長芋の皮がピンク色に！これって食べちゃダメなの？実際に食べてみたら驚きの事実が！

はじめに

よく行く産地直売所で皮がピンク色になった変わった長芋を見かけました。よく見たら見切り品と書かれていました。色的にも通常の白っぽい長いもと比べるとかなり違いますが、これは食べても大丈夫なのでしょうか。

気になったので実際に買ってみて食べてみることにします。今回は比較のために同じ棚で売られていた通常の白い長芋も一緒に買ってきて、こちらと食べ比べてみて味や食感に違いがないのかどうかを確かめてみます。

ピンクの長芋は見切り品で安い？

ちなみにこちらの皮がピンク色の長芋ですが、見切り品なので通常の価格の半額ほどの100円（税込）で売られていました。同じ長さくらいの白い長芋の場合は180円（税込）だったので約半額になります。

これで味に違いがなければ買ってみるのもありということになります。

ピンク色に変色する理由は？

そもそもなぜピンク色になるのかというと長芋に含まれる色素成分のポリフェノールの影響のようです。長芋を長く保存していたり、直射日光に当たる環境で保存しているとポリフェノールが酸化して赤く変色してくるようです。

酸化したポリフェノールの量が多くなると苦みや渋みの原因にもなるそうです。ポリフェノールが酸化しただけなら食べる分には問題ないようですが、保存日数が経過して鮮度の落ちたものだと傷んでいないかどうかも心配です。そこで実際に食べて確認してみることにします。

ピンクに変色した長芋を食べてみる

ピンクに変色した長芋の味や食感は？

まずはこちらがピンク色に変色した長芋です。

カットした断面はこのように茶色っぽく変色しています。この断面を5mm程カットして中を見てみることにします。

こちらはカットしたものです。このように中は白くてきれいな色をしていました。表面は変色していても中はきれいな色をしていたのは意外でした。

次は皮をピーラーでカットしてみることにします。

こちらはカットしたものです。こちらもこのように皮の下はきれいな白色をしていました。どうやら変色しているのは表面だけで中は問題なさそうです。

こちらは輪切りにしたものです。食べてみたところ特に変な味もせず、普通の長芋の味でした。苦みや酸味などが強く出てないか心配でしたが特に問題はありませんでした。食感の方も適度にシャキシャキしていてよかったです。

白い長芋の味や食感は？

次は通常の皮が白い長芋を食べてみることにします。

まずは断面です。こちらはそれほど変色もしていません。

こちらも5mm程カットしましたが中はやはりきれいな白色をしています。

皮がピンクの方と比べるとこんな感じです。どちらも中は白色ですが、若干ピンクの方が茶色がかっています。

こちらも皮をピーラーでカットします。

こちらはカットしたものですが、中はやはりきれいな白色でした。

ピンクの方と並べるとこんな感じです。やはりこちらもほとんど色に差はありませんが、若干ピンクの方が茶色っぽい感じはあります。

こちらは輪切りにしたものです。食べてみたところこちらも普通に長芋の味と食感でした。ただ比べると少しこちらの方が長いもの味や風味が濃い感じがします。

2つを食べ比べてみた感想は？

2つを食べ比べてみた結果はどちらもおいしい長芋で、皮がピンクの方も問題なくおいしく食べられましたが、比べると皮が白い方がやや味や風味が濃かったです。星で表すなら白い方が星5なら、ピンクの方は星4.5といった感じです。

ピンクの長芋をすりおろして食べてみる

すりおろしたピンクの長芋の味や食感は？

長芋といえばとろろにしてもおいしいのでそれぞれこのようにすりおろしてみました。

こちらは皮がピンクの長芋をすりおろしたものです。食べてみたところ山芋のとろみもしっかりあって味も特に変な味もしないで美味しかったです。

すりおろした白い長芋の味や食感は？

こちらは皮が白い長芋をすりおろしたものです。食べてみたところこちらもしっかりととろみがあっておいしかったですが、味や風味がすこし濃い気がしました。

2つを食べ比べてみた感想は？

2つを食べ比べた感想は食感はどちらも普通のとろろという感じでよかったですが、味の方はやはり皮が白い方が少し濃かったです。星で表すなら白い方が星5なら、ピンクの方は星4.5といった感じです。

ピンクの長芋を炒めて食べてみる

炒めたピンクの長芋の味や食感は？

最期にそれぞれ油を引いたフライパンで炒めてみて味や食感の違いを確かめてみました。

こちらは皮がピンクの長芋を炒めたものです。炒めたことで山芋の味や風味も深まり甘さも出ておいしかったです。食感も火が通ることで適度にもちっとした感じとサクっとした感じでよかったです。

すりおろしたピンクの長芋の味や食感は？

こちらは皮が白の長芋を炒めたものです。こちらも食べてみたところ皮がピンクのモノよりも若干味や風味、甘さが濃い気がしました。食感はそれほど変わりはなくてもちっとしていてよかったです。

2つを食べ比べてみた感想は？

ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。

まとめ

今回は皮がピンク色の長芋でも食べても問題ないのかどうかを検証しました。結果は特に変な味もせず、問題なく食べれました。ただ皮が白い長芋に比べると少し味や風味が薄いので、よりおいしいものを選びたいなら皮が白いものの方がいいです。

見切り品などで割安で出ている場合などは、価格重視で割り切って買うのもありだとは思います。

ただ皮が変色しているのは日数が立っている証拠でもあり、皮をむいてみて中まで変色している場合は傷んでいる可能性があるので食べるのは避けた方がいいです。

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