にんじんは皮付きのままでも食べれるといいますが、皮をむいたものと味や食感がどのくらい違ってくるのでしょうか。
気になったので今回は実際に皮付きのままのにんじんと皮をむいたにんじんを食べ比べてみて、味や食感がどのくらい違うのか、皮付きで食べてもおいしいのかどうかを検証します。
そもそも市販されているにんじんの多くは出荷前によく洗浄されていて、残っているのは薄皮程度だそうです。なので食べるのは特には問題ないようです。
また皮の近くというのは栄養価も高いそうなので、味や食感の落ちもなく食べれるなら食べた方がよさそうな気もします。ただ実際どの程度味や食感に影響してくるのかは食べてみないとわかりません。そこで実際に食べてみることにします。
まずは通常通り皮をむいてから食べてみることにします。このようにピーラーで皮をむいていきます。
こちらは皮をむいたにんじんです。
さらに食べやすいように輪切りにしました。。食べてみたところにんじんの風味や香りがしっかりあっておいしかったです。食感の方も全体的に特に固かったり筋張っている所もなく適度な生のにんじんの固さでよかったです。
次は皮付きのにんじんです。
こちらを輪切りにします。食べてみたところこちらもにんじんの風味や香りがしっかりあっておいしかったです。ただほんの少しにんじん臭さがあるような気もします。
食感に関してはこちらも全体的には適度なにんじんの固さなのですが、少し外側の皮の繊維っぽさがあるのが感じられます。ただ筋張って食べづらかったり、舌に残るというほどではないので、特に食べる分には気になるほどではないです。
最初にこちらを出されていたらたいして気にならないレベルです。皮をむいたものと食べ比べた時に少し違うかなといった感じです。
2つを食べ比べた結果は味については皮付きのにんじんは若干にんじん臭さがあるので、皮をむいたにんじんの方がよかったです。
食感についても皮をむいたにんじんの方が全体的に適度な固さで、薄皮の若干の繊維っぽさなどもなかったのでよかったです。星で表すなら皮むきのにんじんが星5なら皮付きのにんじんは星4.4ぐらいです。
味や食感についてまとめるとこんな感じです。
次は炒めた場合はどうなるかも試してみました。皮付きのにんじんと皮をむいたにんじんの輪切りをこのように油を引いたフライパンで炒めてみました。
こちらは皮をむいて炒めたにんじんです。食べてみたところ加熱によってにんじんの甘みも引き立ちおいしかったです。食感も全体的に適度な柔らかさでよかったです。
こちらは皮付きで炒めたにんじんです。食べてみたところこちらもにんじんの甘みがよく引き立っていておいしかったです。生の時に感じたようなにんじん臭さは特に無く皮をむいた方と特に味の差は感じませんでした。
食感の方はこちらも適度に柔らかくなっていたのですが、やはり皮の繊維っぽさは若干感じられました。
2つを食べ比べた結果は味の方の差はそんなになくなっていました。食感についてはやはりまだ皮付きの方が少し繊維っぽさがあったので、全体的に柔らかかった皮をむいたにんじんの方がよかったです。
ただ食感の差については生の時よりは少しマシになっています。星で表すなら皮をむいたにんじんが星5なら皮付きのにんじんは星4.7ぐらいです。
味や食感の違いについてまとめるとこんな感じです。
もう一つきんぴらに使う場合はどうなのかも検証してみました。きんぴらといえばごぼうや大根の皮など、繊維質の強い食品が使われることが多い料理です。
にんじんの皮との相性も良さそうなので、こちらを皮付きのままのにんじんで作ってみることにします。まずは使う材料です。
まずはごぼうを5cmの長さに細切りにします。細切りにしたら1分ほど水にさらします。
にんじんも皮付きのまま5cmの長さに細切りにします。
フライパンにごま油小さじ2を引いて火にかけます。ごぼうを加えて中火で炒めます。
ごぼうがしなっとして来たらにんじんも加えて炒めます。
にんじんにも火が通ったら酒大さじ1と1/2、しょうゆ大さじ1、砂糖小さじ1と1/2、塩少々を加えてよく炒めて、味がなじんだら火を止めます。
あとは七味唐辛子をふりかけて出来上がりです。にんじんの皮がついた部分を食べてみましたが、シャキシャキ感がちょうどごぼうのシャキシャキ感ともよくあっていておいしかったです。
きんぴらにする場合はにんじんは皮付きでも問題なくおいしく食べられました。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はにんじんは皮付きでも食べられるのか、皮をむいた方と比べて味や食感はどうなのかを実際に食べて検証してみました。結果は皮付きでもそこまで皮の繊維っぽさは気になるものではありませんでしたが、それでも皮があるのとないのとではやはり違いはありました。
味に関しては生の時は若干差がありましたが、炒めると大きな差はありませんでした。皮の近くというのは栄養価も高いそうなので、こうした部分も無駄なく摂りたいなら皮付きで食べるといいです。
ただやはり食感の差はわかる程度には合ったので、より食感よく食べたいなら皮をむいてから食べることをおすすめします。個人的には皮はむいてから食べようかなと思いました。
それからきんぴらにする場合ですが、皮付きだとシャキシャキ感がむしろ生きてくるので、こちらの場合は皮付きでの利用をおすすめします。