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れんこんの保存方法が本当に効果があるのかを検証してみたら驚きの結果に!

れんこんの正しい保存方法と間違った保存方法での保存結果

れんこんの保存方法

れんこんも上手に保存することで長持ちするといいますが、本当なのでしょうか。気になったのでよく言われているれんこんの保存方法を実際に試してみて、その保存効果を検証してみることにします。

今回は比較のために何もしないで保存した場合はどうなるかも合わせてみていきます。

れんこんを冷蔵庫の野菜室で保存

節部分でカットしたれんこんの場合

れんこんを冷蔵庫で保存する場合は、節の所でカットしたものなら新聞紙で包んでから霧吹きなどで湿らせ、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。

れんこんを新聞紙で包んでポリ袋に入れて野菜室で保存

実の途中でカットしたれんこんの場合

れんこんの太い実の部分でカットしたものなら、カットした断面が乾燥しないようにラップで包みます。

れんこんをラップで包む

これをポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。これで2週間ほど保存ができます。

れんこんをラップとポリ袋に入れて野菜室で保存

今回は後者の方法の保存効果について検証していくことにします。

  • 使う道具 - 新聞紙、ポリ袋
  • 保存方法 - れんこんを新聞紙で包み、霧吹きで湿らせてからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存
  • 保存期間 - 2週間

比較検証のためにラップで包まずにそのままポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する場合も一緒に検証していきます。

れんこんをそのままポリ袋に入れて野菜室で保存

そのまま保存する

さらに比較として何もしないで、そのまま冷蔵庫の野菜室で保存する方法も試してみます。こちらと上の2つの方法とで、鮮度の持ちにどのような差が出るのかを詳しく見ていきます。

れんこんをラップで包んで冷蔵保存

れんこんをラップとポリ袋に入れて保存した時の見た目の変化

まずはれんこんをラップで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存したときの見た目の変化を見ていきます。まずは初日の状態です。初日のれんこんはハリがあり色もいいです。

れんこんをラップとポリ袋に入れて冷蔵保存1日目

こちらは3日目のれんこんです。特に見た目に大きな変化は見られません。

れんこんをラップとポリ袋に入れて冷蔵保存3日目

こちらは1週間目のれんこんです。特に大きな変化は見られません。

れんこんをラップとポリ袋に入れて冷蔵保存1週間目

こちらは10日目のれんこんです。特に大きな変化は見られません。

れんこんをラップとポリ袋に入れて冷蔵保存10日目

こちらは2週間目のれんこんです。特に大きな変化は見られません。

れんこんをラップとポリ袋に入れて冷蔵保存2週間目

並べるとこんな感じです。左上が初日のラップとポリ袋に入れて保存するれんこんで、上真ん中は3日目のもの、右上は1週間目のもの、左下は10日目のもの、右下は2週間目のものです。並べても大きな変化は見られません。

れんこんをラップとポリ袋に入れて冷蔵保存1日目と3日目と1週間目と10日目と2週間目

ラップとポリ袋に入れて保存したれんこんの断面の変化

次はカットした切り口断面を見ていきます。まずは1日目です。切り口もきれいでみずみずしさもあります。

ラップとポリ袋に入れて保存するれんこんの切り口1日目

こちらは3日目です。初日に比べるとやや乾燥しています。

ラップとポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口3日目

こちらは1週間目です。断面は少し暗く変色してきています。

ラップとポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口1週間目

こちらは10日目です。断面は少し乾燥が進んでいます。

ラップとポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口10日目

こちらは2週間目です。断面は少しですが変色が進んで来ています。

ラップとポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口2週間目

並べるとこんな感じです。左上が初日のラップとポリ袋に入れて保存するれんこんの断面で、上真ん中は3日目のもの、右上は1週間目のもの、左下は10日目のもの、右下は2週間目のものです。こちらは徐々に乾燥して色が変わってきています

ラップとポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口1日目と3日目と1週間目と10日目と2週間目

ちなみに2週間目のラップとポリ袋に入れて保存したれんこんの断面を少しカットすると、このように中はみずみずしくてきれいな状態でした。

ラップとポリ袋に入れて2週間保存したれんこんをカットした断面

れんこんをラップとポリ袋に入れて保存した時の重さの変化

重さの変化を見ていくとこんな感じです。初日のれんこんの重さは308.0gです。

れんこんをラップとポリ袋に入れて冷蔵保存1日目の重さは308.0

3日目は307.4gで初日から0.2%減、1週間目は307.6gで初日からは0.2%減、10日目は307.8gで初日からは0.1%減、2週間目は307.8gで初日からは0.1%減となっています。

ラップとポリ袋に入れて冷蔵保存したれんこんの重さの変化

経過日数重さ(増減率)
初日のラップとポリ袋に入れて保存するれんこん308.0g
3日目のラップとポリ袋に入れて保存したれんこん307.4g(-0.2%)
1週間目のラップとポリ袋に入れて保存したれんこん307.6g(-0.2%)
10日目のラップとポリ袋に入れて保存したれんこん307.8g(-0.1%)
2週間目のラップとポリ袋に入れて保存したれんこん307.8g(-0.1%)

れんこんをポリ袋に入れて冷蔵保存

れんこんをポリ袋に入れて保存した時の見た目の変化

次はれんこんをラップには包まず、そのままポリ袋に入れて保存した時の見た目の変化を見ていきます。まずは1日目です。

れんこんをポリ袋に入れて冷蔵保存1日目

こちらは3日目です。特に大きな変化は見られません。

れんこんをポリ袋に入れて冷蔵保存3日目

こちらは1週間目です。それほど変化はみられません。

れんこんをポリ袋に入れて冷蔵保存1週間目

こちらは10日目です。それほど変化はみられません。

れんこんをポリ袋に入れて冷蔵保存10日目

こちらは2週間目です。それほど大きな変化は見られません。

れんこんをポリ袋に入れて冷蔵保存2週間目

並べるとこんな感じです。左上が初日のポリ袋に入れて保存するれんこんで、上真ん中は3日目のもの、右上は1週間目のもの、左下は10日目のもの、右下は2週間目のものです。初日からあまり変化がないのがわかるかと思います。

れんこんをポリ袋に入れて冷蔵保存1日目と3日目と1週間目と10日目と2週間目

ポリ袋に入れて保存したれんこんの断面の変化

次はカットした切り口断面を見ていきます。まずは1日目です。

ポリ袋に入れて保存するれんこんの切り口1日目

こちらは3日目です。切り口は若干乾燥が見られます。

ポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口3日目

こちらは1週間目です。切り口はやや乾燥が進んでいます。

ポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口1週間目

こちらは10日目です。切り口はそんなに大きな変化は見られません。

ポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口10日目

こちらは2週間目です。切り口は若干茶色への変色が進んでいます。

ポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口2週間目

並べるとこんな感じです。左上が初日のポリ袋に入れて保存するれんこんの断面で、上真ん中は3日目のもの、右上は1週間目のもの、左下は10日目のもの、右下は2週間目のものです。こちらも徐々にですが乾燥して色が変わってきています。

ポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口1日目と3日目と1週間目と10日目と2週間目

ラップとポリ袋に入れて2週間保存したれんこんの断面と比べるとこんな感じです。ラップの有無にかかわらず断面の変化にあまり差は見られません。

ラップとポリ袋に入れて保存したれんこんとポリ袋に入れて保存したれんこんの切り口2週間目

ちなみにそのままポリ袋に入れて保存したれんこんのの断面を少しカットすると、こちらもこのように奇麗でみずみずしい状態でした。

ポリ袋に入れて2週間保存したれんこんをカットした断面

れんこんをポリ袋に入れて保存した時の重さの変化

重さの変化を見ていくとこんな感じです。初日のれんこんの重さは242.5gです。

ポリ袋に入れて冷蔵保存したれんこんの重さの変化

3日目は241.5gで初日から0.5%減、1週間目は240.1gで初日からは1.0%減、10日目は239.9gで初日からは1.1%減、2週間目は240.0gで初日からは1.0%減となっています。

