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こんなにんじんは選んじゃダメ!鮮度の落ちたにんじんの特徴と見分け方6選!


選んじゃダメなにんじんの画像

はじめに

今回は選んじゃダメな鮮度の落ちたにんじん、味の落ちたにんじんの特徴を6つ紹介します。おいしいにんじん選びの参考にしてみてください。

ニンジンの色があせて赤みが薄い

色あせたにんじん

鮮度の落ちたにんじんは色があせてきて、鮮やかさも失われてきます。また赤みもやや落ちてきます。

色あせてきたにんじん

色鮮やかでつやのあるにんじん

こちらは表面にもしっかりとつやがあり、鮮やかさと赤みの強いにんじんです。にんじんは赤みが強いものほど色素成分で抗酸化作用のあるβ-カロテンが多く含まれます。

にんじんの色が濃くて鮮やか

並べてみるとこんな感じです。左は色鮮やかなにんじんで、右は色があせて赤みも少し薄くなったにんじんです。並べると色味や鮮やかさの違いがよくわかるかと思います。

色の濃いにんじんと色あせてきたにんじん

にんじん表面にハリがなくしなびている

ハリがなくしなびたにんじん

にんじんは鮮度が落ちて乾燥してくると、表面にもハリがなくなり、しわがよって全体的にしなびてきます。

ハリがなくしわの寄ったにんじん

ハリがあるにんじん

一方鮮度にいいにんじんはこのようにしっかりとハリがあります。

ハリつやのあるにんじん

並べてみるとこんな感じです。左はハリのあるにんじんで、右はハリがなくしなびたにんじんです。並べるとハリ具合やしわの出来具合が全然違うのがわかるかと思います

ハリのあるにんじんとしなびたにんじん

にんじんの芯が太すぎる

芯が太すぎるにんじん

にんじんの芯が太すぎて、にんじん全体に対してかなりの割合を占めている場合は、それは成長のしすぎです。成長しすぎると余分に栄養分が消費されてしまうので、味や栄養分も落ちてしまいます。

芯の太いにんじん

芯が細いにんじん

一方こちらは芯が太すぎず、適度な大きさのにんじんです。この程度なら成長も適度で、味や栄養もしっかりしています。

芯の細いにんじん

並べてみるとこんな感じです。左は芯の細いにんじんで、右は芯の太いにんじんです。並べるとにんじんの直径に対しての芯の割合が全然違うのがわかるかと思います。

芯の細いにんじんと芯の太いにんじんの違い

芯の太いにんじんの断面

ちなみに芯が太くなっているにんじんの断面はこんな感じです。中まで太い芯が貫通していて、芯の部分が全体の中で多くを占めているのがわかるかと思います。

芯の太いにんじんの断面

芯の細いにんじんの断面

一方こちらは芯が細いにんじんの断面です。こちらは中の芯もそんなに太くなく、芯以外の割合も十分にあります。

芯の細いにんじんの断面

並べてみるとこんな感じです。上は芯が細いにんじんの断面で、下は芯が太いにんじんの断面です。並べるとその差がよくわかるかと思います。

芯の細いにんじん断面と芯の太いにんじん断面の違い

ひげ根が生えている

ひげ根の生えたにんじん

にんじんは日が経ってくると徐々にひげ根が生え、さらにひげ根はどんどんと伸びていきます。こんな感じでひげ根の生えたものは日が経った証拠で鮮度はあまりよくありません。

ひげ根の生えたにんじん

奇麗なにんじん

一方こちらはひげ根のないキレイなにんじんです。

奇麗なにんじん

並べるとこんな感じです。左はひげ根のないにんじんで、右はひげ根が生えてきたにんじんです。ひげ根があるのとないのでは全然違うのがわかるかと思います。

ちなみにひげ根の生えたにんじんについては

芽が出ている

白カビがはえている

白カビがはえたにんじん

にんじんも保存の仕方が悪いと白カビがはえてくることがあります。白カビはこのように羽毛のような感じで、匂いもカビ臭がするのですぐわかります。白カビの生えたものは選ばないようにしましょう。

白カビのはえたにんじん

白カビの生えていないにんじん

鮮度にこのように表面もきれいです。

白カビの生えていないにんじん

並べるとこんな感じです。左はカビの生えたにんじんで、右はカビの生えていない奇麗なにんじんです。こちらも並べると違いがよくわかるかと思います。

きれいなにんじんと白カビの生えたにんじん

ちなみににんじんの保存に失敗してカビがはえてしまった失敗談をにんじんに白カビが!この保存方法だけはやっちゃダメ、ちなみにまだ食べれるの?で解説しているので併せて参考にしてみてください。

にんじん表面が柔らかい

表面が柔らかいにんじん

鮮度が落ちて乾燥したにんじんは、ハリがなくなり柔らかくなっています。指で押さえると表面が少し凹みます。こうしたにんじんは避けた方がいいです。

ハリや固さのないにんじん

ハリがあり固いにんじん

こちらはハリがあり、指で押してもへこむこともなくしっかりと固いにんじんです。

ハリや固さのあるにんじん

並べてみるとこんな感じです。左は表面が固いにんじんで、右は表面にハリがなく柔らかくなったにんじんです。

ハリや固さのあるにんじんとハリがなく柔らかいにんじん

ちなみに今回の検証については以下の動画でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。

まとめ

今回はダメなにんじん、鮮度の落ちたにんじんの特徴を6つ紹介しました。色があせたにんじん、ハリがなくしわの寄ったにんじん、芯が太すぎるにんじん、芽の出ているにんじん、白カビの生えたにんじん、持ってみて表面がやや柔らかいにんじんは、鮮度が落ちていたり、成長のし過ぎで味が落ちています。

この6つのチェックポイントを確認するだけでも、おいしいにんじん、新鮮なにんじんに出会える確率はぐっと上がります。にんじんを購入する際の参考にしていただけると幸いです。

※参考書籍
新・野菜の便利帳
からだにおいしい野菜の便利帳
もっとからだにおいしい野菜の便利帳
野菜のソムリエ
食の教科書 野菜の基礎知識

最終更新日 2022/10/16

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この記事を書いた人

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生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋と申します。料理研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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