れんこんも通常なら穴もきれいなのですが、中には内側が黒ずんでいて外から見て真っ暗に見えるものもあります。こうしたれんこんは鮮度が落ちていて味もよくないといいますが本当なのでしょうか。
気になったので実際に食べて見てその違いを検証してみることにします。
こちらが穴が真っ暗なれんこんです。内側が黒ずんでいるので、外から見て真っ暗に見えます。奇麗な方の穴と比べるとその違いがよくわかるかと思います。
よく見ると内側が真っ暗なれんこんは、穴の周囲も少し色が変色しているのがわかります。
比較のためにすべての穴が奇麗で変色していないれんこんも買ってきました。こちらは穴まできれいな色をしたれんこんです。穴の中まで色が奇麗なのがわかるかと思います。また穴の周りの断面も特に変色も見られず奇麗な色をしています。
すべての穴が奇麗なれんこんと、一部が黒くなっているれんこんを並べるとこんな感じです。変色具合がよくわかるかと思います。
より分かりやすいように穴を縦にカットしてみることにします。こちらは真っ暗に見えるれんこんの穴を縦にカットしたものです。穴の中まで黒っぽくなっているのがわかるかと思います。
右は土っぽいものがびっしりと付着していますが、左側のあまり土がついていない方も、色は若干赤みを帯びています。
こちらは外から見ても穴の中まできれいに見えるれんこんを、同じように縦にカットしたものです。土の付着なども見られず、全体にきれいな色をしているのがわかるかと思います。また色も赤みを帯びた感じはなくきれいな色です。
ちなみに黒く変色した方の断面ですが、もしかしたらただ土が穴の中に付着しているだけで、しっかりと洗い流せば、きれいな見た目になるのかもしれません。そう思ったので、たわしで付着した土をしっかりと落としてみました。
こちらが土を落としたものです。土を落としても茶色っぽく変色しているのがわかるかと思います。どうやらただ土がついているだけでなく、実の方も変色してきているようです。
土を落とす前と落とした後、さらにもともときれいなものと並べるとこんな感じです。並べると穴が奇麗なれんこんとの違いがよくわかるかと思います。
見た目には違いが大きく見られましたが、味の方はどうなのでしょうか。そこで穴が黒く変色したれんこんと、変色のないきれいなれんこんを食べ比べてみることにしました。
まずは外側についた土をよく洗い落とし、ピーラーで皮をむきます。これを薄切りにして、油を引いたフライパンで炒めます。
こちらは穴が奇麗なれんこんを炒めたものです。食べて見たところれんこんの風味と甘みがしっかりあり、食感ももちっとしていてよかったです。
一方こちらは茶色っぽく変色したれんこんを炒めたものです。食べて見たところれんこんの味はちゃんとありましたが、やや渋みが感じられました。また食感も少ししなっとした感じがありました。食べれないことはありませんが、やはり味は大分落ちるようです。
それぞのれ味や食感の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみに穴が真っ暗になったれんこんですが、変色がなくきれいな部分に関しては味や食感が落ちるということは特にはありませんでした。
今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は内側が黒く変色して穴が真っ黒に見えるれんこんを実際に食べてみて、味や食感はどうなっているのかを検証しました。穴が真っ黒になっているれんこんは、ただ土がついているだけでなく果肉の部分まで変色していました。
食べて見たところ味や食感も大分落ちていましたが、食べれないことはありませんでした。穴が奇麗な部分に関しては特に味や食感の変化はなかったので、気になる場合は変色した部分はカットして利用するといいです。