経過日数重さ(増減率)
初日のポリ袋に入れて保存するれんこん242.5g
3日目のポリ袋に入れて保存したれんこん241.5g(-0.5%)
1週間目のポリ袋に入れて保存したれんこん240.1.g(-1.0%)
10日目のポリ袋に入れて保存したれんこん239.9.g(-1.1%)
2週間目のポリ袋に入れて保存したれんこん240.0.g(-1.1%)

れんこんをそのまま冷蔵保存

れんこんをそのまま保存した時の見た目の変化

次はれんこんをポリ袋に入れず、そのまま保存した時の見た目の変化を見ていきます。まずは1日目です。

れんこんをそのまま冷蔵保存1日目

こちらは3日目です。表面はやや乾燥してきていて、凹凸が少し目立ってきたようにも見えます。

れんこんをそのまま冷蔵保存3日目

こちらは1週間目です。端側にだいぶしわがよってきています。

れんこんをそのまま冷蔵保存1週間目

こちらは10日目です。さらに乾燥が進んで来ています。これ以上はさらに傷みそうなので、外で保存する方法の検証についてはここまでにします。

れんこんをそのまま冷蔵保存10日目

手に取って触ってみると、表面のハリや固さも弱まっていて、このように指で押さえると、指が少し沈んでしまう程度に柔らかくなってきています。

表面にハリがなく柔らかいれんこん

並べるとこんな感じです。左上が初日のそのまま保存するれんこんで、右上は3日目のもの、左下は1週間目のもので、右下は10日目のものです。乾燥してしわがより縮んで来ているのがわかるかと思います。

れんこんをそのまま冷蔵保存1日目と3日目と1週間目と10日目

ちなみにそれぞれの保存方法ごとの保存結果を並べてみるとこうなります。左はラップとポリ袋に入れて保存したれんこん2週間目で、真ん中はポリ袋に入れて保存したれんこん2週間目、右はそのまま保存したれんこん10日目です。

保存方法ごとの見た目の変化を比較

そのまま保存したものがかなり見た目がしなびてきているのがわかるかと思います。

ポリ袋に入れて保存したれんこんの断面の変化

次はカットした切り口断面を見ていきます。まずは1日目です。

そのまま保存するれんこんの切り口1日目

こちらは3日目です。切り口は初日に比べるとかなり乾燥してきています。

そのまま保存したれんこんの切り口3日目

こちらは1週間目です。切り口はさらに乾燥してきています。

そのまま保存したれんこんの切り口1週間目

こちらは10日目です。切り口も乾燥して縮んで来ていて、さらに色も黒っぽく変色してきています。

そのまま保存したれんこんの切り口10日目

並べるとこんな感じです。左上が初日のそのまま保存するれんこんの断面で、右上は3日目のもの、左下は1週間目のもので、右下は10日目のものです。段々縮んで黒く変色してきているのがわかるかと思います。

そのまま保存したれんこんの切り口1日目と3日目と1週間目と10日目

それぞれの保存方法ごとの切り口の保存後の変化を比較するとこんな感じです。こちらもそのまま保存したものはかなりしなびて、ぎゅっと縮まってきているのがわかるかと思います。色も一番黒く変色しています。

保存方法ごとの切り口の変化を比較

ちなみに断面がしなびて黒く変色してしまったれんこんですが、このように少しカットすると、中はまだ白くてきれいな状態です。断面と皮をむいて調理して食べれば、まだ問題なくいただけます。

