同じ品種のさつまいもでも大きいものや小さいものなど商品によってばらつきがあります。ここで気になるのはサイズや太さによって味は異なるかどうかです。もし違いがあるならよりおいしい方を選びたいものです。
そこで今回は大・中・小、太い、細いさつまいもをそれぞれ食べ比べて見て、味に違いがあるのかどうかを検証してみることにします。
まずはこちらが今回購入してきたさつまいもです。紅あずまという品種で、3つのサイズのさつまいもが入っていました。さつまいもも品種が違うと味も変わってくるので、今回は同じ品種で同じ袋に入って販売されていたもので検証しています。
価格は税込みで250円とかなりお得でした。よく行く産直で購入したのですが、その日にとれた新鮮野菜も多く、価格もお得でいつも重宝しています。
それぞれの太さのさつまいもを見ていくことにします。こちらは一番サイズが大きくて丸々と太さもあるさつまいもです。
計ってみると太さは6.3cmでした。
重さは1本で422.8gです。
こちらは中サイズのさつまいもです。よく見かけるサイズのさつまいもになります。
太さは4.6cmでした。
重さは1本で237.4gです。
こちらは細長い小ぶりなさつまいもです。
太さは2.5cmでした。
重さは1本で62.5gです。
それぞれのサイズのさつまいもを並べるとこんな感じです。
それでは実際にそれぞれの大きさ、太さのさつまいもを食べ比べてみることにします。まずはさつまいもをこのように蒸し器に入れます。蒸し器は水を入れて沸騰させておきます。蒸し器にさつまいもを並べたら蓋をして蒸します。
大きさが違うので蒸す時間はそれぞれバラバラです。大体さつまいものつまようじを刺してみて、中まで引っ掛かりがなくすっと入るぐらいになればしっかりと火が通っています。
細い方は18分ほどで蒸し上がりました。中サイズの方は32分ほどで、大きなものは時間がかかって45分ぐらいで蒸し上がりました。
こちらは細いさつまいもを蒸したものを輪切りにしたものです。予想では細いので味もいまいちでおいしくないのではないかと思っていたのですが、食べて見てすぐに口の中に甘みが広がり、十分においしいさつまいもでした。こんな甘いんだと正直驚きました。
次は中サイズのさつまいもを輪切りにしたものを食べて見ました。こちらもしっかりとさつまいもの甘みがありました。ただ正直細い方と比べてそんなに味に違いはありませんでした。逆に言うとさつまいもは細長くても十分に甘みはあるようです。
最後に大きくて太いさつまいもを輪切りにしました。こちらも食べて見ましたが、ほとんど味は変わりません。しっかりと甘みがあっておいしかったのですが、中サイズのものと比べると少し甘みが穏やかな気がしました。
比べて見ないとわからない程度ではありますが、どうやらさつまいもは大きく育ちすぎると甘みが少し薄れてくるようです。
それぞれのサイズや太さのさつまいもの味の違いをまとめるとこんな感じです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はさつまいもが大、中、小、太い、細いで味に違いがあるのかどうかを実際に食べ比べて見て検証しました。結果は細くても特に味が落ちるということはありませんでした。細長いさつまいももよく見かけますが、そんなに気にせずに購入してもよさそうです。
一方サイズの大きなさつまいもですが、こちらも十分に甘みはあったのですが、中サイズのものと比べると若干ですが甘みが控えめでした。
さつまいもは大きくなりすぎると甘みも少し落ちてくるようです。ただそこまで大きな差ではないのでそんなに気にしなくてもいいのですが、より甘いさつまいもを選びたいなら中サイズぐらいのものまでで選ぶといいです。