HOME > 食材の加熱調理の疑問 > さつまいもはゆでる、蒸す、レンジのどれが正解なの?検証してみたら驚きの結果に!
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さつまいもを加熱調理する場合、茹でる方法以外にも蒸したりレンジで加熱する方法もあります。ただ味や食感はどれがいいのでしょうか。
気になったので実際にそれぞれの方法でさつまいもを加熱調理してみて、どれが一番味や食感がいいのかを検証してみることにします。
まずはさつまいもを茹でて見ます。こちらは茹でる前のさつまいもです。重さは167gです。こちらを茹でます。
鍋に水を入れて水からさつまいもを茹でていきます。沸騰したら中火にして茹でます。
茹で加減はつまようじなどを刺してみて、すっと入るぐらいが頃合いです。外側は火が通りやすいですが、中心部は火が通るまで時間がかかります。つまようじを刺してみて中心がまだ少し固い感じだとゆで時間は足りていません。
外側も内側も同じくらいの柔らかさになったらちょうどいいです。ゆで時間はさつまいもの大きさによっても変わってきますが、今回のさつまいもの場合は水から茹でて28分ほどかかりました。
こちらは茹でたさつまいもです。
カットした断面はこんな感じです。中までしっかりと火が通っています。
こちらは食べやすいように輪切りにしたものです。食べてみたところさつまいもの甘さがしっかりと出ていておいしかったです。食感はしっとりとして柔らかくてこちらもよかったです。
次は蒸し焼きにした場合を見ていきます。こちらが蒸す前のさつまいもです。重さは172gです。こちらを蒸し焼きにします。
蒸し器に水を入れてさつまいもを台の上に載せます。あとはふたをして蒸していきます。
ふたはこのようにふきんなどで包んでおくと、ふたに付いた蒸気が垂れてさつまいもに落ちてさつまいもが濡れてしまうのを抑えることができます。包むふきんは垂れ落ちて火もとにかかって焦げたり火が付かないように注意してください。
加熱時間は中火で20分から30分ほどです。さつまいもの大きさによっても変わってきます。ちなみに今回は25分ほどかかりました。
こちらは蒸し焼きにしたさつまいもです。
カットした断面はこんな感じです。こちらも中までしっかりと火が通っています。
こちらは輪切りにしたものです。食べてみたところこちらもさつまいもの甘みがしっかりと出ておいしかったです。茹でた方に比べると少し甘みは強い感じはしました。食感はしっとりとして柔らかくなっていましたが、茹でた方に比べると少しホクホク感がある気がします。
最後にレンジで加熱した場合を見ていきます。こちらはレンジで加熱する前のさつまいもです。重さは約200gほどです。(重さの動画ではなくて回転してる方を使う)
こちらをレンジで加熱します。まずはキッチンペーパーを濡らしてからさつまいもを包みます。
これをラップで包みます。
こちらをレンジで加熱します。加熱時間はさつまいも200gで100Wで30分です。100Wがなければ200Wで加熱します。200Wの場合は12分です。ただ200Wの場合は100Wに比べると甘みは落ちます。
ワット数による甘さの違いについてはさつまいもをレンジで加熱するなら600W、200W、100Wのどれが一番甘くなるの?検証したら驚きの結果に!でも詳しく解説しているので合わせて参考にしてみてください。
100W、200Wがない場合は解凍モードを利用してみてください。解凍モードが100Wか200Wかわからない場合は、まずは200Wの12分加熱してみて、足りないようなら時間を延ばして追加で加熱してみてください。
こちらはレンジで加熱したさつまいもです。
カットした断面はこんな感じです。こちらも中までしっかり火が通っています。
それぞれの加熱方法での断面はこんな感じです。どれもそんなに違いはありません。
食べてみたところこちらもしっかりと甘みが出ておいしかったです。蒸したものに比べると若干ですがこちらの方が甘みがある感じがしますが、ほんとに少しの差です。
こちらは輪切りにしたものです。食感はこちらもしっとりとして柔らかいですが、蒸したものよりも少しホクホク感がある気がします。
3つを食べ比べてみた感想は味に関してはどれもしっかり甘みがあってよかったです。ただ若干の差で茹でたものよりも蒸したものが、蒸したものよりもレンチンしたものが甘みがありました。
食感もどれもしっとりとして柔らかかったのですが、こちらも茹でたものよりも若干蒸したものの方が、蒸したものよりもレンチンしたものの方がホクホク感がある気がしました。
星で表すならレンチンしたさつまいもが星5なら、蒸したさつまいもは星4.8、茹でたさつまいもは星4.5といった感じです。
正直味や食感だけで見るならわずかな差ではありますがレンチンしたものがよかったです。ただレンチンの場合は1個で100Wで30分かかりますが、2個になるとかかる時間は倍に、3個なら3倍になります。
ちなみに2個、3個レンチンする場合はまとめてやらないで1つずつやった方がいいです。
一方蒸すほうも茹でる方も、鍋に入る限り同じ時間で、2個、3個、4個と同時に調理できます。味の差はそこまで大きくはないので一度に数個調理するなら蒸す方法がおすすめです。
1個だけ食べたい場合はレンチンでいいと思います。レンチンなら水や鍋などもいらないので、かたずけの手間も省けます。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、合わせて参考にしてみてください。
今回はさつまいもを加熱調理するなら茹でるのと蒸すのとレンジのどれがいいのかを検証しました。味や食感を重視するならレンチンがおすすめです。
1度に沢山調理するなら1個でも数個でも同じ時間で済むので蒸すほうをおすすめします。