今回卵を冷凍保存するとどうなるかを検証してみたのですが、結果はこのように解凍したときに黄身が球体になってしまいました。
予想外の結果だったのですが、今回はその経緯を詳しく見ていくとともに、冷凍して解凍した卵の味や食感はどうなるのかを検証していきます。
卵を冷凍保存するとこうなりました。冷凍したことにより卵の体積が増えたためか、殻に大きなひびが入っています。触ってみると当然ですがかなりカチカチになっています。
このままでは殻もしっかりとくっついていてむくことはできませんが、このように流水にさらすと簡単に殻を外すことができます。
冷凍した卵の中身はこんな感じです。
冷凍保存した卵を解凍してみることにします。解凍は流水解凍だと20分ほどでできるので便利です。水は熱伝導率が高いので、そのまま常温で解凍するよりも早く解凍できます。ちなみに常温で解凍した場合は部屋の室温が22度で、1時間20分ほどかかりました。
それでは実際に流水解凍してみることにします。まずは流水解凍では直接水に卵が触れないよう、まずはラップでこのように包みます。
これを容器に入れてこのように流水解凍します。
こちらが流水解凍した卵を割ったものです。このように黄身だけまんまるとした状態になっています。ちなみに黄身はまだ凍っているわけではなくてしっかりと解凍されています。
いったん冷凍してから解凍すると、このように黄身は丸い状態で固定されるようです。
ちなみに生の卵の場合はこんな感じで黄身は楕円で平たくなっています。
並べるとこんな感じです。左は生の卵で、右は冷凍してから解凍した卵です。黄身の形が全然違うのがわかるかと思います。
ちなみに解凍した卵の黄身を割るとこんな感じです。中までだいぶ固まっているのがわかるかと思います。
ちなみにこちらは通常の卵の黄身を割ったものです。黄身を割るとさらっと中の卵黄が流れ出てきます。
並べるとこんな感じです。左が生の卵で、右は冷凍してから解凍した卵です。黄身に関しては大分変っているのがわかるかと思います。
肝心の味や食感ですが、解凍した卵はかなりクリーミーな食感ですで、味に関してはやや淡泊な感じがします。
一方通常の卵ですが、黄身はそこまで粘度はなくてさらっとしていて、味は濃厚な感じがしました。
味や食感については好みがわかれるかと思いますが、個人的には冷凍していない卵の方がおいしく感じました。
ちなみに今回の検証については以下の動画でも取り上げているので、併せて参考にしてみてください。
今回は卵を冷凍した後、解凍したらどうなるのか、味や食感はどう変わるのかを実際に試して検証してみました。卵は冷凍してから解凍すると白身はそんなに変化しませんが、黄身は解凍したにもかかわらず球体のまま固まった状態になります。
食感も生のトロっとした状態ではなく、溶ける前のバターのような状態に近くなります。味は生の卵よりもややたんぱくです。食感も味もだいぶ変わるので、ぜひ一度試してみてその違いを味わってみてください。