そのまま10日間保存したれんこんをカットした断面

カットした中の様子もそれぞれの保存方法ごとで比べるとこんな感じです。こちらはどれも比較的奇麗でみずみずしい状態です。

保存方法ごとのカットした断面を比較

れんこんをそのまま保存した時の重さの変化

重さの変化を見ていくとこんな感じです。初日のれんこんの重さは227.1gです。

そのまま冷蔵保存したれんこんの重さの変化

3日目は212.4gで初日から5.5%減、1週間目は190.0gで初日からは16.4%減、10日目は177.8gで初日からは21.8%減となっています。

経過日数重さ(増減率)
初日のそのまま保存するれんこん227.1g
3日目のそのまま保存したれんこん212.4g(-6.5%)
1週間目のそのまま保存したれんこん190.0g(-16.4%)
10日目のそのまま保存したれんこん177.8g(-21.8%)

重さの変化もそれぞれの保存方法ごとにまとめるとこんな感じです。やはりそのまま保存したものが最も重さの減りが多いです。そのままポリ袋に入れたものも-1.0%減と重さの減りはかなり抑えられますが、ラップをしたものに関してはほぼ初日と変わっていません。

保存方法ごとの重さの変化を比較

基本的のポリ袋に入れるだけでも十分ですが、よりベストなのはラップで包んでからポリ袋に入れて保存する方法だといえます。

ちなみに今回の検証については以下の動画でも詳しく取り上げているので、併せて参考にしてみてください。

れんこんのその他の冷蔵保存の仕方

茹でてから冷蔵庫で保存

れんこんは茹でてから冷蔵庫で保存もできます。まずはれんこんの皮をむき、2mmほどに輪切りにします。サイズが大きいときは半分にカットしてから輪切りにします。

カットしたれんこんは酢水に5分ほど入れてあく抜きします。酢水はれんこん200gなら水500mlと酢小さじ1の分量です。酢水につけておくことで変色も抑えられます。

輪切りにしたれんこんを酢水に浸ける

鍋に水を入れて沸騰させ、れんこんを1分ほど茹でます。

輪切りにしたれんこんを茹でる

茹でたらざるにあげて冷まします。

茹でたれんこんをざるにあげて冷ます

れんこんがさめたらキッチンペーパーで水けをふき取り、保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。これで3日は持ちます。

茹でたれんこんを保存袋に入れて冷蔵保存

  • 使う道具 - 保存袋、
  • 保存方法 - れんこんを茹でてから冷まし、保存袋に入れて冷蔵庫で保存
  • 保存期間 - 3日間

れんこんのきんぴらにしてから冷蔵庫で保存

れんこんのきんぴら

れんこんはきんぴらにしておいてから冷蔵庫で保存することもできます。温めなおすだけでいつでも食べられるので作りおきのおかずとしても便利です。作り方を紹介します。まずは使う材料です。

レシピ(2人前)
  • れんこん … 1節(200g)
  • ごま油 … 大さじ1
  • 白いりごま … 適量
  • 一味唐辛子 … 少々
  • 調味料A
    • 酒 … 大さじ1
    • しょうゆ … 大さじ2
    • 砂糖 … 大さじ1

まずはれんこんを1〜2mmに輪切りにします。サイズが大きいものは半月切りにするといいです。

次にフライパンにごま油を引いて中火で熱し、れんこんを加えて3分ほど炒めます。

輪切りにしたれんこんを炒める

れんこんの色が変わってきたら調味料Aを入れ、2分ほどよく混ぜ合わせます。

調味料を加えて炒める

さいごに一味唐辛子と白いりごまをふってさっと混ぜ合わせたら出来上がりです。

一味唐辛子とゴマを振りかける

後は冷めるまで待って保存袋に入れ、冷蔵庫で保存すれば3日ほど持ちます。食べるときは耐熱皿に移してレンジで温めなおすといいです。

れんこんのきんぴらを保存袋に入れて冷蔵保存

  • 使う道具 - 保存袋
  • 保存方法 - れんこんのきんぴらを作り、冷めたら保存袋に入れて冷蔵庫で保存
  • 保存期間 - 3日

れんこんのお焼きにしてから冷蔵庫で保存

れんこんのお焼き

れんこんはお焼きにしておいてから冷蔵庫で保存することもできます。温めなおすだけでいつでも食べられるので作りおきのおかずとしても便利です。作り方を紹介します。まずは使う材料です。

