しめじの石づきをカットするときにこのように横からざっくりと切っている方も多いかと思います。実はこのやり方もったいないのでおすすめしません。
今回はこのやり方だとどのくらいもったいないのかを検証し、無駄なく切るにはどうしたらいいのかを解説します。
まずはどのくらい無駄になるのかの解説です。このようにしめじの石づきをざっくりと横からカットします。
こちらはカットしたものです。重さは123gです。
カットした石づきの重さは25gです。
ちなみにカットする前のしめじの重さは149gです。カットしたしめじの重さの123gを全体の重さの149gで割ると82.5%になります。つまりこの方法だと全体の82.5%の利用となります。
次はより無駄の少ないしめじの石づきの取り方を紹介します。やり方はしめじを持ったら1本ずつこのように石づきから抜いていきます。
最初は丁寧に抜いていったのですが、途中からこのように倒すだけで簡単にはがしてとることができました。ポンポンとはがして行けたのでこちらの方法でもそんなに時間がかからずに簡単に石づきからしめじをとりはずすことができます。
こんな感じで石づき部分だけを残してしめじをとることができました。しかも1本ずつ取るのでカットした後にしめじをバラバラにほぐす手間も省けます。
それではこちらの場合の利用率はどのくらいなのかも計算してみます。まず石づきからはがす前のしめじ全体の重さです。重さは138gです。
こちらははがしたしめじの重さで123gです。
はずした石づきの重さは13gです。
はずしたしめじの重さ123gを全体の重さの138gで割ると89.1%になります。こちらの方法なら89.1%も利用できます。
ざっくりとカットしたときの利用率が82.5%だったので、こちらの方がより無駄なくしめじを利用できるのがわかるかと思います。
今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はしめじの石づきの切り方の問題点と、正しい取り方について解説しました。簡単なのでついついざっくりと切ってしまいがちですが、この方法だと食べれる部分がまだカットした方に結構残っていることも多いです。
一方で手ではがすやり方なら、石づきだけを残して食べれる部分をしっかりと取り外すことができます。またカットした後に1本ずつにほぐす手間も省けます。今回のやり方を参考にしていただけると幸いです。