たまねぎの茶色の皮をむいた後に出てくる緑色の部分ですが、この部分までむいたほうがいいのでしょうか?実はたまねぎの皮は緑の部分も問題なく食べられます。
ただ味や食感どうなのでしょうか。気になったので今回はまだ皮が緑っぽい部分と、しっかり白い部分を食べ比べてみて、味や食感がどのくらい違うのかを検証してみることにします。
まずたまねぎの皮がなぜ緑色になるかですが、これは日の光をあびて光合成をして葉緑素ができるからです。この緑になった部分にも栄養は多く含まれます。
それでは実際に皮をむいてみます。こちらが今回検証するたまねぎです。
こちらは皮を3枚ほどむいたものです。やや皮が緑がかっているのがわかるかと思います。
上の方が緑がかっていて下の方はほぼ真っ白です。これは日の光が上から当たって上の方がよく光合成をしているからです。
もう1枚ほど皮をむくと全体的に真っ白でした。
つぎにたまねぎの緑の皮と白い皮を食べ比べてみることにします。まずは皮が緑がかったたまねぎです。このまま生で食べてみたところしっかりたまねぎの味や風味、甘みやあとから来る辛みがありました。
ただ少し甘みが弱い感じがしました。皮も若干固めな感じがしましたが、食べる分には全然問題ないです。
こちらは皮が白いたまねぎです。食べてみたところこちらも味や風味、辛みがしっかりあって、甘みはこちらの方がやや強くておいしかったです。皮は適度な柔らかさで、みずみずしさもこちらの方が少しある気がします。
2つを食べ比べてみた感想は味については皮が白い方がやや甘みがあってよかったです。食感も皮が白い方が皮が適度な柔らかさでよかったです。星で表すなら皮が白い方のたまねぎが星5なら皮が緑の方は星4といった感じです。
次はそれぞれフライパンに油を引いて炒めてから食べ比べてみることにします。
こちらは皮が緑がかったたまねぎを炒めたものです。食べてみたところ炒めることで味や風味が深まり、辛味も消えておいしかったです。ただ甘味はやはり少し弱めでした。
食感は炒めたことで柔らかくなっていますが、皮は若干固めです。ただ食べていて気になるほどではないです。
こちらは皮が白いたまねぎを炒めたものです。食べてみたところ味や風味、甘みが深まり、辛味も消えておいしかったです。食感も適度な柔らかさでよかったです。
2つを食べ比べてみた感想は炒めた場合でも皮が白い方が甘みがあって、食感も適度な柔らかさでよかったです。星で表すなら皮が白い方のたまねぎが星5なら皮が緑の方のたまねぎは星4といった感じです。
ちなみに今回の検証についてはこちらの動画でも取り上げているので、合わせて参考にしてみてください。
今回は皮が緑の部分のたまねぎはむいたらダメなのかどうかを検証しました。結果は皮が白い部分のたまねぎに比べると味や食感はやや劣りました。
ただ緑の部分にも栄養が多く含まれ、白い部分には劣るとはいえ全然おいしくいただけます。なので食材を無駄なく生かしたいなら緑の部分はむかずに利用するのをおすすめします。