳
おいしさのコツが一目でわかる 基本の料理
野菜のソムリエ
野菜の基礎知識
新版食材図典 生鮮食材篇
間違いだらけの食材保存&調理術
新・野菜の便利帳 おいしい編

公開日 2022/06/19

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この記事を書いた人

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生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋と申します。料理研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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