しょうがは今まで皮をむいてからすりおろして使っていたのですが、皮付きのままでもいいそうです。
ただ実際皮付きだと味や香り、食感がどのように変わるのかが気になったので、今回は両方を試してみてどのくらい違うのかを検証してみることにします。
そもそも皮付きですりおろすという発想が今までなかったので、当然のように皮はむいてからすりおろしていたのですが、調べたところしょうがの香りや風味は皮に近い部分に多く含まれているそうです。
なので皮はそのままですりおろしたほうがその部分も無駄なく利用できて、香りや風味がより楽しめるわけです。まだ実際に検証してみたわけではありませんが、皮付きの方がよさそうな気がしてきました。
それでは実際にしょうがをすりおろしてみることにします。まずは通常通り皮をむいてからすりおろすことにします。皮は平たい部分は包丁でむいていきます。
くぼんだ部分は包丁だとむきづらくて、実まで多めにカットしがちです。そこでこのようにスプーンを使います。スプーンでこそげとってやると表面の部分だけこのように奇麗にとれるので便利です。
こちらは皮をむいたしょうがです。
これをすりおろし器ですりおろします。
こちらはしょうがの皮をむいてすりおろしたものです。色は濁りはなくてきれいな黄色で見栄えもいいです。食べてみたところしっかりとしょうがの味や風味がありました。食べた時の食感もよかったです。
次はしょうがを皮付きのまますりおろしてみることにします。ちなみに皮付きでもこのように黒ずんできたり、傷んでいる部分の皮はむいてから利用します。
こちらは皮付きのままカットしたものです。
こちらをすりおろし器ですりおろしてみることにします。
こちらは皮付きのまますりおろしたしょうがです。皮付きなので色味は黄色一色ではなくて、皮の茶色も混ざったやや濁った色をしています。
食べてみたところこちらもしょうがの味や風味はしっかりありました。ただ皮をむいたものに比べるとしょうがの辛みがかなり強いです。食感は皮も含まれているの皮をむいたものに比べると少し繊維っぽさが強かったです。
2つを食べ比べて見た結果は味や風味はそんなに差は感じませんでした。それより辛みの差が強くてそちらの方が気になりました。しょうがは皮付きのまますりおろすと辛みがかなり強くなるようです。
辛味を星で表すなら皮をむいたしょうがが星2.5なら、皮付きのしょうがは星5といった感じです。煮物料理や炒め物などでしょうがの風味だけでなく辛味もしっかり生かしたい場合や、辛味が強い方が好きな方は皮付きですりおろすといいです。
一方辛みはマイルドに抑えたいなら皮をむいてからすりおろすといいです。冷ややっこに乗せる場合などで奇麗な黄色の色味を生かしたい場合も皮はむいてからすりおろすといいです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、よかったら合わせて参考にしてみてください。
今回はしょうがをすりおろすなら皮付きの方がいいのが皮はむいてからの方がいいのかを検証しました。確かに皮付きのまますりおろしたほうが辛みが強かったです。
ショウガの辛みが好きな方や辛みを生かした料理で使うなら皮付きのまますりおろすといいです。
ショウガの辛みが苦手な方や強すぎる辛みを抑えたい場合は皮をむいてからすりおろすといいです。また色味を生かしたい場合も皮をむいてからすりおろしたほうがいいです。