レシピ(3〜4人前)
  • れんこん … 大1節(400g)
  • むきエビ … 100g
  • 刻みネギ … 大さじ4
  • ごま油 … 大さじ2
  • 調味料A
    • 片栗粉 … 大さじ2
    • 卵白 … 1個分
    • 塩 … 小さじ1/2
    • こしょう … 少々
  • 調味料B
    • 酒 … 大さじ1と1/2
    • 砂糖 … 大さじ1と1/2
    • みりん … 大さじ1と1/2
    • しょうゆ … 大さじ1と1/2
    • 水 … 大さじ1と1/2

小ねぎは小口切りに、むきエビは細かくざく切りにします。

れんこんは皮をむいてからすりおろします。すりおろすと以下の画像のように水気もかなり出ます。

れんこんをすりおろす

水けは押すとよく出るので、水気があまりでなくなるまで、押して出た水けを捨てるのを何度か繰りかえします。

汁気を押し出したすりおろしたれんこん

すりおろしたれんこんに小ねぎとむきエビ、片栗粉、卵白、塩、こしょうをくわえ、よく混ぜ合わせます。調味料Bの材料も別のボールなどに入れてよく混ぜ合わせておきます。

すりおろしたれんこんと他の材料を混ぜ合わせる

フライパンにごま油を引いて中火で熱し、れんこんを丸く平らになるように形を整えてから、並べ入れます。

れんこんの形を整えて並べる

焼き色がついてきたらひっくり返し、裏側も焼き色がついてきたら、混ぜ合わせておいた調味料Bを全体に回しかけます。

焼き色がつくまで焼く

両面に調味料Bがよく絡むように一回ひっくり返したら、さっと絡めて出来上がりです。

調味料を加えてからめる

後は冷めるまで待って保存袋に入れ、冷蔵庫で保存すれば4〜5日は持ちます。

れんこんのお焼きを保存袋に入れて冷蔵保存

  • 使う道具 - 保存袋
  • 保存方法 - れんこんのお焼きを作り、冷めたら保存袋に入れて冷蔵庫で保存
  • 保存期間 - 3日

れんこんを常温で保存

冷暗所なら常温保存も可能

れんこんは冷暗所が確保できるなら常温での保存も可能です。冬場などで外気が低くなる季節で部屋の室温もそれほど上がらない環境なら常温でも保存できます。乾燥しないようにラップで包んでポリ袋に入れ、常温保存します。冷暗所での保存で3日は持ちます。

れんこんを常温保存

  • 使う道具 - ラップ、ポリ袋
  • 保存方法 - 新聞紙で包んで冷暗所で保存
  • 保存期間 - 3日

気温の高い時期は常温保存は厳禁

ちなみに冬場以外で気温が上がってきた時期には常温保存は厳禁です。こちらは室温が22度から28度と比較的高い室温で常温保存したものです。初日はこのように切り口もきれいな状態です。

常温保存するれんこんの切り口1日目

これが10日もするとこのように切り口がこげ茶色に変色してしまいました。味の方も大きく落ちていました。冬場以外はれんこんは冷蔵庫での保存がよさそうです。

常温保存するれんこんの切り口10日目

ちなみにれんこんをこげ茶色に変色させてしまった失敗談についてはれんこんがこげ茶色に!この保存法だけはやっちゃダメ!ちなみにまだ食べれるの?でも解説しているので、こちらも参考にしてみてください。

れんこんを冷凍庫で保存

れんこんをレンジで加熱してから冷凍保存

れんこんはレンジで加熱した後冷凍保存も可能です。冷凍なら長期間保存できます。まずはれんこんの皮をピーラーでむいてから薄切りにします。

れんこんを薄く輪切りにする

こちらを酢水に1分ほどつけておきます。

輪切りにしたれんこんを酢水に浸ける

こちらを耐熱容器に入れ上からラップをのせます。このままレンジで加熱します。加熱時間はれんこん100gで600Wで2分、500Wなら2分30秒です。

輪切りにしたれんこんをレンジで加熱

あとはざるに移し冷めるまで待ちます。冷めたら冷凍用の保存袋に入れ金属トレイの上にのせて冷凍庫で保存します。これで1ヵ月は保存ができます。

輪切りにしたれんこんをレンジで加熱してから保存袋に入れて冷凍保存

  • 使う道具 - 冷凍用保存袋、金属トレイ
  • 保存方法 - れんこんをレンジで加熱してから冷まし、冷凍用保存袋に入れ、金属トレイにのせて冷凍保存
  • 保存期間 - 1ヵ月

れんこんのきんぴらにしてから冷凍庫で保存

れんこんのきんぴらも冷凍保存が可能です。作り方は冷蔵保存のところで取り上げたのでそちらを参照してください。保存は冷めてから冷凍用保存袋に入れ、金属トレイの上にのせて冷凍庫で保存します。これで1ヵ月は保存ができます。

れんこんのきんぴらを保存袋に入れて冷凍保存

  • 使う道具 - 冷凍用保存袋
  • 保存方法 - れんこんのきんぴらを作り、冷めたら冷凍用保存袋に入れて金属トレイの上にのせて冷凍保存
  • 保存期間 - 1ヵ月

れんこんのお焼きにしてから冷凍庫で保存

れんこんのお焼きも冷凍保存が可能です。作り方は冷蔵保存のところで取り上げたのでそちらを参照してください。保存は冷めてから冷凍用保存袋に入れ、金属トレイの上にのせて冷凍庫で保存します。これで1ヵ月は保存ができます。

れんこんのお焼きを保存袋に入れて冷凍保存

  • 使う道具 - 冷凍用保存袋
  • 保存方法 - れんこんのお焼きを作り、冷めたら冷凍用保存袋に入れて金属トレイの上にのせて冷凍保存
  • 保存期間 - 1ヵ月

れんこんの解凍方法

冷凍したレンジで加熱したれんこんの解凍方法

冷凍したレンジで加熱したれんこんは、炒め物や煮物に使うなら冷凍のまま使ってもかまいません。ちなみに下の画像は冷凍したレンジで加熱したれんこんです。

レンジで加熱してから冷凍したれんこん

下の画像はフライパンなどで加熱解凍したレンジで加熱して冷凍したれんこんです。

加熱解凍したレンジで加熱してから冷凍したれんこん

冷凍したれんこんのきんぴらの解凍方法

れんこんのきんぴらは冷蔵庫で自然解凍して、冷たいままでも食べられますが、温めなおした方がおいしいです。なのでレンジで温めなおしてからいただきましょう。保存袋から耐熱皿に移し、レンジで温めなおすといいです。ちなみに下の画像は冷凍したれんこんのきんぴらです。

冷凍したれんこんのきんぴら

冷凍したれんこんのお焼きの解凍方法

れんこんのお焼きはまずはレンジで解凍します。レンジでの解凍では加熱し過ぎないように注意してください。解凍したらオーブンで加熱します。オーブンで加熱することで水分が飛び、カリっと仕上がります。ちなみに下の画像は冷凍したれんこんのお焼きです。

冷凍したれんこんのお焼き

下処理して冷蔵、冷凍したれんこんを使ったレシピ

れんこんの明太マヨ和え

れんこんの明太マヨ和え

下処理して冷蔵庫や冷凍庫で保存したれんこんを使ったレシピを紹介します。まずは茹でてから冷蔵庫・冷凍庫で保存したれんこんを使ったレシピです。今回紹介す

るのはれんこんの明太マヨ和えです。

レシピ(3人前)
  • れんこん … 1節(200g)
  • バター … 7g
  • 明太子 … 1腹(大さじ2杯分)
  • マヨネーズ … 大さじ2
  • 刻みのり … 適量

まずはバターをレンジで20秒ほど過熱して少し溶かしておきます。

レンジで加熱したバター

次に明太子の身を薄皮から取り出しボールに入れ、バターとマヨネーズも加えてよく混ぜます。

バターとマヨネーズ、明太子を混ぜ合わせる

ここにれんこんを加えてよく和えます。最後に器に盛って刻みのりを振りかければ出来上がりです。

れんこんを加えて和える

れんこんとひき肉のピリ辛炒め

れんこんとひき肉のピリ辛炒め

次に茹でて保存したれんこんを使ったれんこんとひき肉のピリ辛炒めについて紹介します。使う材料は以下の通りです。

レシピ(3人前)
  • れんこん … 1節(200g)
  • 鶏ひき肉 … 150g
  • ごま油 … 大さじ1
  • ししとうがらし … 10本
  • 豆板醤 … 小さじ1
  • 砂糖 … 小さじ1
  • 塩・こしょう … 少々

まずはししとうのへたをカットして、斜めに半分にカットします。

次にフライパンにごま油を引いて中火で加熱したら、ひき肉と豆板醤を加えて、木べらでほぐしながらよく炒めます。

ひき肉を炒める

そこにれんこんとししとうを加えて火が通るまで炒めます。砂糖を加え、塩と胡椒で味を調節してさっと炒めたら完成です。

れんこんとししとうを加えて炒める

れんこんの鮮度を見るポイント

れんこんを少しでも長く日持ちさせたいならまずは購入段階でしっかりといいものを選ぶことも大切です。れんこんはふっくらとした見た目でハリがあり、色は薄茶色のものがいいです。

肌色で色ムラのないれんこん

カットした断面はきれいでみずみずしく、穴の内側もきれいなものがいいです。また手に取ってみてハリや固さがあり重量感のあるものも良品です。くわしくはれんこんの見分け方・選び方、おいしさと鮮度を見分けるコツを紹介!で解説しています。

まとめ

今回はれんこんの保存方法が本当に効果があるのかを、実際に試してみて検証しました。結果は何もせずに野菜室で保存すると、ハリがなくなってしわがより、みずみずしさもだいぶ減っていましました。

また、切り口も乾燥が進み黒く変色してしまいました。一方ラップをしてポリ袋に入れて野菜室で保存すれば、2週間たってもハリや固さはしっかり維持され、切り口こそやや乾燥して変色も見られますが、少しカットすれば中はきれいでみずみずしい状態を維持していました。

なのでれんこんを保存するならしっかりとラップをしてポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存することをおすすめします。

参考書籍
プロが教える食材の裏ワザ
食材完全使いこなし事典
材料の下ごしらえ百科
いちばんわかりやすい家事の基本大事典
からだにおいしい 野菜の便利帳
もっとからだにおいしい野菜の便利帳
料理の裏ワザ便利帳
野菜の基礎知識
間違いだらけの食材保存&調理術
節約&かんたん冷凍保存大事典
農家が教える野菜の収穫・保存・料理
もっとおいしくながーく安心食品の保存テク
栽培技術・利用方法がわかる野菜・山菜ハンドブック
野菜の保存&使いきりレシピ
野菜おかず作りおきかんたん217レシピ

最終更新日 2024/03/01

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この記事を書いた人

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生活知恵袋の管理人で管理人の名前も生活知恵袋と申します。料理研究家です。2002年より当サイトを運営。野菜を中心に食品に関する見分け方や保存方法などを、実際の検証とともに解説した記事を多数執筆。光熱費や水道代の節約、衣服や住まい、掃除に関する豆知識も紹介。

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